【お酒】1562.月桂冠 THE SHOT 本醸造 艶めくリッチ 180ml [26.京都府の酒]
月桂冠株式会社
京都市伏見区南浜町247
●内容量:180ml
●アルコール分:15度以上16度未満
●原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
●精米歩合:70%
(以上、ラベルより転記)
月桂冠さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
388.389.月桂冠 上撰キャップエース&純米酒 お酒の中で、あいましょ。
1515.月桂冠 旨口200 カップ
また、お酒ではございませんが、こちらのノンアル商品もいただいておりました。
今日は、今年の3月末に発売開始されたという月桂冠さんの新商品“THE SHOT”をいただいてみたいと思います。
精米歩合70%の本醸造なんだってさ。
蔵元さんのWebsiteには、この商品について以下のように紹介されておりました。
「手のひらにぴったりと収まるショットボトルで、
しかもリキャップ可能なスクリューキャップ。
カジュアルに持ち運べて、自分のペースで気軽に楽しめる、新しい日本酒です。」
持ち運ぶかはともかく、別途酒器やコップを必要としないという点では、大関さんのワンカップ大関や、それこそ月桂冠さんのキャップエースと同じであろうと思います。
しかし、「「酒はネジではいけません」」(※1)という経営者(長部二郎氏:大関元副社長)の言葉のとおり、ワンカップ大関がスクリューキャップを「リップタッチが悪く、デザイン形状も醜かった。」(※1)との理由で採用を見送ったのとは対称的に、この“THE SHOT”は「リキャップ可能」との理由でそれを積極的に採用しているようです。
また月桂冠さんのキャップエースはプラスチック製の盃をつけて、瓶から盃に注いで飲むという伝統的な飲み方を継承しておりましたが、それを採用しなかったのはやはり「カジュアル」(=casual:うちとけた、形式ばらない)な“THE SHOT”を追求したがためでしょうか?
容器がどんなに機能的でカジュアルなものであっても、大事なのはそれに詰められているお酒がおいしいことです。
その味について、上記と同じWebsiteには以下のように記載がありました。
「ポジティブな気持ちで明日へ向かうリラックスシーンで
お楽しみいただけるテイスト設計としています。」
要するに、仕事を終えた後で、ゆったりと飲むにふさわしい味わいということでしょうか?
というか、味そのものを正確に表現することを避けて、“たとえ”やカタカナでごまかしているように感じてしまうのって、私だけ?
(オマエだけだよ。)
果たして「ポジティブな気持ちで明日へ向かうリラックスシーンでお楽しみいただけるテイスト設計」とは、いったいどんな味わいなのでしょうか。
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
常温で販売されておりましたが、冷蔵庫で冷やしたものをいただいてみたいと思います。
お酒の色は、透明でした。
香りが少しありますね。
フルーティーというか、柑橘っぽいような爽やかな香りをちょっと感じます。
香りにしつこさはありません。
うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみがふんわりと広がって、幅を感じます。
苦みや雑味はありません。
キレはよく、スッと引きます。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めではあるものの、弱めなりに鋭さを感じます。
スースーはなく、ピリも感じません。
甘みはややはっきりでしょう。
かなりさらっとした甘みを少し感じる程度ですが、甘み自体に幅もあるみたいです。
爽快ちょいすっぱ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
香りがあるものの吟醸香のような華やかさ(あるいはしつこさ)はなく、しかもその香りによって爽やかさが作出されているようでした。
この爽やかさは、生酒や生貯のそれともちがいますね。
むしろこれは柑橘系、それも缶チューハイで用いられている柑橘系の香りに近いかもしれません。
しかも瓶に口をつけていただくことによって、瓶の中の空気が香りとともに鼻へ入ってくることから、鼻からも爽やかさを感じることができましたよ。
うまみには幅を感じましたが、重さやクドさとは無縁でした。
しかもキレがよいことから、幅はあるもののむしろ軽めに感じましたよ。
苦みや雑味が一切出ていないところは、まさしく大手蔵の真骨頂でしょうか。
これ、なかなかうまいんじゃないでしょうか?
燗を試すことなく全部飲んでしまいましたが、これは冷やしてこその爽やかさでしょうよ。
それに中身を盃に移すことなく、瓶ごとそのまま飲んだほうが、このお酒のよさをより一層はっきりと感じとることができると思いました。
爽やかで軽めではあるものの、うまみに幅を感じるやや甘口の味わい。
これこそが、蔵元さんが「ポジティブな気持ちで明日へ向かうリラックスシーンでお楽しみいただけるテイスト設計」と例えた味わいなのでしょうか?
ちなみに、
今日は焼かなすのみそ田楽(粉山椒多め)と、
きはだまぐろを霜降りにしてしょうゆダレで和えてみましたが、これは大失敗!
ただでさえパサパサなきはだを霜降りにしたことで、余計パッサパサになってしまいました。
また、千葉のとある地醤油を使ったのですが、風味が薄くてこれもイマイチでした。
(※1)ダイヤモンド・ビジネス企画編著『ワンカップ大関は、なぜ、トップを走り続けることができるのか?』p.072
(2014.10 ダイヤモンド社)
こんばんは。
花見の時期に「新宿御苑(禁酒)」に持ち込むには良さそうなパッケージです。清涼飲料水に多少見えるかな?(笑)お味の印象も野外で飲むのに良い感じ。アウトローな発想でスミマセン!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2019-04-29 23:24)
エレカシの宮本さんがCMしているので
一度買ってみようと思ってました☆
期待が膨らみます(^^)
by あとりえSAKANA (2019-04-30 02:33)
おはようございます。
冒頭の写真。コーヒー?一瞬思ってしまいました^^;
若者に向けての戦略?もあるのかしら。
あ、決してskekhtehuacsoさんが若くないという訳ではなく~(汗)
by よしころん (2019-04-30 08:19)
Boss365さん、いけませんぞ!
ダメなものはダメなんです!(土井たか子さんより)。
でもあたしゃ、仕事で外出したときに、スーパーで100円くらいで買える缶ピールの小さいやつを買って飲んじゃうこともあったりなんかしちゃったりして。
by skekhtehuacso (2019-04-30 21:20)
あとりえSAKANAさん、Websiteでは見ましたが、実際に放送されているところにはまだ出くわしておりませんよ。
by skekhtehuacso (2019-04-30 21:21)
よしころんさん、蔵元さんとしても、こんなオッサンに売りつけてうんちくを垂れてもらうことなど到底想定してはいないことでございましょうぞ!
by skekhtehuacso (2019-04-30 21:22)