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【お酒】1045.早瀬浦 上撰 カップ [18.福井県の酒]

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三宅彦右衛門酒造有限会社
福井県三方郡美浜町早瀬第二十一号七番地

原材料名/米・米こうじ・醸造アルコール
全て国産米を使用
精米歩合/麹米55% 掛米70%
アルコール分/15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




 「早瀬浦」とは、酒蔵があるところのかつての地名で、江戸から明治初期かけて北前船の寄港地として名を馳せた。」(※1)という酒銘のこのお酒。


若狭湾と三方五湖にはさまれた地に酒蔵がある。漁師達に育まれたお酒として、キリッとした旨口のお酒が信条。」(※1)なのだとか。


そんなこのお酒ですが、精米歩合の表示だけを見れば、本醸造の規格に該当しております。
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しかし、本醸造である旨の表示は、ラベルのどこにもありません。
本醸造の他の条件(アル添量とか、麹米の使用量とか、米の規格とか)を満たしていないのでしょうか?
それとも、菊姫さんのように、たとえ本醸造の規格をみたしていても、本醸造の特定名称を敢えて使用しない主義なのでしょうか?


話のネタが尽きたところで、そろそろいただいた見たいと思います。
普通酒でしょうから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、けっこうはっきりしておりました。
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うまみは濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがしっかりしています。
ですが苦みもはっきりしていて、その苦みに重みを感じます。
また、アルコールの香りもけっこうはっきりしていますね。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが強めですが、深みのある酸味です。
それに、ちょっとピリッとくるみたいです。

甘みはややはっきりしています。
それにちょっとべとつくみたいです。


濃醇ちょいピリ苦やや甘口のお酒でした。
たしかにキリッとした旨口のお酒でしたが、苦みとちょいピリとが目立ちました。
それにアルコールの香りもはっきりしていたことから、アル添量が多めなのかもしれません。
漁師達に育まれたお酒ですから、きっと海の物と合わせるべきだったのでしょう。

(※1)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.87(2002.3 橋本確文堂)
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