【お酒】1023.七福神 大吟醸 てづくり 300ml [03.岩手県の酒]
菊の司酒造株式会社
岩手県盛岡市紺屋町4-20
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合50%
アルコール分15度以上16度未満
米・米麹は国産米使用
300ml詰
(以上、ラベルより転記)
岩手県盛岡市の中心市街地に蔵を置く菊の司酒造さんのお酒は、これまでに普通酒の菊の司粋然カップと、同じく普通酒の七福神粋然カップ、そして七福神の純米酒カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、満を持しての大吟醸です。
大吟醸は「精米歩合60%以下の白米、米こうじ及び水、又はこれらと醸造アルコールを原料とし、吟味して製造した清酒で、固有の香味及び色沢が良好なもの」(※1)、すなわち吟醸酒のうち、「精米歩合50%以下の白米を原料として製造し、固有の香味及び色沢が特に良好なもの」を指します(※2)。
大吟醸を名乗る場合にクリアすべき条件はこれら以外にもありますが、私はこの定義のうち、「吟味して製造した清酒で」あって「固有の香味及び色沢が特に良好なもの」という部分を満たすことこそが、大吟醸の大吟醸たる所以であると思います。
すなわち、“このお酒こそ、十分に吟味して造ったお酒であって、香味や色沢が特に良好なのだ”と蔵元さんが胸を張って言えるお酒だけが、大吟醸を名乗ることができるわけです。
逆にいえば、そう言い切れるお酒にしか、大吟醸を名乗らせてはならないのです。
今日いただくこのお酒は、はたして大吟醸を名乗るにふさわしいお酒なのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、透明でした。
ああ!
吟醸香すごいね!
盃に注いだだけで、フルーティーな香りがフワッと漂ってまいりましたよ。
うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
お米のうまみに、舌を突くようなシャープさがありますね。
吟醸酒らしい苦みもほんの少しあるみたいですが、まったく気にはなりません。
キレはよいものの、やはり香りは残ります。
酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さを感じます。
もちろん刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりしています。
強くはないものの、べとつかない甘みの存在を感じますね。
吟醸香が豊かで、シャープなうまみを感じる、淡麗旨口のお酒でした。
お米のうまみがはっきりしていますが、広がらずに舌を突いてくるみたいです。
表示はされておりませんでしたが、もしかして美山錦を使用ているのでしょうか?
口当たりがよくて飲みやすいですが、吟醸香がちょっと気になるかもしれません。
大吟醸を名乗るだけあって、たしかにきれいで香り高いお酒でした。
しかし私としては、菊の司酒造さんの普通酒や純米酒のようなしっかりした味わいを期待しておりましたので、いささか拍子抜けでした。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)1
(※2)(※1)2(2)
2016-11-05 20:30
あ~酒臭かった!(34)
酒くさコメント(2)
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只今、検診前の自主的禁酒中。
明日まで・・・・頑張る!^^;
by hatumi30331 (2016-11-05 21:53)
hatumi30331さん、私も人間ドックの前日は酒を我慢しました。
でも、もし飲んで検査を受けたらどうなるか、興味深いところではあります。
来年あたりやってみようかな?
by skekhtehuacso (2016-11-06 21:16)