秋の乗り放題パスを使った酒集め2019 [旅]
先週末に予告したとおり、今年も秋の乗り放題パスを使って出かけてまいりました。
当初の予定では先週の三連休(2019/10/12~14)に他地域へ出かけるはずでした。
しかし、南方から来た19番目の忌々しい左巻のせいでその計画は中止。
しかもその左巻が線路を破壊しやがったせいで、延期しても行程崩壊となってしまったのでした。
さらに切符の有効期間を変更した窓口では、こんな扱いを受ける始末。
でも結果として、今回の旅ではこの件を不審に思われたことは一度もございませんでした。
このような事情の下、今回は急ごしらえの計画の下で酒集めをいたしました。
その顛末を、以下に報告させていただきまっせ!
☆★2019年10月18日(金)☆★
まずは雨降る津田沼駅から。
ああそうだよ!
どうせオイラは千葉県民なんだよ!!
なんか文句あるか!!!
4:56発の総武快速線横須賀行446Fに乗車。
速すぎていつもうまく撮れない。
それだけE217系はカッコイイんだよな。
東京駅で、東海道本線に乗り換え(5:46発沼津行323M)。
沼津駅(8:09発静岡行2745M)
静岡駅(9:06発豊橋行929M)
青春18きっぷシーズンとは異なり、車内は閑散としておりました。
豊橋駅(11:02発快速大垣行2519F)
快速大垣行の車内にて、昼食。
大垣駅(12:42発米原行227F)
米原駅(13:20発新快速姫路行3271M)
鴨川。
京都まで来ると「けっこう乗ったな」って感じがしてまいりますよあたしゃ。
淀川を渡り、
大阪駅を過ぎて、もう一回淀川を渡り、
武庫川を渡って、
(わかりづら。)
神戸(三宮)を過ぎ、神戸駅では東海道本線が終点を迎えて山陽本線に切り替え。
淡路島へ架かる明石海峡大橋を眺めつつ、
見えてきたのは、明石駅(JR山陽本線:兵庫県明石市)。
15:22の到着でした。
明石駅のすぐ隣には、明石城址がありますよ。
この日のJR利用による目的地を目指した移動はここ明石駅まで。
ここで山陽電鉄(山陽明石駅)へ乗り換え。
山陽明石駅からは、15:37発の姫路行普通電車に乗車。
この3000系は、山陽電車の“顔”を久しく務めてきた名車。
自分よりも年上の電車に乗るってのはひさしぶりだな。
ごつい運転台を愛でる。
雨の中を山陽明石駅から7駅乗って、着いたのは山陽魚住駅(兵庫県明石市)。
本日の最終目的地です。
山陽魚住駅に着いたとたん、不思議と雨があがりましたよ!
ここまで、津田沼駅からおよそ11時間の旅でした。
でもね、賃労働で拘束されて時間と魂とを切り売りしているときと比べると、楽しいこっちのほうがはるかにあっちゅう間ですわ!
山陽魚住駅からは、住宅街の中を歩いて行きます。
やってきたのは、住吉神社。
あたしゃね、ここ住吉神社でぜひとも自分の目で見ておきたい光景があったのでした。
それがこれ!
鳥居の奥に海が広がるこの景色。
その海は瀬戸内海。
静かできれいな海でした。
住吉神社は、実はこの海に面したほうが正面だったのでした。
その正面から山門をくぐり、
江戸初期の造りという楼門をくぐって、
神楽殿を回って、
拝殿にて二礼二拍手一礼。
どうか雨が降りませんように。
拝殿の裏へまわってみました。
すると、本殿の屋根が4つ並んでいるじゃあ~りませんか!
あ~知らなんだ知らなんだ!
住吉の神様は、
“三柱(底筒男命・中筒男命・表筒男命)+神功皇后”
だったのね。
参拝を済ませたのち、次なる目的地へと向かうべく、さらに住宅街を歩いて行きます。
目指していたのは、茨木酒造さん。
“來楽(来楽)”を造る蔵元さんです。
来楽の純米吟醸300ml瓶(左)と、佳撰カップ(右)とを無事GET!
気を良くしていたら、また降ってきやがって意気消沈。
しかし、途中で立ち寄ったスーパーで龍力の播州秋祭りカップ(左)と神鷹の吟醸酒(右)とをGETして、再び気を良くしたのでした。
雨の中を歩いて、JR山陽本線の魚住駅へとたどり着きました。
しかたがないしかたがない!
飲みたくてしかたがない!
その魚住駅からは、17:03発の山陽本線米原行に乗車。
明石方面へ2駅戻って、着いたのは西明石駅(兵庫県明石市)。
ホテルにチェックインしたのち、夜の街へと繰り出します。
私が選んだお店は、“ウチごはん ホタル”さん。
野菜中心のメニューのお店とのことで、迷わず選ばせていただきました。
まずは生小。
(オマエさっき飲んだばっかりじゃないか!)
突き出しは、ピーマンとじゃこの卵炒め。
ピーマンの風味がじゃこと合っていておいしいこと!
選んだメニューは、“おまかせ晩ごはん”。
こちらがそのおまかせ晩ごはん。
この卵焼き、中に焼きそばが入っておりました。
お好み焼きみたいな味でまいう~!
煮物はしょうゆっ気が控えめで優しいお味でした。
この春雨は、ニラの風味が豊かでおいしゅうございました。
ペンネもまいう~。
豚肉の炒め物には、とろみがついておりました。
おいしい料理をこんなに出されたら、そりゃ酒が進んでしまいます罠。
ビールをさっさと空けて、こちらひさびさの菊正宗上撰本醸造の燗酒に移行!
まちがいなく合う!
キクマサもすぐになくなっちゃったので、今度は黒霧島の水割りをいただきました。
そして、春鹿やら白龍やらまで飲ませてもらっちゃったりなんかしちゃったりして!
〆のご飯とお味噌汁とをいただいて、お腹も心も満たされたのでした。
ウチごはんホタルさん、堪能させていただきました。
しかし、素朴でやさしいお味の料理と女将さんの人柄とにつられてついつい饒舌になってしまい、余計な身の上話までこぼしてしまってすみませんでした。
こうして、西明石の夜は更けていったのでした。
☆★2019年10月19日(土)☆★
まずは、雨が止んだ西明石駅から。
5:41発の山陽本線快速米原行704Kに乗車。
尼崎駅にて、福知山線に乗り換え(6:41発新三田行1107B)。
尼崎駅から新三田行1107Bに40分ほど乗って、着いたのは三田駅(兵庫県三田市)。
三田駅の北口からは、神姫バスの7:50発高平小学校行に乗車。
景色はだんだんと山深くなってまいりました。
到底読めないバス停にて下車、
“木器”と書いて“こうづき”だってさ。
その木器バス停から、里山をさらに歩いて行きます。
羽束川に掛かる羽束橋。
小さな川でしたが、川風が気持ちいいね。
犬に吠えられながら羽束橋を渡って、さらに歩いて行くと、
この日の最初の目的地である、“岡村酒造場”さんが見えてまいりました。
訪問は後にして、まずは地元の神様(天満神社)へ参拝。
手前の神楽殿が奥の拝殿とつながっていて、神楽殿から参拝するスタイル。
神楽殿の正面に鈴緒がぶら下がっておりましたが、賽銭箱がない!
お賽銭は、神楽殿の上に直接置いていくシステムでした。
天満神社にて雨が降らないことをお祈りしたのち、岡村酒造場さんへと戻ってまいりました。
立派なかやぶき屋根の蔵。
その隣に直売所がありました。
千鳥正宗のカップ酒2種と、原酒とをGET!
銀冠カップ(左)は店頭に在庫がなく、店の横にあった自販機で入手しました。
それ故に結露があり、さらに取り出す際にひっかかって、ラベルが破れてしまいました。
目的を果たしたところで、岡村酒造場さんを後にしました。
帰路の途中でさらにお酒の自販機を見つけ、日本盛の上撰カップをGET!
でもこの日本盛、去年の10月製造で、しかも加温販売でしたよ。
どんな味がすることやら。
再び犬に吠えられながら、木器(こうづき)バス停へと戻って行きます。
戻ってきた木器バス停からは、三田駅北口行の神姫バス(9:30発)に乗車。
途中で見つけたセイタカアワダチソウ群落。
外来種もこれほどまでになると見事だね。
三田駅へ戻り、福知山線に乗って今朝来た道を引き返します。
9:58発の快速大阪行2734Mに乗車。
終点の大阪駅にて、大阪環状線(10:43発大和路快速奈良行2734M)に乗り換え。
大阪環状線に15分ほど乗って、天王寺駅にて下車。
道路を挟んで南側にある、近鉄電車の大阪阿部野橋駅へとやってまいりました。
11時を回ってものすごく腹が減ってきたので、駅のベンチでおにぎりをいただきました。
(余計なものも飲んでいるじゃないか。)
その大阪阿部野橋駅からは、近鉄の南大阪線に乗車。
私が乗ったのは、11:24発の準急橿原神宮前行。
南大阪線の準急電車に35分ほど乗って、着いたのは二上神社口駅(奈良県葛城市)。
二上神社口駅から歩いて行くと、しばらくは古い街並みが続いておりましたが、
工場の敷地とほぼ同化しておりますが、真ん中だけは公道です。
その公道を進んで、トンネルをくぐると、
今度はヘビでも出てきそうな藪の中の道に様変わり。
その藪の中を進んで行くと、“二上山(にじょうさん/ふたかみやま)”がそのお姿を見せてくれました。
「この山で採れたサヌカイトが縄文期の交易範囲の指標になる」って、日本史で覚えましたね。
その二上山のそばにあるのが、“道の駅ふたかみパーク當麻”。
その道の駅ふたかみパーク當麻にて、“透泉(とうせん)”のカップ酒を無事GET!
なんと純米でしたよ!
道の駅ふたかみパーク當麻の近くには、透泉を造る中川酒造さんの蔵がありました。
ここでもカップ酒は販売されておりました。
女将さんのお話では、純米酒しか作っていないとのことでした。
目的を果たしたところで、二上神社口駅へと戻ってまいりました。
12:59発の準急大阪阿部野橋行に乗車。
ロングシートですが、遠慮なく飲ませていただきます。
(遠慮しろよ!)
途中でデブおやじが隣に割り込んできて暑苦しかったので、藤井寺駅にて避難。
次の準急を待っていたら、なんとラビットカーの復刻塗装車がやって来たじゃあ~りませんか!
ラビットカー復刻塗装車の準急に終点まで乗って、大阪阿部野橋駅にて下車。
酒を飲み始める時間にはちと早かったので、阪堺電車(上町線)に乗ってみることにしましたよ。
(もうさんざん飲んだじゃないか!)
あ、古いのが来た!
モ501は、昭和32年製の大先輩。
併用軌道からの~♪、
専用軌道に突入。
そして再び併用軌道へ。
コラ運ちゃん、あの軽自動車抜かしたらんかい!
(やっさんか。)
併用軌道と専用軌道との境目の美しさよ。
(どこがだよ。)
阪堺電車を住吉電停(大阪市住吉区)にて下車。
この待合室は古そうですね。
開業当初からのものでしょうか?
住吉電停から1駅歩いて、住吉鳥居前電停までやってまいりました。
住吉鳥居前電停の正面にあるのが、住吉大社でございます。
太鼓橋を渡って、
拝殿が4つありましたよ。
そう言えば昨日、住吉の神様は“三柱+神功皇后”だって勉強しましたね。
献上品と思われる菰樽。
大手蔵を抑えての比較第一党は、山形の住吉!(樽平酒造さん:山形県西川町)
いかんいかん、またあの病気が再発しそうだぜ♪
参拝を終えて、南海電車の住吉大社駅へとやってまいりました。
その隣には、廃止された住吉公園駅の駅舎が残っておりました。
住吉公園駅は数年前までは上町線の終点で、住吉電停からここまで線路が伸びていました。
しかしそれも今となっては昔のことで、線路跡は駐車場と化しておりましたよ。
あー気が済んだ気が済んだ。
阪堺電車を堪能したところで、住吉大社駅から南海電車の難波行普通電車に乗車。
終点の難波駅にて下車。
地下へ降り、なんばウォークを歩いて行きます。
目指したのはもちろん、“初かすみ酒房”さん。
久保本家酒造さん(奈良県宇陀市)の直営店ですよ。
まずは生小。
着座するとすぐに飲み物を聞かれるので、私は生小と答えることに決めております。
おでんの大根と卵とで腹を満たします。
生小をさっさと空けて、普通酒の燗酒へ移行。
今日のは熟成感が控えめで、さっぱりしておりましたよ!
ししゃもやらめざしやらをかじりつつ、
生酛のどぶを燗で。
これも熟成感がほとんどなく、爽やかでしたよ!
毎回味が変わるのが面白いね。
そして最後は、大和のどぶ(冷酒)。
これはいつもさっぱりしておりますよ。
おでんのしゅうまいと梅焼とで〆。
勘定を終えたところで、店員さんから「ひやおろしもあったんだけど」とのお言葉が・・・。
たしかに振り向いたら、壁に“ひやおろし”の貼り紙がありましたよ。
でも残念ながら、この日はこれ以上は飲めませんでした。
ひやおろしは今の時期だけですから、来年までのお預けと相成りました。
初かすみ酒房さん、今回も堪能させていただきました。
こうして、大阪の夜は更けていったのでした。
☆★2019年10月20日(日)☆★
最終日は、まだ暗い大阪駅から。
この日はさっさと帰るのみ。
大阪駅からは、5:55発の快速長浜行700Kに乗車。
米原駅(8:04発大垣行3202F)
大垣駅(8:40発特別快速豊橋行5104F)
蒲郡駅(9:59発浜松行3118F)
浜松駅(11:10発興津行774M)
静岡駅(12:33発三島行776M)
沼津駅で昼食。
立ち食いそばの“桃中軒”。
レコード複製事件でおなじみの桃中軒雲右衛門と関係があるのかな?
かけそばをいただきました。
その沼津駅(13:45発熱海行1452M)
そして最後は、熱海駅から14:13発快速アクティー小金井行にのグリーン車に東京駅まで乗車。
これがこの旅での最後のビールかと思うと味わいもひとしお。
もちろん、どこにも寄り道することなくまっすぐに帰宅。
3日分をいちどに遊んでもらいましたとさ。
(友情出演)
以上、カップ酒6個、300ml瓶3本の旅でした。
急ごしらえの計画でしたが、十分に楽しむことができました。
また出かける前の予報によれば雨の影響が危惧されましたが、降られたのは初日の午後にちょっとだけ。
ざまあみろってんだ!
当初の予定では先週の三連休(2019/10/12~14)に他地域へ出かけるはずでした。
しかし、南方から来た19番目の忌々しい左巻のせいでその計画は中止。
しかもその左巻が線路を破壊しやがったせいで、延期しても行程崩壊となってしまったのでした。
さらに切符の有効期間を変更した窓口では、こんな扱いを受ける始末。
でも結果として、今回の旅ではこの件を不審に思われたことは一度もございませんでした。
このような事情の下、今回は急ごしらえの計画の下で酒集めをいたしました。
その顛末を、以下に報告させていただきまっせ!
☆★2019年10月18日(金)☆★
まずは雨降る津田沼駅から。
ああそうだよ!
どうせオイラは千葉県民なんだよ!!
なんか文句あるか!!!
4:56発の総武快速線横須賀行446Fに乗車。
速すぎていつもうまく撮れない。
それだけE217系はカッコイイんだよな。
東京駅で、東海道本線に乗り換え(5:46発沼津行323M)。
沼津駅(8:09発静岡行2745M)
静岡駅(9:06発豊橋行929M)
青春18きっぷシーズンとは異なり、車内は閑散としておりました。
豊橋駅(11:02発快速大垣行2519F)
快速大垣行の車内にて、昼食。
大垣駅(12:42発米原行227F)
米原駅(13:20発新快速姫路行3271M)
鴨川。
京都まで来ると「けっこう乗ったな」って感じがしてまいりますよあたしゃ。
淀川を渡り、
大阪駅を過ぎて、もう一回淀川を渡り、
武庫川を渡って、
(わかりづら。)
神戸(三宮)を過ぎ、神戸駅では東海道本線が終点を迎えて山陽本線に切り替え。
淡路島へ架かる明石海峡大橋を眺めつつ、
見えてきたのは、明石駅(JR山陽本線:兵庫県明石市)。
15:22の到着でした。
明石駅のすぐ隣には、明石城址がありますよ。
この日のJR利用による目的地を目指した移動はここ明石駅まで。
ここで山陽電鉄(山陽明石駅)へ乗り換え。
山陽明石駅からは、15:37発の姫路行普通電車に乗車。
この3000系は、山陽電車の“顔”を久しく務めてきた名車。
自分よりも年上の電車に乗るってのはひさしぶりだな。
ごつい運転台を愛でる。
雨の中を山陽明石駅から7駅乗って、着いたのは山陽魚住駅(兵庫県明石市)。
本日の最終目的地です。
山陽魚住駅に着いたとたん、不思議と雨があがりましたよ!
ここまで、津田沼駅からおよそ11時間の旅でした。
でもね、賃労働で拘束されて時間と魂とを切り売りしているときと比べると、楽しいこっちのほうがはるかにあっちゅう間ですわ!
山陽魚住駅からは、住宅街の中を歩いて行きます。
やってきたのは、住吉神社。
あたしゃね、ここ住吉神社でぜひとも自分の目で見ておきたい光景があったのでした。
それがこれ!
鳥居の奥に海が広がるこの景色。
その海は瀬戸内海。
静かできれいな海でした。
住吉神社は、実はこの海に面したほうが正面だったのでした。
その正面から山門をくぐり、
江戸初期の造りという楼門をくぐって、
神楽殿を回って、
拝殿にて二礼二拍手一礼。
どうか雨が降りませんように。
拝殿の裏へまわってみました。
すると、本殿の屋根が4つ並んでいるじゃあ~りませんか!
あ~知らなんだ知らなんだ!
住吉の神様は、
“三柱(底筒男命・中筒男命・表筒男命)+神功皇后”
だったのね。
参拝を済ませたのち、次なる目的地へと向かうべく、さらに住宅街を歩いて行きます。
目指していたのは、茨木酒造さん。
“來楽(来楽)”を造る蔵元さんです。
来楽の純米吟醸300ml瓶(左)と、佳撰カップ(右)とを無事GET!
気を良くしていたら、また降ってきやがって意気消沈。
しかし、途中で立ち寄ったスーパーで龍力の播州秋祭りカップ(左)と神鷹の吟醸酒(右)とをGETして、再び気を良くしたのでした。
雨の中を歩いて、JR山陽本線の魚住駅へとたどり着きました。
しかたがないしかたがない!
飲みたくてしかたがない!
その魚住駅からは、17:03発の山陽本線米原行に乗車。
明石方面へ2駅戻って、着いたのは西明石駅(兵庫県明石市)。
ホテルにチェックインしたのち、夜の街へと繰り出します。
私が選んだお店は、“ウチごはん ホタル”さん。
野菜中心のメニューのお店とのことで、迷わず選ばせていただきました。
まずは生小。
(オマエさっき飲んだばっかりじゃないか!)
突き出しは、ピーマンとじゃこの卵炒め。
ピーマンの風味がじゃこと合っていておいしいこと!
選んだメニューは、“おまかせ晩ごはん”。
こちらがそのおまかせ晩ごはん。
この卵焼き、中に焼きそばが入っておりました。
お好み焼きみたいな味でまいう~!
煮物はしょうゆっ気が控えめで優しいお味でした。
この春雨は、ニラの風味が豊かでおいしゅうございました。
ペンネもまいう~。
豚肉の炒め物には、とろみがついておりました。
おいしい料理をこんなに出されたら、そりゃ酒が進んでしまいます罠。
ビールをさっさと空けて、こちらひさびさの菊正宗上撰本醸造の燗酒に移行!
まちがいなく合う!
キクマサもすぐになくなっちゃったので、今度は黒霧島の水割りをいただきました。
そして、春鹿やら白龍やらまで飲ませてもらっちゃったりなんかしちゃったりして!
〆のご飯とお味噌汁とをいただいて、お腹も心も満たされたのでした。
ウチごはんホタルさん、堪能させていただきました。
しかし、素朴でやさしいお味の料理と女将さんの人柄とにつられてついつい饒舌になってしまい、余計な身の上話までこぼしてしまってすみませんでした。
こうして、西明石の夜は更けていったのでした。
☆★2019年10月19日(土)☆★
まずは、雨が止んだ西明石駅から。
5:41発の山陽本線快速米原行704Kに乗車。
尼崎駅にて、福知山線に乗り換え(6:41発新三田行1107B)。
尼崎駅から新三田行1107Bに40分ほど乗って、着いたのは三田駅(兵庫県三田市)。
三田駅の北口からは、神姫バスの7:50発高平小学校行に乗車。
景色はだんだんと山深くなってまいりました。
到底読めないバス停にて下車、
“木器”と書いて“こうづき”だってさ。
その木器バス停から、里山をさらに歩いて行きます。
羽束川に掛かる羽束橋。
小さな川でしたが、川風が気持ちいいね。
犬に吠えられながら羽束橋を渡って、さらに歩いて行くと、
この日の最初の目的地である、“岡村酒造場”さんが見えてまいりました。
訪問は後にして、まずは地元の神様(天満神社)へ参拝。
手前の神楽殿が奥の拝殿とつながっていて、神楽殿から参拝するスタイル。
神楽殿の正面に鈴緒がぶら下がっておりましたが、賽銭箱がない!
お賽銭は、神楽殿の上に直接置いていくシステムでした。
天満神社にて雨が降らないことをお祈りしたのち、岡村酒造場さんへと戻ってまいりました。
立派なかやぶき屋根の蔵。
その隣に直売所がありました。
千鳥正宗のカップ酒2種と、原酒とをGET!
銀冠カップ(左)は店頭に在庫がなく、店の横にあった自販機で入手しました。
それ故に結露があり、さらに取り出す際にひっかかって、ラベルが破れてしまいました。
目的を果たしたところで、岡村酒造場さんを後にしました。
帰路の途中でさらにお酒の自販機を見つけ、日本盛の上撰カップをGET!
でもこの日本盛、去年の10月製造で、しかも加温販売でしたよ。
どんな味がすることやら。
再び犬に吠えられながら、木器(こうづき)バス停へと戻って行きます。
戻ってきた木器バス停からは、三田駅北口行の神姫バス(9:30発)に乗車。
途中で見つけたセイタカアワダチソウ群落。
外来種もこれほどまでになると見事だね。
三田駅へ戻り、福知山線に乗って今朝来た道を引き返します。
9:58発の快速大阪行2734Mに乗車。
終点の大阪駅にて、大阪環状線(10:43発大和路快速奈良行2734M)に乗り換え。
大阪環状線に15分ほど乗って、天王寺駅にて下車。
道路を挟んで南側にある、近鉄電車の大阪阿部野橋駅へとやってまいりました。
11時を回ってものすごく腹が減ってきたので、駅のベンチでおにぎりをいただきました。
(余計なものも飲んでいるじゃないか。)
その大阪阿部野橋駅からは、近鉄の南大阪線に乗車。
私が乗ったのは、11:24発の準急橿原神宮前行。
南大阪線の準急電車に35分ほど乗って、着いたのは二上神社口駅(奈良県葛城市)。
二上神社口駅から歩いて行くと、しばらくは古い街並みが続いておりましたが、
工場の敷地とほぼ同化しておりますが、真ん中だけは公道です。
その公道を進んで、トンネルをくぐると、
今度はヘビでも出てきそうな藪の中の道に様変わり。
その藪の中を進んで行くと、“二上山(にじょうさん/ふたかみやま)”がそのお姿を見せてくれました。
「この山で採れたサヌカイトが縄文期の交易範囲の指標になる」って、日本史で覚えましたね。
その二上山のそばにあるのが、“道の駅ふたかみパーク當麻”。
その道の駅ふたかみパーク當麻にて、“透泉(とうせん)”のカップ酒を無事GET!
なんと純米でしたよ!
道の駅ふたかみパーク當麻の近くには、透泉を造る中川酒造さんの蔵がありました。
ここでもカップ酒は販売されておりました。
女将さんのお話では、純米酒しか作っていないとのことでした。
目的を果たしたところで、二上神社口駅へと戻ってまいりました。
12:59発の準急大阪阿部野橋行に乗車。
ロングシートですが、遠慮なく飲ませていただきます。
(遠慮しろよ!)
途中でデブおやじが隣に割り込んできて暑苦しかったので、藤井寺駅にて避難。
次の準急を待っていたら、なんとラビットカーの復刻塗装車がやって来たじゃあ~りませんか!
ラビットカー復刻塗装車の準急に終点まで乗って、大阪阿部野橋駅にて下車。
酒を飲み始める時間にはちと早かったので、阪堺電車(上町線)に乗ってみることにしましたよ。
(もうさんざん飲んだじゃないか!)
あ、古いのが来た!
モ501は、昭和32年製の大先輩。
併用軌道からの~♪、
専用軌道に突入。
そして再び併用軌道へ。
コラ運ちゃん、あの軽自動車抜かしたらんかい!
(やっさんか。)
併用軌道と専用軌道との境目の美しさよ。
(どこがだよ。)
阪堺電車を住吉電停(大阪市住吉区)にて下車。
この待合室は古そうですね。
開業当初からのものでしょうか?
住吉電停から1駅歩いて、住吉鳥居前電停までやってまいりました。
住吉鳥居前電停の正面にあるのが、住吉大社でございます。
太鼓橋を渡って、
拝殿が4つありましたよ。
そう言えば昨日、住吉の神様は“三柱+神功皇后”だって勉強しましたね。
献上品と思われる菰樽。
大手蔵を抑えての比較第一党は、山形の住吉!(樽平酒造さん:山形県西川町)
いかんいかん、またあの病気が再発しそうだぜ♪
参拝を終えて、南海電車の住吉大社駅へとやってまいりました。
その隣には、廃止された住吉公園駅の駅舎が残っておりました。
住吉公園駅は数年前までは上町線の終点で、住吉電停からここまで線路が伸びていました。
しかしそれも今となっては昔のことで、線路跡は駐車場と化しておりましたよ。
あー気が済んだ気が済んだ。
阪堺電車を堪能したところで、住吉大社駅から南海電車の難波行普通電車に乗車。
終点の難波駅にて下車。
地下へ降り、なんばウォークを歩いて行きます。
目指したのはもちろん、“初かすみ酒房”さん。
久保本家酒造さん(奈良県宇陀市)の直営店ですよ。
まずは生小。
着座するとすぐに飲み物を聞かれるので、私は生小と答えることに決めております。
おでんの大根と卵とで腹を満たします。
生小をさっさと空けて、普通酒の燗酒へ移行。
今日のは熟成感が控えめで、さっぱりしておりましたよ!
ししゃもやらめざしやらをかじりつつ、
生酛のどぶを燗で。
これも熟成感がほとんどなく、爽やかでしたよ!
毎回味が変わるのが面白いね。
そして最後は、大和のどぶ(冷酒)。
これはいつもさっぱりしておりますよ。
おでんのしゅうまいと梅焼とで〆。
勘定を終えたところで、店員さんから「ひやおろしもあったんだけど」とのお言葉が・・・。
たしかに振り向いたら、壁に“ひやおろし”の貼り紙がありましたよ。
でも残念ながら、この日はこれ以上は飲めませんでした。
ひやおろしは今の時期だけですから、来年までのお預けと相成りました。
初かすみ酒房さん、今回も堪能させていただきました。
こうして、大阪の夜は更けていったのでした。
☆★2019年10月20日(日)☆★
最終日は、まだ暗い大阪駅から。
この日はさっさと帰るのみ。
大阪駅からは、5:55発の快速長浜行700Kに乗車。
米原駅(8:04発大垣行3202F)
大垣駅(8:40発特別快速豊橋行5104F)
蒲郡駅(9:59発浜松行3118F)
浜松駅(11:10発興津行774M)
静岡駅(12:33発三島行776M)
沼津駅で昼食。
立ち食いそばの“桃中軒”。
レコード複製事件でおなじみの桃中軒雲右衛門と関係があるのかな?
かけそばをいただきました。
その沼津駅(13:45発熱海行1452M)
そして最後は、熱海駅から14:13発快速アクティー小金井行にのグリーン車に東京駅まで乗車。
これがこの旅での最後のビールかと思うと味わいもひとしお。
もちろん、どこにも寄り道することなくまっすぐに帰宅。
3日分をいちどに遊んでもらいましたとさ。
(友情出演)
以上、カップ酒6個、300ml瓶3本の旅でした。
急ごしらえの計画でしたが、十分に楽しむことができました。
また出かける前の予報によれば雨の影響が危惧されましたが、降られたのは初日の午後にちょっとだけ。
ざまあみろってんだ!
腕時計がシブ過ぎます。
by johncomeback (2019-10-25 22:16)
johncomebackさん、こいつとは10年の付き合いで、オーバーホールをくりかえしながら使っております。
by skekhtehuacso (2019-10-25 22:29)
11時間の電車の旅、楽しそうです^^
目的地に着く過程も楽しめますねぇ=(^.^)=
風邪は治りましたでしょうか?
by ニッキー (2019-10-25 23:35)
ひやおろし、ちゃんと宿題を残しておくところが流石です
来年行く理由ができましたね^^
by さる1号 (2019-10-26 08:28)
在来線での往復、お疲れさまでした。静岡なんてすぐでしたね。晴天でのご旅行を期待しています。
by newton (2019-10-26 15:37)
お疲れさまでした。
旅先でこういう飲み方をしてみたいですw
ペット同伴だとこういうわけにはいきませんからね(笑)
お酒集めとっても素晴らしい旅ですね(^^)
by 美美 (2019-10-26 17:28)
それなりに楽しい旅、雨に降られるばかり
ではない旅となったようで何よりです。
沼津駅のかけそばの出汁!真っ黒 (ΦωΦ)
こんな色のお蕎麦と実際には出会ったことが
ないんですけど、なかなか迫力があります☆
by あとりえSAKANA (2019-10-27 09:47)
焼そばを薄焼き卵でくるんだのはオムそばと言って、神戸を中心とした圏内ではメジャーな食べ物なんですよ。
by タンタン (2019-10-27 10:49)
こんばんは
いつも楽しく拝見しております。
今回は私の生まれ育った地域を回られた様で見ていて懐かしく思いました。千鳥正宗さん大阪のベッドタウン三田市にありながら公共交通機関で行くと不便ですが行かれたんですね。 素晴らしい行動ぶりに私も活力が湧いてきましたよ。^^
by 丹醸 (2019-10-27 19:03)
ニッキーさん、ほぼ治りましたが、鼻だけがいかれております。
11時間なんて、楽しいせいかあっちゅう間ですわ。
by skekhtehuacso (2019-10-27 20:01)
さる1号さん、これは万難を排してでも行かねばなりませんね。
by skekhtehuacso (2019-10-27 20:03)
newtonさん、静岡は、青春18きっぷシーズンだと混んでいて乗っている時間も倍以上に感じますが、この時期であれば快適であっちゅう間ですわ。
by skekhtehuacso (2019-10-27 20:05)
美美さん、ミミちゃんとの旅のほうが、あたしゃ楽しそうに見えますよ。
あの笑顔には完敗です。
by skekhtehuacso (2019-10-27 20:06)
あとりえSAKANAさん、こっちのかけそばはみんなこんなもんでっせ。
けっして辛くはございませんのですよ。
うどんはともかく、そばの風味にはこのかけつゆのほうが合うと思います。
by skekhtehuacso (2019-10-27 20:08)
タンタンさん、オムそばは若かりし頃よりぼてじゅうにて経験済みです。
この卵焼きは、普通の厚焼きの中心に焼そばが入っているもので、オムそばとはまったくちがうものですよ。
by skekhtehuacso (2019-10-27 20:09)
丹醸様におかれましては、コメントを拝受奉り恐悦至極に存じ奉ります。
千鳥正宗は、蔵元さんのWebsiteにアクセス方法が紹介されておりましたので、比較的簡単に訪問することができました。
私には北海道の蔵元を回ることはできませんが、電車やバスがあるところは行ってやろうと思っております。
by skekhtehuacso (2019-10-27 20:14)
今回は関西でしたか。
ウチごはんホタル。良いですね。アットホームな感じがします。
by エクスプロイダー (2019-10-27 21:44)
エクスプロイダーさん、台風のせいで東北も信州も線路がやられてしまったので、急遽関西を目指した次第でした。
by skekhtehuacso (2019-10-28 21:11)
関西での酒あつめ旅、おつかれさまでした。
山陽電車の3000系は
オデコの灯具類や貫通扉の表示器などが
いかにも関西私鉄っぽい顔立ちで、
シブいですね〜☆
山陽本線と山陽電車の並走区間、
117系の新快速と3000系と特急のデッドヒートは
乗車しながら迫力を感じたものです(^^)
明石で一杯、タコは食べなかったの?(笑)
三田のバス停、「木器」と書いて「きき」でなく、
「こうづき」とはかなりの難読バス停ですね。
廃止間際に私も訪れた阪堺電車の住吉大社駅、
線路跡が駐車場になっちゃったんだ・・・。
カーブに感じられる面影が切ない。。。
by あおたけ (2019-10-31 09:51)
あおたけさん、いつも丁寧にお読みいただきましてすみません。
山陽3000系って、あたしゃ正面窓がなんとなく113系みたいに見えます。
それにこういう丸みを帯びた角の処理は、最近の電車ではけっしてみられませんね。
117系新快速VS3000系特急の競争、見てみたかった。
瀬戸内海沿いの並走区間ですよね。
明石のタコ、完全に忘れておりましたよ。
明石焼きは、かつて食べておりますけれどね。
by skekhtehuacso (2019-10-31 21:08)