はじめての“味ノマチダヤ” [旅]
味ノマチダヤ
それは、十数年前に興ったカップ酒ブームの際に、“地酒カップ”を企画して世に送り出した酒屋さんです。
「日本酒が低迷していた時代、何とかしたかったんです。三百円台で味見して失敗してもいいじゃないですか。美味しかったら四合瓶(七二〇ミリリットル)や一升瓶を買ってくれるかもしれない。仕掛けた当初、爆発的に売れてニュースになりました。同業他社も真似して売ったのですが、残念なのは、彼らは売れないとすぐやめてしまうこと。」(※1)という記述にあるとおり、ブームが去った今でもやめずにカップ酒を多く扱っていらっしゃる酒屋さんなのだとか。
(※1)東京人 2015年2月号 p.46(『地酒屋「味ノマチダヤ」訪問 好みの酒の選び方、教えてください!』p.45-49中 味ノマチダヤ代表取締役木村賀衛氏の発言録より) 都市出版
カップ酒がお好きな御仁にとってはあまりにも有名なお店ですが、あたしゃこれまでに一度も訪問したことがありませんでした。
そこで今回は、有効期限が来週の水曜日(1月31日)までと迫ってきた東京メトロの“新春デパート巡り乗車券”の最後の一枚(3枚目)を使用して、味ノマチダヤさんとその周辺とで酒集めをしてまいりましたよ。
まずは、西船橋駅から。
そうだよ、どうせオイラは千葉県民なんだよ!
なんか文句あるか!
西船橋駅からは、東京メトロ東西線の中野行普通電車に乗車。
座れない快速には乗らずに、ブログのネタになりそうな雑誌記事に目を通しながら座っていきます。
一時間弱乗って、終点である中野駅で下車。
駅前にあった立ち食いそば屋さんで昼の腹ごしらえ。
そばつゆのいい香りに誘われてしまいました。
太麺で、食べ応えがありましたよ。
中野駅正面にある商店街を北へと歩いて行きます。
さらに中野ブロードウェイを抜けて、
雪が残る早稲田通りを東へと歩いて行きます。
途中にあった三徳スーパーで、菊正宗の樽酒(普通酒)をGet!
キクマサの樽酒は本醸造が消えて純米化されてしまいましたが、それと飲み比べてやろうと目論んで入手しました。
天神坂上交差点で早稲田通りを離れて、北へと進路を変えて行きます。
それにしても、“-上=-Hill”なのか。
しばらく行くと、ありましたよ!
味ノマチダヤさんです。
販売されていたカップ酒のうち半分くらいは知っておりましたが、それでも見たこともないものや、そもそも存在しないと聞いていたカップ酒まであっちゃったりなんかしちゃったりして、驚きの連続でしたよ!
お店のお姉さんに伺ったところ、中には味ノマチダヤさんが蔵元さんに頼んで独自に製造してもらっているものもあるとのことでした。
そんな中から、あたしゃ以下の7個を選んでみましたよ。
まずは、喜正の純米カップ。
東京都あきる野市の地酒です。
あたしゃかつて武蔵五日市駅の周辺で酒集めをしたことがあったのですが、喜正には出会うことがかないませんでした。
普通酒カップ酒の存在は知っていたのですが、まさか純米カップがあるとは知りませんでしたよ!
奥播磨のカップ酒2種。
兵庫県姫路市の地酒です。
かつて姫路で酒集めをした際に、奥播磨のとり揃えが充実していた酒屋さんでカップ酒はないかと聞いてみたところ、「奥播磨にカップ酒は出とらんよ」と断言されたことがありました。
それなのに、このカップ酒っていったい・・・・。
これは墨廼江の特別純米カップ。
かつて墨廼江酒造さんが蔵を置く石巻を徘徊したことがあったのですが、影もかたちもありませんでしたよ!
東北泉は大好きな山形のお酒!
遊佐や吹浦で徘徊した際に見かけたのは本醸造のカップ酒ばかりで、地元じゃこの純米カップは見たこともありませんでした。
最後は、正雪の純米カップ2種
そもそも正雪に純米カップがあることすら知らなかったのに、2種類も見つけてしまいましたよ!
買いたかったカップ酒はまだまだたくさんありました。
しかもどれも新鮮でしたからね、全てを入手したいところをなんとかこれだけ選んでまいりました。
味ノマチダヤさんとはね、ぜひとも末永くお付き合いさせていただきたいなと思いましたとさ。
味ノマチダヤさんでの酒集めを終えて、来た道を南下しますよ。
早稲田通りを横断し、JR中央線の高架橋をくぐって行きます。
カップ酒入りのリュックを背負った人間を転ばせるための罠を発見!
罠にかからないように、慎重に進んで行きますよ。
途中にあったコープみらいで、澤乃井のカップ酒(普通酒)をGet!
既出ですが、再飲のために入手しました。
新中野駅へとたどり着きました。
新中野駅からは、東京メトロ丸ノ内線(かつての荻窪線の部分)の荻窪行に乗車。
2駅乗って、着いたのは新高円寺駅。
高円寺ルックなる商店街を北上して行きます。
TVKのキンシオみたいに、肉屋さんでビーフコロッケを買って食べながら歩いて行きますよ。
それにしても、慣れないことをすると人目が気になって恥ずかしいな。
缶ビールを飲みながら歩くのは平気なんだけれど。
途中にあった三平ストアでは、黄桜の金印(普通酒)300ml瓶を入手。
これまでにも何度か出会っておりましたが、新鮮なものは今回が初めてでした。
やって来たのは、高原商店さん。
地酒のとり揃えが充実しているという酒屋さんです。
その高原商店さんで、楯野川の純米大吟醸300ml瓶をGet!
山形の地酒です。
カップ酒はありませんでした。
さらに徘徊を続けて、いなげやで黒松白鹿の純米大吟醸をGet!
妙法寺なる、大きなお寺がありました。
日蓮宗のお寺ですね。
立派な仁王門がありましたよ。
祖師堂にて一礼。
南無妙法蓮華経。
その妙法寺の近くで偶然に見つけたあしかわ屋酒店さん。
そのあしかわ屋酒店さんで、灘酒のお燗瓶2種をGet!
菊正宗のお燗瓶(右)は既出ですが、大関のそれ(左)は初見でした。
女将さんに伺ったところ、飲食店に卸していらっしゃる商品の一部のようでした。
こういう出会いがあるからね、酒屋さんもけっして外せないのですよ!
東高円寺駅へとたどり着きました。
東高円寺駅からは、東京メトロ丸ノ内線(かつての荻窪線の部分)の池袋行に乗車。
しばらく乗って、銀座駅で下車。
銀座の三越でトイレ休憩しつつ、酒コーナーを物色。
大嶺酒造さんの純米カップを見つけました。
山口県美祢市の蔵元さんが造ったお酒です。
それにしても、たった100mlで259円もする純米酒っていったい・・・・。
東京駅まで歩いてまいりました。
まだ5時前でしたが、いささかシャリバテ気味だった上に、とにかく寒くて燗酒を飲みたくてしかたがなかったことから、てんやに入ってしまいました。
東京駅地下のてんやで燗酒を頼むと、広島の醉心が出てきます。
燗酒に続けて、野菜天丼をいただきましたよ。
1,030円でお腹も心も満たされたところで、大手町駅まで歩いて東京メトロ東西線に乗って、今朝来た道を帰ったとさ。
以上、カップ酒10個(うち再飲1個)、一合瓶2本、300ml瓶3本の旅でした。
それは、十数年前に興ったカップ酒ブームの際に、“地酒カップ”を企画して世に送り出した酒屋さんです。
「日本酒が低迷していた時代、何とかしたかったんです。三百円台で味見して失敗してもいいじゃないですか。美味しかったら四合瓶(七二〇ミリリットル)や一升瓶を買ってくれるかもしれない。仕掛けた当初、爆発的に売れてニュースになりました。同業他社も真似して売ったのですが、残念なのは、彼らは売れないとすぐやめてしまうこと。」(※1)という記述にあるとおり、ブームが去った今でもやめずにカップ酒を多く扱っていらっしゃる酒屋さんなのだとか。
(※1)東京人 2015年2月号 p.46(『地酒屋「味ノマチダヤ」訪問 好みの酒の選び方、教えてください!』p.45-49中 味ノマチダヤ代表取締役木村賀衛氏の発言録より) 都市出版
カップ酒がお好きな御仁にとってはあまりにも有名なお店ですが、あたしゃこれまでに一度も訪問したことがありませんでした。
そこで今回は、有効期限が来週の水曜日(1月31日)までと迫ってきた東京メトロの“新春デパート巡り乗車券”の最後の一枚(3枚目)を使用して、味ノマチダヤさんとその周辺とで酒集めをしてまいりましたよ。
まずは、西船橋駅から。
そうだよ、どうせオイラは千葉県民なんだよ!
なんか文句あるか!
西船橋駅からは、東京メトロ東西線の中野行普通電車に乗車。
座れない快速には乗らずに、ブログのネタになりそうな雑誌記事に目を通しながら座っていきます。
一時間弱乗って、終点である中野駅で下車。
駅前にあった立ち食いそば屋さんで昼の腹ごしらえ。
そばつゆのいい香りに誘われてしまいました。
太麺で、食べ応えがありましたよ。
中野駅正面にある商店街を北へと歩いて行きます。
さらに中野ブロードウェイを抜けて、
雪が残る早稲田通りを東へと歩いて行きます。
途中にあった三徳スーパーで、菊正宗の樽酒(普通酒)をGet!
キクマサの樽酒は本醸造が消えて純米化されてしまいましたが、それと飲み比べてやろうと目論んで入手しました。
天神坂上交差点で早稲田通りを離れて、北へと進路を変えて行きます。
それにしても、“-上=-Hill”なのか。
しばらく行くと、ありましたよ!
味ノマチダヤさんです。
販売されていたカップ酒のうち半分くらいは知っておりましたが、それでも見たこともないものや、そもそも存在しないと聞いていたカップ酒まであっちゃったりなんかしちゃったりして、驚きの連続でしたよ!
お店のお姉さんに伺ったところ、中には味ノマチダヤさんが蔵元さんに頼んで独自に製造してもらっているものもあるとのことでした。
そんな中から、あたしゃ以下の7個を選んでみましたよ。
まずは、喜正の純米カップ。
東京都あきる野市の地酒です。
あたしゃかつて武蔵五日市駅の周辺で酒集めをしたことがあったのですが、喜正には出会うことがかないませんでした。
普通酒カップ酒の存在は知っていたのですが、まさか純米カップがあるとは知りませんでしたよ!
奥播磨のカップ酒2種。
兵庫県姫路市の地酒です。
かつて姫路で酒集めをした際に、奥播磨のとり揃えが充実していた酒屋さんでカップ酒はないかと聞いてみたところ、「奥播磨にカップ酒は出とらんよ」と断言されたことがありました。
それなのに、このカップ酒っていったい・・・・。
これは墨廼江の特別純米カップ。
かつて墨廼江酒造さんが蔵を置く石巻を徘徊したことがあったのですが、影もかたちもありませんでしたよ!
東北泉は大好きな山形のお酒!
遊佐や吹浦で徘徊した際に見かけたのは本醸造のカップ酒ばかりで、地元じゃこの純米カップは見たこともありませんでした。
最後は、正雪の純米カップ2種
そもそも正雪に純米カップがあることすら知らなかったのに、2種類も見つけてしまいましたよ!
買いたかったカップ酒はまだまだたくさんありました。
しかもどれも新鮮でしたからね、全てを入手したいところをなんとかこれだけ選んでまいりました。
味ノマチダヤさんとはね、ぜひとも末永くお付き合いさせていただきたいなと思いましたとさ。
味ノマチダヤさんでの酒集めを終えて、来た道を南下しますよ。
早稲田通りを横断し、JR中央線の高架橋をくぐって行きます。
カップ酒入りのリュックを背負った人間を転ばせるための罠を発見!
罠にかからないように、慎重に進んで行きますよ。
途中にあったコープみらいで、澤乃井のカップ酒(普通酒)をGet!
既出ですが、再飲のために入手しました。
新中野駅へとたどり着きました。
新中野駅からは、東京メトロ丸ノ内線(かつての荻窪線の部分)の荻窪行に乗車。
2駅乗って、着いたのは新高円寺駅。
高円寺ルックなる商店街を北上して行きます。
TVKのキンシオみたいに、肉屋さんでビーフコロッケを買って食べながら歩いて行きますよ。
それにしても、慣れないことをすると人目が気になって恥ずかしいな。
缶ビールを飲みながら歩くのは平気なんだけれど。
途中にあった三平ストアでは、黄桜の金印(普通酒)300ml瓶を入手。
これまでにも何度か出会っておりましたが、新鮮なものは今回が初めてでした。
やって来たのは、高原商店さん。
地酒のとり揃えが充実しているという酒屋さんです。
その高原商店さんで、楯野川の純米大吟醸300ml瓶をGet!
山形の地酒です。
カップ酒はありませんでした。
さらに徘徊を続けて、いなげやで黒松白鹿の純米大吟醸をGet!
妙法寺なる、大きなお寺がありました。
日蓮宗のお寺ですね。
立派な仁王門がありましたよ。
祖師堂にて一礼。
南無妙法蓮華経。
その妙法寺の近くで偶然に見つけたあしかわ屋酒店さん。
そのあしかわ屋酒店さんで、灘酒のお燗瓶2種をGet!
菊正宗のお燗瓶(右)は既出ですが、大関のそれ(左)は初見でした。
女将さんに伺ったところ、飲食店に卸していらっしゃる商品の一部のようでした。
こういう出会いがあるからね、酒屋さんもけっして外せないのですよ!
東高円寺駅へとたどり着きました。
東高円寺駅からは、東京メトロ丸ノ内線(かつての荻窪線の部分)の池袋行に乗車。
しばらく乗って、銀座駅で下車。
銀座の三越でトイレ休憩しつつ、酒コーナーを物色。
大嶺酒造さんの純米カップを見つけました。
山口県美祢市の蔵元さんが造ったお酒です。
それにしても、たった100mlで259円もする純米酒っていったい・・・・。
東京駅まで歩いてまいりました。
まだ5時前でしたが、いささかシャリバテ気味だった上に、とにかく寒くて燗酒を飲みたくてしかたがなかったことから、てんやに入ってしまいました。
東京駅地下のてんやで燗酒を頼むと、広島の醉心が出てきます。
燗酒に続けて、野菜天丼をいただきましたよ。
1,030円でお腹も心も満たされたところで、大手町駅まで歩いて東京メトロ東西線に乗って、今朝来た道を帰ったとさ。
以上、カップ酒10個(うち再飲1個)、一合瓶2本、300ml瓶3本の旅でした。
都内は今日でも凍結しているところがありますね(^_^;)
また2月1日に雪が降りそう・・・
寒すぎて、暖房費が2月もかさみそう。
by green_blue_sky (2018-01-27 22:49)
あ~~~、何だろう?あ!あ!あ!
天丼てんや燗酒さんに、ヤラレタ感!
by hanamura (2018-01-27 23:40)
味ノマチダヤさん行って見たいです。^ ^
by koboo (2018-01-28 12:16)
味ノマチダヤさんも高原商店も行ったことはないけど、有名な酒屋さんですね。ワンカップは旅のお供に必須ですね(笑)。
by newton (2018-01-28 12:30)
味のマチダヤさん、
個人的に中野は縁のある街なのに、
その存在を高知の酒蔵さんに聞いて初めて知り、
何度か地方の酒を買いにお店を訪れたことがあります。
その豊富な品揃えには驚きですよね(^^)
お!、skekhtehuacsoさんもキンシオファンなのですね☆
私も毎週見ています。
by あおたけ (2018-01-28 15:45)
味ノマチダヤと高原商店は一度行ってみたいです。
カップ酒は実はマチダヤオリジナルかも?。
天ぷらと燗酒、これまた良し。
by エクスプロイダー (2018-01-28 18:19)
green_blue_skyさん、ホントだよ。
寒すぎるぜ!
by skekhtehuacso (2018-01-28 20:51)
hanamuraさん、醉心なんぞが出てくるところがうれしいですね。
それに歩き回って体力を消耗すると、天丼をとても美味しく感じます。
by skekhtehuacso (2018-01-28 20:53)
kobooさん、東京へお越しの際には、お立ち寄りになってみてはいかがでしょうか。
でも駅に近くはなく、しかも道が複雑なので、どうがご注意を。
by skekhtehuacso (2018-01-28 20:54)
newtonさん、有名なこの2軒がちょうど近くにあると知ったので、あわせて訪問させていただいた次第でした。
by skekhtehuacso (2018-01-28 20:55)
あおたけさん、カップ酒以外にも、地酒や焼酎のとり揃えが豊富でした。
私にとってキン・シオタニさんは、尊敬する人物三人のうちの一人なのです。
あとの二人は、車寅次郎と山下清です。
by skekhtehuacso (2018-01-28 20:58)
エクスプロイダーさん、そうですね。
高原商店さんは、一升瓶を主に取り扱っていらっしゃるようでした。
訪問された際には、冷蔵室は必見です。
by skekhtehuacso (2018-01-28 20:59)
コロッケの買い食い、一番美味しい食べ方ですね^^
最後にてんやで熱燗!う~ん見ているこちらも満足♪
by caveruna (2018-01-29 13:45)
caverunaさん、買い食いは、この背徳感に慣れればきっともっとおいしく感じることでしょうね。
by skekhtehuacso (2018-01-29 22:01)