【お酒】1032.福壽杯 上撰カップ [18.福井県の酒]
敦賀酒造有限会社
福井県敦賀市相生町21-10
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
このお酒の蔵元さんは、「那須家は屋号を「備前屋」といい、初代は慶長元年(一五九六年)より酒造業を営み寛永元年に敦賀で初めて清酒を造るようになった。」(※1)という、かなりの老舗でした。
ところでこのお酒ですが、ラベルには特に小印は表示されておりませんでした。
しかし、バーコードに上撰である旨が付記されておりましたので、ここではそれに従うことといたします。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを感じます。
ですが、それよりも苦みがはっきりしていて、しかも鋭さを感じます。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさに鋭さがありますが、それほど強くはないみたいです。
しかし、ちょっとピリッときますね。
甘みはややはっきりしています。
べとつかない、さらっとした甘みを少し感じます。
苦ちょいピリ旨やや甘口のお酒でした。
うまみはしっかりしているものの、苦みやピリピリ感が際立っていて、荒々しさを感じました。
ひかえめの甘みがこの荒々しさを幾分和らげてくれているようでしたが、それでもやはり目立ちました。
もしかしたら、燗にしたのがいけなかったのでしょうか?
それとも、7月製造分であったことから、劣化が生じたのでしょうか?
(※1)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.87(2002.3 橋本確文堂)
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