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【お酒】881.豊の秋 上撰 カップ [32.島根県の酒]

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米田酒造株式会社
本社:松江市東本町3-59
製造所:松江市南田町41

[原材料名] 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度
内容量 180ml
(以上、フタより転記)




島根県の県庁所在地である松江市の中心地に蔵を置く米田酒造さんのお酒は、かつて豊の秋の特別純米酒カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、上撰クラス(級別制度下における一級酒相当か?)の普通酒です。


このお酒のフタには、本社のほかに、製造所が表示されておりました。
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これに関連するかどうか定かではありませんが、手元の文献にはいかのような記述がありました。
松江市の中心市街地に近い米田酒造。初代の米田金五郎さんが明治29(1896)年に創業し、西蔵、東蔵と酒蔵を広げていたが、1931年の末次大火で西蔵を焼失。以降、東蔵が中心となり、酒造の歴史を重ねている。」(※1)

この「東蔵」が、“製造所”に該当する場所のようですね。


話のネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ちょっとはっきりしている程度でした。
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うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみの中に、お米のうまみをちょっと感じます。
それに、軽い渋みがちょっとはっきりしているようです。

酸味ははっきりしています。
すっぱさに鋭さを少し感じます。
でも、刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
べとつかない、さらっとした甘みを感じます。


うまみと甘みとを、酸味と軽い渋みとが引き締めている、やや濃醇で旨やや甘口のおいしいお酒でした。
一つひとつの味の要素ははっきりしているものの、それらがバランスよくまとまっているように感じました。
けっして飲みやすくはないですが、クセはなく、それに飲み応えがあります。
この味わいはきっと、魚料理に合うのではないでしょうか。

(※1)石原美和『しまね酒楽探訪』p.20(2013.10 今井出版)
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