【お酒】713.世界一統 上撰 カップ [30.和歌山県の酒]
株式会社世界一統
和歌山市湊紺屋町一丁目10番地
原材料名/米(国産)米麹(国産米)醸造アルコール 糖類・酸味料
アルコール分14度以上15度未満
200ml
(以上、ラベルより転記)
和歌山で入手したお酒がまだ残っていました。
このお酒は、JR和歌山駅の改札脇にあった売店で入手しました。
この蔵元さんの社長さんは、南方さんというようです。
蔵元さんのWebsiteによれば「生物学者、民俗学者として世界的に有名な南方熊楠は創業者弥右衛門の次男として生まれ、私の曽祖父の兄にあたります。世界一統は南方熊楠ゆかりの蔵ともいえます。」のだとか。
南方熊楠については・・・、
すみません。私には、南方熊楠を語るに足りる知識がありません。
そんな南方熊楠ゆかりの蔵が造ったこのお酒ですが、誠に残念ながら、糖類酸味料添加の三増酒でした。
三増酒でも、おいしければいいのです。
しかし、おいしい三増酒には、なかなか出会うことができません(もちろん過去には出会ったことがありましたよ)。
これこそおいしいお酒であることを願いつつ、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
このお酒ですが、色はおいしそうです。
一口目で、けっこうピリッときましたよ。
すっぱさもありますが、それよりもピリピリ感のほうがはっきりしています。
うまみはやや濃いめですが、キレはよいみたいです。
酒臭さとはちがって、クドさを少し感じます。
それに、香ばしいような風味もちょっと感じます。
苦みもはっきりしています。
それらが口の中で広がったあとで、スッと引いていきます。
甘みは少しはっきりしています。
糖添酒らしいとろみを感じますが、それほど強くはありません。
パッと広がってスッと引く、ピリやや甘口のお酒でした。
いただいた直後は、“やや濃醇で”と書くつもりでした。
しかしコクがなく、またキレがよいので、濃醇という言葉を用いることは適切ではないと判断しました。
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