【お酒】1282.瑞鷹 上撰 肥後六花カップ [43.熊本県の酒]
瑞鷹株式会社
熊本市南区川尻四丁目6-67
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分15度
内容量200ml
(以上、フタより転記)
熊本の酒と言えば、いの一番に出てくるのがこの瑞鷹でしょう。
かつて熊本県酒造研究所の設立にも尽力なさった瑞鷹さんのお酒は、このブログの草創期に瑞庸の上撰くまもとカップ(くまモン絵入り)をいただいております。
今日いただくこのお酒も上撰の普通酒ですから、おそらく同じ中身でしょう。
熊本のお酒ですが、入手したのは銀座にある熊本県のアンテナショップ“銀座熊本館”でした。
この通潤(左)と瑞鷹(右)とには、実は先月の初めに熊本駅の周辺で酒集めをした際に出会っていたのです
しかし、それらは製造年月が古かったことから(“考慮すべき特段の事由なき限り当月または先月製造分のもののみ入手する”という、あくまでも当方独自の基準に基づく評価です)、入手を断念した次第でした。
しかしこうして銀座で再会することができたことから、上記の基準を満たさなかったものの入手してしまいました。
(結局どうでもいいんじゃないか!)
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。、
うまみは濃いめです。
かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、熟成感も少し感じます。
それにちょっとクドさも感じます。
また、苦味が少し強めです。
キレはそれほどでもないみたいです。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。
また、アルコール由来と思われるさわやかさが少しはっきりしています。
それに、かすかにピリッと感じます。
甘みははっきりしています。
かなり厚い甘みですが、とろみのような舌触りやべとついた感じはしませんね。
濃醇ちょい苦甘口のお酒でした。
クドさがちょっとあって、しかも甘いので、重めの味わいのように感じました。
でも、それでいて三増酒のような画一的な味わいではなく、またアルコール由来のさわやかさが濃さを緩和してくれているようでした。
しかし、熊本では辛口酒を飲みたければ焼酎を飲めばいいわけですし、それに甘口だった肥後の赤酒の伝統を継承する味わいとして、熊本のお酒にはこの味わいが期待されているのかもしれませんね。
きっとこの味わいは、地元の食べ物と合わせてこそ映えるのでしょう。
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