SSブログ

【お酒】1415.あやめの里 カップ [08.茨城県の酒]

6935.JPG
愛友酒造株式会社
茨城県潮来市辻205

アルコール分 15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・糖類・酸味料
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)




江戸時代末期の1804(文化元)年、初代・兼平常七が創業。もともとは麹製造業だったが、水郷地帯の恵まれたコメを原料に酒造りを始めた。」(※1)という潮来の愛友酒造さん。
6937.JPG

“あやめの里”という酒銘は、もちろん潮来の象徴とも言うべき“あやめ”に由来するものでしょう。
6936.JPG
kashiita45.JPG
kashiita46.JPG
kashiita47.JPG

そんな潮来の象徴を酒銘にいただくこのお酒ですが、誠に残念ながら糖類酸味料フル添加の三増酒でした。
しかもカップにそれらの表示を印刷しておりましたよ。
これはもしかしたら、添加を廃止するつもりはまったくないという硬い意志の表れなのでしょうか?
6938.JPG


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
6939.JPG


ああ、やっぱり。

うまみは濃いめです。
濃いめですが深みはなく、画一的でクドさのあるうまみです。
熟成感っぽいような風味もかすかにありますが、それはもしかしたら添加された酸味料に由来するものでしょうか?
また、渋みもちょっとあるようです。
キレはよくはありませんね。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めですが、鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
強くはないものの、糖添三増酒にありがちなとろみのような舌触りを感じますよ。


濃醇やや甘口のお酒でした。
これはあくまでも私の感想ですが、一口目で、これは添加された味わいだと感じましたよ。
濃いめではあるものの、深みがなくて画一的なうまみなのです。
それに残存糖類(添加されたもの)が作出していると思われるとろみのような舌触りも感じましたしね。
ただ、渋みがちょっとあったものの、雑味がそれほどないことから、飲みにくさはないと思いました。

地元では愛され続けているお酒なのかもしれませんが、潮来の象徴とも言うべきあやめを酒銘にいただいて販売するのであれば、せめて糖類や酸味料の添加はやめて醸し出された天然の味わいだけで勝負なさったほうがよいのではないでしょうか。
だってそのほうがさ、“天然の美”たるあやめの美しさを、お酒をいただきながら連想しやすくなるんじゃないの?

(※1)『茨城の酒と蔵』p.127(2002.10 茨城新聞社)
あ~酒臭かった!(29)  酒くさコメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

あ~酒臭かった! 29

酒くさコメント 4

hatumi30331

うちのパパりん、超ケチなのよ❗
by hatumi30331 (2018-07-03 22:23) 

hanamura

おおお! 花の画像まで! イイですねぇ~。
カップのプリントが、白とピンクで「あやめ」描くのがステキ!
台風、大雨、心配しております。やっぱり、俺も菊正宗ぇ~。
by hanamura (2018-07-04 05:45) 

skekhtehuacso

hatumi30331さん、なんとかして買わせる方法はないですかね。
誕生日プレゼントとか。
by skekhtehuacso (2018-07-04 21:09) 

skekhtehuacso

hanamuraさん、潮来で酒集めをした際の写真でした。
そういえば、ピンク色のあやめなんてものは存在するのかな?
by skekhtehuacso (2018-07-04 21:10) 

酒くさコメント、書いちゃう!

お名前:[必須]
URL:
酒くさコメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。