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【お酒】1056.虎之児 上撰 嬉野温泉 酒カップ [41.佐賀県の酒]

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井手酒造有限会社
佐賀県嬉野市嬉野町下宿乙806-1

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
アルコール分15度
180ml詰
(以上、フタより転記)




虎之児(とらのこ)という酒銘の由来について、文献には以下のような記述がありました。

 井手酒造の創業は1868年、初代井手與四太郎は製茶の研究や海外輸出に関わる傍ら、嬉野川の清水を利用して酒造業を始めました。銘柄は「虎之児(とらのこ)」。初代は「虎はわが児を思う情けが非常に深い。その虎の児のように情けをかけ長く愛飲してもらいたい。そして千里を走る虎のようにその名が広く響き渡るように」と名付けたと伝えられています。」(※1)

そんな深い願いを込められた酒銘のこのお酒ですが、まことに残念ながら、糖類添加の三増酒でした。
ただし、酸味料は添加されていないみたいです。
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話のネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、わずかに茶色がかっているようでした。
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ハァ・・・。

うまみはやや濃いめです。
添加された味のようなクドさを感じます。
それに、渋みがちょっとあるみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはやっぱりはっきりしています。
少しべとついた感じがあって、とろみのような舌触りも感じます。


やや濃醇ですっぱ甘口のお酒でした。
これはあくまでも私の感想ですが、まるで酸味料が添加されているかのような味わいだと感じました。
私はこれまでにたった1,000種類ほどしか日本のお酒をいただいておりませんが、その少ない経験に基づいて判断しても、これは醸し出された味わいだとはちょっとちがうのではないかと思いました。

でも、実際にはこういう造り方もあって、私の経験がまだまだ浅すぎるだけなのかもしれません。


(※1)平尾茂『佐賀酒ものがたり』p.58(2014.1 西日本新聞社)
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