【お酒】1529.多賀 莚命長寿 上撰 180ml [25.滋賀県の酒]
多賀株式会社
滋賀県犬上郡多賀町中川原102
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
多賀大社のお膝元に蔵を置き、「1711年(正徳元年)創業の中川酒造から大老酒造、そして多賀へと時代とともに変遷を重ねてきた。」(※1)という多賀さん。
ですが現在は、どうやら月桂冠の傘下に入っているようですね。
正徳元年(1711年)といえば、儒学者であった新井白石が、江戸幕府六代将軍徳川家宣と、その側用人間部詮房との三人でゴールデントリオを結成して、“正徳の治”をガンガン進めていた時期ですよ。
ちなみにワタクシのこのブログ“飲みたくなってシマッタの記”という名は、新井白石の回顧録である『折たく柴の記(おりたくしばのき)』を拝借したものなのです。
ま、そんなこと、どうでもいいんですけれどね!(←みつまJAPANさんより)
今日いただくこのお酒は、多賀大社の門前町にあった酒店で入手したものです。
一合詰で、上撰の小印が付された普通酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほぼ透明でした。
うまみはやや淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
やわらかいうまみがじんわりと広がります。
苦みが弱めでかすかであるものの、かすかながらに重さを感じます。
熟成感やクセのようなものはなく、キレもよいですね。
酸味はややはっきりでしょうか。
すっぱさはどちらかというと弱めですが、弱めなりに鋭さを感じます。
スースーはほとんどないみたいです。
でもちょいピリですわ。
甘みはややひかえめかな。
弱めで全くべとつかずさらっとしている甘みを少し感じる程度です。
淡めながらに飲み応えを感じる、やや淡麗でちょいピリちょいすっぱ旨口のおいしお酒でした。
淡めながらにうまみをじんわりと感じ、すっぱさやちょいピリを適度に感じました。
それでいてクセがまったくなく、嫌味を感じることなくいただくことができました。
食中酒として最適なお酒ではないでしょうか。
というか、親会社の上撰普通酒よりもうまいかも。
(※1)滋賀の日本酒を愛する酔醸(よいかも)会編『滋賀酒(しがざけ) 近江の酒蔵めぐり』p.20(2018.1 サンライズ出版)
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