SSブログ

《焼酎》56.ぶんご太郎 20度 200ml [9944.大分県の焼酎]

6669.JPG
ぶんご銘醸株式会社
大分県佐伯市直川大字横川字亀の甲789-4

本格焼酎
アルコール20%
原材料 麦・麦麹
200ml詰
(以上、ラベルより転記)




今日は、麦100%使用の大分麦焼酎“ぶんご太郎”をいただきますよ。
6670.JPG6671.JPG


 山あいの広々とした公園に隣接して真新しい蔵がある。隣の本匠村(ほんじょうむら)に蔵があったが、手狭になったために平成一四年九月に直川村(なおがわそん)(現:佐伯市直川:ブログ筆者追記)に移転してきたのだ。」(※1)というぶんご銘醸さん。
6672.JPG

この場所はどうやら宮崎県との県境付近、いわゆる“宗太郎越え”の近くのようですね。




その「清酒兼業蔵としてスタートしたぶんご銘醸は、大分麦焼酎の主流である淡麗な減圧蒸留の麦焼酎を造っている。原料の大麦を50%まで磨いたり、醪(もろみ)を低温発酵させたりして、「雑味のない酒」をめざしてきた。」(※2)とのこと。

今日いただくこのぶんご太郎についても「代表銘柄「ぶんご太郎」も同じく軽快な仕上がりで、大分麦焼酎の流れにある。」(※3)、「透明感のあるやや甘い香り。澄んだ甘みが口中にやわらかく広がる。ロックにすると、全体に引き締まる。」(※4)という記述がありました。

はたして本当にこの記述の通りの味わいなのでしょうか?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。



まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
6673.JPG

最初に香りを感じます。
華やかな香りを弱めながらにほんのりと穏やかに感じます。
アルコールの香りはほとんど感じません。

上記のとおり、甘みがありますね。
これも穏やかに感じる程度です。

一方で、麦焼酎のフワッとした香ばしさはゼロではないものの、かなりひかえめです。
苦みや雑味はないものの、ちょっとだけピリッと感じます。



次に、お湯割りで。
6674.JPG

香りが少し立ってきました。
でも決して目立ちません。

甘みはちょっと薄まるものの、残っています。
酸味は、温かいうちはそれほど感じなかったものの、冷めてくるにつれて目だってきます。

ピリピリ感は消えましたが、冷めるにつれて軽い苦みがちょっとだけ出てきたようです。



最後は、残ったものをロックで。
6675.JPG

これは苦みが目立ちますね。
軽めの苦みですが、鋭さを少し感じます。

甘みは残るものの、香りは少し引くようです。



香りが穏やかで、甘みをほんのりと感じる、きれいな味わいのおいしい焼酎でした。
一方で、麦焼酎らしいふんわりとした香ばしさはかなり弱めでした。

生(き)だとちょいピリでしたが、お湯割りにするとそれが消えましたね。
また、ロックだと軽い苦みが出て引き締まりましたよ。

これは香りと甘みとを楽しむ焼酎でしょう。
減圧蒸留には賛否両論あるようですが、この焼酎は雑味を消して香りと甘みとを引き出した、減圧蒸留の利点を活かした焼酎ではないでしょうか。

(※1)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.15』p.19(2004年11月 星雲社)
(※2)(※1)p.18
(※3)(※1)p.20
(※4)(※1)p.42
あ~酒臭かった!(30)  酒くさコメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

あ~酒臭かった! 30

酒くさコメント 2

タンタン

焼酎って軽い味わいの物は、原料問わずロックにすると苦味が目立つように思います。
そうそう、奥に写ってるキュウリと大根の浅漬け?美味しそうですね^^
by タンタン (2018-05-05 07:01) 

skekhtehuacso

タンタンさん、私の少ない経験からしてもそう思います。
きゅうりと大根の浅漬け、私は肉よりも魚よりも野菜が好きなので、こんなものばかり食べております。
by skekhtehuacso (2018-05-05 20:34) 

酒くさコメント、書いちゃう!

お名前:[必須]
URL:
酒くさコメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。