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【お酒】1624.皇国晴 特上生一本 カップ [16.富山県の酒]

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皇国晴酒造株式会社
富山県黒部市生地296

アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
180ml
(以上、フタより転記)




皇国晴酒造さんのお酒は、これまでに上撰 豪華生一本 カップ(普通酒)と、幻の瀧 タプロース樽熟成 限定純米吟醸原酒 300mlとをいただいております。

今日いただくこのお酒も、どうやら普通酒のようでした。
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これさ、完全にルール違反ですね。
だって、原材料名に醸造アルコールの表示がありながらも、“生一本(きいっぽん)”を名乗っているわけですから。

公式ルールでは「生一本の用語は、単一の製造場のみで醸造した純米酒である場合に表示できるものとする。」(※1)と定められているわけですよ。
さらに純米酒は「白米米こうじ及びを原料として製造した清酒で、香味及び色沢が良好なもの」(※2)と定められているわけですから、醸造アルコールを用いたお酒を純米酒と評価することはできないわけです。

それ故、醸造アルコールが添加されたこのお酒(おそらく普通酒)が生一本を名乗ることは、上記のルールに違反するわけですよ。

なお、“生一本”の表示が設けられた経緯については、かつて上撰 豪華生一本 カップをいただいた際に触れておりますので、興味がおありの御仁は上記リンク先をご参照下さい。


話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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うまみは淡めというか、薄めだなこりゃ。
酒臭さ(ほめ言葉です)をごくかすかに感じる程度で、むしろアルコール香のほうが目立っておりますよ。
苦みがあって、弱めではあるもののうまみが薄いせいか少し目立ちます。
キレはとてもよく、透明感がばっちりです。

酸味は、ややひかえめかな。
すっぱさはほとんどわからない程度です。
でもスースー感がかなりはっきりしていますよ。
それに、ごくかすかにピリッとくるみたいです。

甘みはややはっきりでしょうか。
弱めですが、薄めのせいかその存在はよくわかります。


淡麗薄スーやや甘口のお酒でした。
うまみが薄めで、そのせいかアルコール香とスースー感とが目立ちました。
申し訳ないですけれど、これは薄いと評せざるを得ないね。
その薄さたるや、あたかも甲類焼酎レベルに近いのではないでしょうか。
またこれはあくまでも私の予想ですが、この味わいはかなり多めのアル添+多めの加水に因るものか、あるいはもしかしたら液化仕込みなのでしょうか?

(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)5(7)
(※2)(※1)1
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