【お酒】1683.褒紋 天領誉 寒造り カップ [20.長野県の酒]
天領誉酒造株式会社
長野県中野市岩船190
アルコール分/14度
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
「統制撤廃後の昭和30年、北信地域の酒造業者七社が企業合理化をめざして統一、天領誉酒造が誕生した。蔵の前身は明治13年の中村屋で、「旭鶴」という銘柄の酒を造っていた。」(※1)という、企業合同によって設立された天領誉酒造さん。
「代表銘柄でもある『天領誉』の名は、江戸時代、中野市が幕府直轄の御天領で中野代官所が置かれていたことに由来する。」(※2)のだとか。
それにしても、“褒紋(ほうもん)”という小印は珍しいですね。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色はかすかに茶色がかっていて、透き通っておりました。
うまみは淡めです。
最初に熟成感が来ますね。
枯れていて角を少し感じるものの、弱めでしつこさがありません。
米のうまみはかなり弱めですが、その存在はわかります。
苦みはかすかです。
キレはとてもよく、透明感をバッチリ感じます。
酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
スースー感ははっきりしています。
ピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはなく、厚みもないものの、じんわりとわかります。
淡麗枯ちょいスーやや甘口のお酒でした。
淡めで透明感がバッチリだったことから、アル添多めの加水多めではないかと推察いたします。
熟成感が目立って枯れておりましたが、しつこさがないのは薄まっているためでしょうか?
それでも、米のうまみを一応感じたことから、この手のお酒にありがちなペラペラやスカスカな味ではありませんでした。
食事にはよく合いましたよ。
それに好みの分かれるところでしょうけれど、アル添のスースー感は私の好むところでございました。
(※1)川崎史郎:文・小林敬一:写真『酒蔵で訪ねる信州』p.46(2008.5 信濃毎日新聞社)
(※2)『ようこそ日本酒の國へ』p.012(2014.5改訂 合同会社デザインファームアンドリゾート)
コメント有り難う御座いました
そうなんです、サトウキビ
でもこの「サトウキビ」で食あたり&死にかけた人が多い様で、注意ですね・・・^^
by viviane (2019-11-12 22:46)
vivianeさん、サトウキビで食あたりですか!
こわいこわい。
何が災いするかわかりませんね。
by skekhtehuacso (2019-11-13 21:53)