【お酒】870.榮川 辛口 300ml [07.福島県の酒]
榮川酒造株式会社
福島県耶麻郡磐梯町大字更科字中曽根平6841-11
精米歩合 70%
アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
会津産米100%使用
300ml詰
(以上、ラベルより転記)
“東北に酒あり”の謳い文句でお馴染みの榮川酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
榮川 エイセンカップ 特醸酒
榮川 純米酒 にごり カップ
榮川 本醸造 ぎょく 300ml
榮川 純米酒 300ml
榮川 純米酒 AIZUのお酒 アルミ缶
今日いただくこのお酒は、“辛口”と銘打たれた普通酒です。
精米歩合の表示は本醸造の基準を満たしておりますが、本醸造を名乗るために満たすべき基準は精米歩合だけではありません。
辛口という酒銘から察するに、醸造アルコールの添加量が本醸造の基準を満たさないのではないでしょうか?
それにしても、榮川酒造さんのお酒には辛口のものが多いように思います。
それなのに、わざわざ“辛口”を名乗るお酒を出すなんて、いったいどんだけ辛口なのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほんのわずかにわかる程度でした。
うまみはやや淡めですが、けっこうしっかりしていますよ。
お米のうまみをはっきりと感じとることができますし、うまみ自体に厚みがあります。
それでいて、苦みや雑味はありません。
酸味はややひかえめです。
すっぱさとさわやかさとをちょっと感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
辛口を名乗るだけあって、甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいですが、でもゼロではないと思います。
淡めだがしっかりした味わいの、やや淡麗で旨辛口のおいしいお酒でした。
甘みが少ないせいかややドライな口当たりですが、うまみがしっかりしているので物足りなさはないですね。
これまでの経験からして、世の中にはピリピリや薄味を“辛口”の名でごまかしているようなお酒が少なからずあったと思います。
しかし、今日いただいたこの“辛口”こそ、うまみをきちんと出しつつも甘みを抑えた、本当の“辛口=甘くないお酒”ではないでしょうか。
さすが、“東北に酒あり”の榮川酒造さんですね。
栄川といいうとピリ辛のイメージが強いと思っていたのですが、味わい深い辛口のようですね。今度チャレンジしてみたいと思いました。
by やまびこ3 (2016-05-08 12:01)
やまびこ3さん、私は3月に福島でこのお酒に出会うまで、榮川に“辛口”なる酒銘のお酒があるとは知りませんでした。
入手しやすいかどうかはわかりませんが、出会ったらぜひお試し下さい。
by skekhtehuacso (2016-05-08 22:08)