【お酒】1274.白鹿 カップ [08.茨城県の酒]
石岡酒造株式会社
茨城県石岡市東大橋2972
アルコール分15度以上16度未満
米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料
180ml詰
(以上、フタより転記)
“白鹿”といっても、灘の辰馬本家酒造さんが造ったお酒ではありません。
茨城県は石岡市に蔵を置く蔵元さんのお酒でした。
この酒銘について、手元にあった文献では以下のように紹介されておりました。
「 江戸時代から続く蔵元4社が1972(昭和47)年に合併、石岡酒造が誕生した。
(中略)
代表ブランドの「白鹿」は、合併4社のうちの1社が江戸時代から使用している銘柄で、鹿島神宮の白鹿に由来している。」(※1)
鹿島神宮というだけあって、鹿が神様の使いなのでしょうか。
それに、鹿といったらなかんずく奈良の鹿でしょうが、その奈良の鹿は、どうやら元々はこの鹿島神宮に由来するみたいですね。
そんな鹿島神宮に由来するという由緒正しき酒銘をいただくこのお酒ですが、まことに残念ながら糖類酸味料フル添加の三増酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
うまみはやや濃いめです。
最初に渋みがやってきます。
うまみにクドさがありますが、酒臭さ(←ほめ言葉です)もちょっと感じます。
キレはよく、透明感すら感じます。
酸味はひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。
甘みはややはっきりしています。
糖添三増酒にありがちなとろみのような舌触りはありますが、甘みにクドさはないですね。
やや濃醇で渋やや甘口のお酒でした。
渋みが鋭くて気になります。
甘味にも、とろみのような舌触りがありますね。
でもキレがよいせいか、それらが緩和されている感じがいたしました。
これはきっとアル添の効果でしょう。
(※1)『茨城の酒と蔵』p.119(2002.10 茨城新聞社)
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