【お酒】1294.亀の井 上撰 カップ [44.大分県の酒]
亀の井酒造合資会社
大分県玖珠郡玖珠町大字小田777
アルコール分/15度
原材料名/米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール、糖類
180ml
(以上、ラベルより転記)
このお酒ですが、上撰の小印が付けられているものの、残念ながら糖類添加の三増酒でした。
話のネタもないことですので、さっそくいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
うまみはやや濃いめです。
かもし出された酒臭さ(←ほめ言葉です)もありますが、それよりも独特の重い風味を感じます。
それに渋みもあって、これも重めです。
しかし、キレはよいみたいです。
酸味はややひかえめです。
すっぱさはほとんどなく、さわやかさを少し感じる程度です。
ですが、ちょいピリでした。
甘みはやっぱりはっきりしています。
とろみのような舌触りがあって、それに少しべとつくようです。
やや濃醇でちょい渋甘口のお酒でした。
独特の重い風味があって、渋みにも重さがありました。
甘めであることも、重さを増している要因かもしれません。
ですが、キレがよいせいか、後味はすっきりしていてクドさを感じませんでした。
かつて熊本県のことについて書かれた文献の記述を引用して同じようなことを紹介しましたが、麦焼酎が盛んに造られている大分県では、その焼酎がさっぱりした辛口酒の役割を担っていて、清酒には濃くて甘口であることが求められているのかもしれませんね。
そう考えると、この味もさもありなんといったところでしょうか。
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