【お酒】677.大樽 上撰 カップ [30.和歌山県の酒]
中野BC株式会社
和歌山県海南市藤白758-45
アルコール分 15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
昨日の長久上撰カップに引き続いて、今日も中野BCさんのお酒をいただきます。
昨日の記事では、中野BCさんは梅酒や梅機能性食品、化粧品など梅を使った製品を広く扱っていらっしゃることを紹介しました。
このうち、梅酒の商品開発について、昨日紹介した文献に興味深い記述がありました。
「チョーヤ梅酒や宝酒造など梅酒を手掛ける大手と同じ土俵で勝負しても勝ち目は薄いため、中野専務は「カクテル梅酒」という新ジャンルの商品の開発に踏み切った。」
「カクテル梅酒とは、梅酒にゆず、レモン、シークァーサー、イチゴなどの果汁をブレンドしたもの。非加熱のストレート果汁を使い、梅酒と果汁の風味が調和するよう何度も試作を繰り返した。」(※1)
私はこの記事を読んで、かつてhatumi30331さんがブログで中野BCの“梅酒祭り”を紹介なさっていた際に、いろいろな梅酒の写真や、試飲できる梅酒のメニューなどが掲載されていたのを思い出しました。
そのメニューによれば、果汁を混ぜたものだけでなく、緑茶梅酒や山椒梅酒、高麗人参梅酒なんてものあるのだとか。
さらには、“赤い梅酒”なる、百恵ちゃんが飲んでいそうなものまでありましたよ。
話をお酒に戻しましょう。
このお酒ですが、昨日の長久と同じく上撰と銘打たれています。
ですが、品質表示を見ても、両者のちがいはわかりません。
スーパーでは、たしかこちらのほうが20円くらい安く販売されていたと記憶しています。
長久とは、いったい何がちがうのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、長久と同じくあまり目立たない程度でした。
大樽という名前からして樽酒なのかとも思ったのですが、木香はありませんでした。
一方で、長久よりもアルコールの香りがやや強めのように思いました。
うまみは淡めでした。
長久よりも淡いかもしれません。
酒臭さはほとんどないみたいです。
酸味はややはっきりしています。
でも、長久ほどではないかもしれません。
すっぱさとさわやかさとが少しだけあって、それにちょっとピリッと感じました。
甘みはややはっきりしていますが、長久よりはかなりひかえめでした。
淡麗やや辛口のお酒でした。
甘みはあるものの長久より弱く、一方でアルコールの香りがはっきりしていたことから、やや辛口に感じました。
これは完全に私の予想ですが、こちらのほうが醸造アルコールの添加量と加水量とが多いことで、度数は同じでも淡く仕上がっているのではないでしょうか。
(※1)吉岡陽『元気なオーナー企業 第5回 【中野BC】カクテル梅酒でニッチ開拓 縮む市場から10年で脱却』p.51(日経トップリーダー 2012年9月号 日経BP社)
2015-09-25 21:56
あ~酒臭かった!(49)
酒くさコメント(4)
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銘柄とラベルのイラストを見ると、樽酒かと思いますがそうでは無いんだ。
梅酒の樽酒は有るそうですが・・・。
by エクスプロイダー (2015-09-25 22:59)
リンクありがとうございます。(*^▽^*)
ここの梅酒は、種類が多くて、楽しいですよ。
今年も、たぶん新酒祭りがあります。
オススメですよ。
by hatumi30331 (2015-09-25 23:05)
エクスプロイダーさん、これは樽酒ではないみたいでした。
by skekhtehuacso (2015-09-26 21:58)
hatumi30331さん、和歌山で中野BCのお酒を見つけたときに、真っ先に思い出したのがリンクをはらせていただいた梅酒祭りの記事でした。
今回のことで、なぜ中野BCさんがいろいろな種類の梅酒を出しているのかわかったので、有意義な酒飲みでした。
by skekhtehuacso (2015-09-26 21:59)