【お酒】1615.能登路 特別純米酒 カップ [17.石川県の酒]
株式会社久世酒造店
石川県河北郡津幡町清水イ122
原料米/自社米(長生米)100%
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合/60%
仕込み水/硬水
アルコール分/15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
おとといいただいた能登路 本仕込み 本醸造辛口 カップにひきつづき、今日も久世酒造店さんのお酒をいただきます。
今日いただくこのお酒は、特別純米酒でした。
本醸造辛口カップと同じく、このお酒にも自社で育てた“長生米”なるお米だけが使用されていることが表示されておりましたよ。
これって、ワインで言うところの“ドメイヌ”ってやつと同じですね。
これまでの経験からして特別純米酒には香りを特徴とするものもございましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は金色でしたが、少し着いていることがわかる程度でした。
香りはないですね。
うまみはやや濃いめかな。
米のうまみに鋭さと重量感とがあって、舌の上にズシリと乗っかってくるみたいです。
軽い苦みがかすかにあって、かすかながらに鋭さを感じます。
熟成感や重さはありません。
純米ですが、キレはよいですね。
酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さがありますね。
スースーはありませんが、かすかにピリッと感じます。
甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。
米のうまみがしっかりしている、やや濃醇で旨辛口のおいしいお酒でした。
鋭くもズシリと来るうまみは、もしかしたら長生米の特徴でしょうか?
辛口でキリッと引き締まっていたものの、うまみがしっかりしていたことから物足りなさはなく、むしろ厚みを感じました。
ここで、あらかじめ取り分けておいたものをぬる燗にしてみましたよ。
ああ、これは酸味が立つね。
すっぱさに鋭さがでてまいりました。
ピリもちょっとはっきりかな。
うまみは鋭さのほうが目立ってきたせいか、冷やしたものよりも軽さを感じました。
魚料理との相性は、ぬる燗のほうがよいかも。
酸味が魚の臭みをサッと流してくれそうですよ。
ただ野菜が大好きなワタクシとしては、味わいに厚みとバランスとを感じた冷酒のほうが好みでした。
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