【お酒】1582.小雪 生貯蔵酒 300ml [10.群馬県の酒]
貴娘酒造株式会社
群馬県吾妻郡中之条町大字大塚1768-2
原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール
アルコール分15度
300ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)
貴娘酒造さんのお酒は、これまでに普通酒の貴娘カップをいただております。
今日いただくこのお酒も普通酒(特定名称の表示がないお酒)でしたが、生貯蔵酒でした。
すりガラスのシュッとした形の瓶には、たった一言“小雪”と書かれておりましたよ。
“♪な~ぜ死~んだ~”
“ああ~あこ~ゆき~♪”
(舟木一夫『絶唱』(作詞:西條八十/作曲:市川昭介)より)
舟木一夫の歌と、それを主題歌とした映画とを思い起こして買ってしまったこのお酒。
生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
生貯蔵酒らしいフレッシュな風味はありますが、しつこくないですね。
うまみはやや淡めですが、淡めなりによくわかります。
やわらかいうまみをふんわりと感じますよ。
苦みがあって、弱めですが鋭さを感じます。
キレはそれほどでもないみたいです。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少しはっきりしていて、鋭さを感じます。
スースーはなく、ピリピリ感もありません。
甘みはひかえめです。
ゼロではなくて、かなり弱めですが、弱めなりに幅がありますね。
やや淡麗で爽快ちょい苦ちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。
生貯らしいフレッシュな風味がしつこくなくてちょうどいいですね。
苦みと酸味とに鋭さを感じますが、それが味わいをバランスよく引き締めてくれておりました。
だらけていなくてキリッとしているものの、それでいてやわらかさも感じる味わいのお酒。
気風(きっぷ)のよい味わいだと思いましたよ。
これはもしかして、出征した順吉を待つ小雪の気概を表現したものでしょうか?
(たぶんちがうだろうな。)
おいしくて、あっちゅう間でございましたとさ。
今日のおつまみ。
焼かなすのごま酢和え。
小松菜の煮びたし。
“草(そう)の八杯豆腐”。
八杯汁(だし6:しょうゆ1:酒1)にとろみをつけ、豆腐を入れて温めたもの。
紹介されていたレシピでは大根おろしだけを乗せておりましたが、ワタクシの独断でおろししょうがも乗せてみました。
“草の八杯豆腐”は、天明二年(1782年)に刊行された江戸時代の料理書『豆腐百珍』に“尋常品”(「どこの家庭でも常に料理するもの」(※1))として掲載されている料理で、「「草の八杯豆腐」も惣菜の中で最も重宝された料理で、江戸後期に盛んに刷られた料理番付で常に最高位を張っている。」(※1)のだとか。
“草(そう)”という言葉には、どうやら「粗末。簡単。」(※2)という意味があるみたいですね。
そのためか、(※1)の文献には、“真の八杯豆腐”なる料理も紹介されておりましたよ。
ただね、豆腐を細切りにしたら崩れてしまったのが残念だったところ。
もっとしっかりした豆腐を使うべきでした。
それでも、おいしくいだだけましたとさ。
渋茶で〆。
ごちそうさまでした。
(※1)福田浩・杉本伸子・松藤庄平『豆腐百珍』p.9(2008.1 新潮社とんぼの本)
(※2)広辞苑 第五版 電子辞書
会津で会津と言うお酒を買って帰りました!
冷やして明日には飲もうと思います(^^)
by ma2ma2 (2019-05-25 22:16)
ma2ma2さん、會津酒造さんの金紋會津ですね。
あー私も会津へ行きたいよ!
by skekhtehuacso (2019-05-25 22:23)
見た目涼しげな瓶がいいですね。^^
おつまみでお酒がすすみそうです。^^
by rappi (2019-05-26 08:58)
rappiさん、涼しげな瓶は購買意欲を掻き立てるためのなかなかのアイデアだと思います。
家飲みですからね、自分の好きなものだけを勝手に作って勝手に飲んでおりまっせ。
by skekhtehuacso (2019-05-26 20:34)