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ほとんどビョーキの酒集め2019 [旅]

 
 
 
 
 
 
 
あー、いかんいかん!

病気だ、病気!!

ほとんどビョーキ!!!
(山本晋也監督より)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

あたしゃね、ときどき山形へ行っておいしいお酒やお料理をいただかないと、
“山形欠乏症”で死んでしまいそうになるのですよ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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(友情出演)



たとえあほくさくとも、猫より先に死んでしまっては猫と遊べなくなってしまいますので、それを回避すべく、先週末に山形へ出かけてまいりましたよ。
だからそれが“あほくさ…”なんだよ。

なお今回は、JR東日本の“週末パス”を利用いたしました。
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☆★2019年11月23日(土祝)☆★


まずは、常磐線の我孫子駅から。
ああ、そうだよ!
どうせオレは千葉県民なんだよ。
なんか文句あるか?
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その我孫子駅からは、常磐線の中電(中距離電車)に乗車。
6:26始発の高萩行323Mです。
“快速”とありますが実は普通で、通過するのは偕楽園駅(臨時駅)のみです。
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323Mに2時間半ほど乗車(ほどんど寝ていました)。
終点の高萩駅で、9:06発のいわき行普通535Mに乗り換え。
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535Mの終点であるいわき駅(福島県いわき市)に到着。
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いわき駅からは、10:27発の富岡行普通673Mに乗り換え。
ナヌ!、“2ドア”だと?
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673Mに充当されていたのは、“タキシードボディのすごいヤツ”!
90年代に“特急スーパーひたち”で常磐線を130km/hでかっ飛ばしていた651系でした。
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座席は向かい合わせに設定されておりました。
回転させることはできましたけれどね。
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見ろよ、この重厚感あふれるシートを!
最近流行りのペラペラシートとは育ちがちがうんだよ!!
電車の座席に育ちのちがいがあるのかよ。
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その重厚感あふれるシートに座って、おにぎりをいただきました。
倹約のために持参したのでしたが、これがこの後で功を奏したのでした。
本気で倹約するつもりならばビールを飲まなきゃいいじゃないか!
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う~みよ、オレのう~みよ~
セサミン飲んでて助かったね。
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673Mに終点まで乗って、富岡駅(福島県双葉郡富岡町)で下車。
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ここ富岡駅から4駅先の浪江駅までの間は、東日本大震災の影響、というよりも福島第一原発を爆発させた東京電力のせいで線路がまだつながっておりません。
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それ故、ここ富岡駅からは、列車代行バス(5便)に乗車します。
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走りはじめたときは乗客の会話が聞こえたのですが、「帰還困難区域を走行するので、窓を絶対に開けないで下さい。」という車掌さんのアナウンスがなされたとたん、車内は妙な緊張感に包まれて話をする人は誰もいなくなってしまったのでした。

その帰還困難区域がこちら。
自動車の通行は可能ですが、バイクや徒歩は禁止。
それ故か、歩道にはおもいっきし草が伸びておりましたよ。
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家の入口や海へと向かう道には、柵が設置されておりました。
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汚染土の集積場でしょうか?
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双葉町との境に近い大熊町側で、クレーンがたくさん稼働している場所を発見。
きっとここが、忌々しい福島第一原発なのでしょう。
経営者だった人たちが誰も責任をとらないってのは、明らかにおかしいよね。
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列車代行バス5便に30分弱乗車して、浪江駅(福島県双葉郡浪江町)へとやってまいりました。
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その浪江駅からは、常磐線の12:20発原ノ町行127Mに乗車。
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127Mの終点である原ノ町駅で、仙台行247Mに乗りかえ。
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247Mに1時間ちょっと乗って、着いたのは岩沼駅(宮城県岩沼市)。
常磐線の終点で、東北本線に合流する駅です。
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その岩沼駅前では、農協の皆さんがイベントを開催なさっておられましたよ。
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はからずも、せり鍋とおむすびとの“おふるまい”(無料)に遭遇。
いや~、粗末な昼食にしておいてよかったよかった!
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せりがとても香り高いね!
塩気は薄めで、肉や野菜の味がしっかり出ていてものすごくまいう~!!
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おむすびは、お米がふっくらつやっつやでこれもものすごくまいう~!
池田勇人に言われたとおり普段から麦飯を食べている貧乏人のワタクシといたしましては、こちらひさびさの白米おむすびをとてもおいしくいただきました。
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アンケートに答えて引いた抽選の結果は、参加賞のティッシュでした。
岩沼の農協の皆さま、ごちそうさまでした。
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岩沼駅へやってきたのは、せり鍋をいただくためではございません。
目的はここ、相傳商店さん。
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“名取駒”を造っていらっしゃる蔵元さんです。
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カップ酒(本醸造)と、特別純米酒とを無事GET!
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岩沼駅へと戻って、14:47発の仙台行普通579Mに乗車。
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終点まで乗って、仙台駅に到着。
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乗りかえまで1時間弱あったことから、改札を出て酒集め。

まずは駅の1階にあった“ケヤキ”さん。
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カップ酒3種をGET!
両国の別格(左)は10年くらい前までは私の家の近所でも見かけたのですが、この趣味を始めたとたんに消えてしまっておりました。
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駅2階の土産物店。
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於茂多加男山の本醸造一合瓶(左)と、“火伏せの虎舞”なる特別純米酒一合瓶(右)とをGET!
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そして最後は、“藤原屋 みちのく酒紀行”。
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johncomebackさん!
“死後 さばきにあう”はなくなっておりましたよ(トホホ)。
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しかたがないので、“虎哉(こさい)”なる大吟醸をいただきました。
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フルーティーでやや甘口!
米のうまみしっかりで雑味ゼロ!!
おいしい大吟醸でした。
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仙台駅での徘徊を終えて、目的地を目指します。
乗ったのは、仙山線の16:00発快速山形行384M。
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もう徘徊しないと決まったからにゃ、そりゃプシューでしょうよ。
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384Mに1時間20分弱乗って、着いたのは山形駅(山形県山形市)。
もちろんここが、今回の旅の目的地でございますですぞ!
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その山形駅の駅ビルで、“雪若丸”を使用したあら玉の純米吟醸をGET!
出羽燦々や出羽の里、出羽きらりといった酒米を育成してきた山形県。
さらに雪若丸だなんて、山形県はいったいどんだけ酒米を育成すれば気が済むのかね。
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初孫の魔斬はかなり前に300ml瓶をいただいておりますが、一合瓶を見つけてGET!
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ホテルにチェックインして、夜の街へと繰り出します。
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お目当てはもちろん、“居酒屋伝七”さんんですよ。
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いつもどおり、晩酌コースを予約しておきました。
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もってのほか(食用菊)は紫色のものが一般的ですが、この黄色いやつは“こがねもって”なんだってさ。
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くじらベーコンは初体験。
意外にも脂っぽさはほとんどなく、むしろプリっとしておりましたよ。
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天然なめこ。
スーパーで売っているやつとは香りがまったくちがいますね!
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うどとこんにゃく、そしてさば缶の煮物。
うどは塩漬(塩蔵)ですが、それ故に風味が凝縮されているのですよ!
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クリームチーズにアンチョビとクルミを和えたもの。
こんなのさ、“酒飲め!”って言っているようなもんでしょうよ
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これらに合わせたのは、いつもの羽前桜川辛口。
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糖類酸味料フル添加なのに、なぜかおいしい不思議なお酒。
やわらかい風味は以前のままですが、数年前に他資本が介入して株式会社化してからはちょいピリになったみたい。
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温海かぶのお漬物。
真っ赤なやつとちがって、やさしい酸味でした。
これは皮の部分がパリパリでおいしいね。
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そしてメインの、山形牛と牡蠣の陶板焼き。
その加熱前。
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加熱後。
肉や牡蠣がおいしいのはアタリマエですが、添えられている野菜のどれもがいちいちおいしいのですよ!
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これに合わせたのは、黒魔斬。
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辛口でキリッと引き締まっているのに、けっしてスカスカではなくて米のうまみがしっかり効いておりました。
しかも雑味ゼロでキレイな口当たりなところは、初孫らしさでしょうか。
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お刺身。
添えられているわさびのしょうゆ漬けが激辛なので気を付けねばなりませぬ。
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最後に選んだのは、勧めていただいた“朝日鷹”!
十四代の廉価版なのになかなか手に入らないという曲者。
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これね、やや淡麗なのに、酸味がいい感じに効いておりましたよ。
しかも雑味ゼロで、アル添酒らしいキレのよさ!
十四代の販売方法には異議ありの私ですが、この朝日鷹はくやしいけれどうまいね。
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最後は、きのこ汁。
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マイタケ。
家の近所のスーパーで売っているやつとは味も食感もぜんぜんちがう。
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ムキタケ。
ねっとりでまいう~!
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ヒラタケ。
香りがいいね。
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そして、ブナカノカ!
これはとても味わい深いね!
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あ~、なにもかもうまかったうまかった!

居酒屋伝七さんには、今回も堪能させていただきました。
おかげをもちまして、私の持病である山形欠乏症は治癒したのでした。
でも、しばらくしたらまた再発するでしょうけれどね。

こうして、山形の夜はふけていったのでした。
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☆★2019年11月24日(日)☆★


早朝の山形駅。
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その山形駅からは、奥羽本線に乗車。
6:30発の福島行普通420Mです。
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蔵王よ、またいつか来るからな。
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板谷峠では、霧の中の紅葉をながめつつ、
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終点の福島駅で、8:12発の東北本線新白河行普通2132Mに乗りかえ。
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終点の新白河駅で、9:55発の黒磯行普通4130Dに乗りかえ。
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こっちのほうが紅葉がきれいでした。
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黒磯駅で、10:23発の宇都宮行640Mに乗りかえ。
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そして赤星。
わずか5分の乗りかえなのに改札を出て買ってきたのでした。
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640Mに50分ほど乗って、着いたのは宇都宮駅(栃木県宇都宮市)。
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ここからは、いつもどおりのパターンのやつ。
まずは、餃子像様に最敬礼!
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そして、バスに乗って東武駅前を目指します。
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東武駅前に到着。
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お目当ては、もちろん三平食堂さん!
今年の春に訪問した時は“しばらくの間休業とさせていただきます。”でしたが、今日は無事営業なさっていらっしゃいました。
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まずは生ビール。
お通しは、今日は豆でした(かっぱえびせんのときもあります)。
おまえさっき飲んだばっかりじゃないか。
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そして、野菜サラダ。
オイラみたいな草食動物にとっては、これはもうパフェですよ。
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そして餃子!
手前が普通の餃子で、奥がしそ餃子です。
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普通の餃子。
餡がほぼ野菜であることがおわかりでしょうか。
この野菜メインの餃子が、草食動物たるワタクシを魅了してやまないのですよ!
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こちらはしそ餃子。
餡をしそでくるんであるみたいです。
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そしてこの餃子に合わせるのが、十一正宗の燗酒。
きれいで甘口の十一正宗が、野菜メインの餃子とそれはもうよく合うのですよ!
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あー、うまかったうまかった!

三平食堂さん、今日も堪能させていただきました。

お腹も心も満たされたところで、オリオン通りを歩いて帰ったとさ。
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アーケードが途切れたところで、二荒山神社に遭遇。
参拝させていただきました。
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95段の階段を上がって行きます。
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拝殿にて二礼二拍手一礼。
おいしいものに出会わせていただいてありがとうございました。
雨の影響をほぼ受けずに徘徊させていただいてありがとうございました。
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参拝を終え、上がってきた石段を下りて宇都宮駅へと向かったのでした。
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その宇都宮駅からは、東北本線(上野東京ライン)のグリーン車に乗って、
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ビールを飲みながら帰ったとさ。
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以上、カップ酒4個、一合瓶3本、300ml瓶2本の旅でした。
あ~酒臭かった!(38)  酒くさコメント(12) 
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あ~酒臭かった! 38

酒くさコメント 12

johncomeback

いつもながら一気呵成ですね。
“死後 さばきにあう”無くなってましたか、残念(*´∇`*)
by johncomeback (2019-11-29 21:56) 

よしころん

あー、病気仲間です^^v
病が進んで山に住んでしまいましたとさ(笑)
長野にも美味しいお酒種類多そう。
よく酒蔵を見かけます。
わたしは飲めないのでskekhtehuacsoさんのお越しをお待ちしています^^
by よしころん (2019-11-30 21:06) 

エクスプロイダー

相傳商店のカップ酒が有るとは知りませんでした。
藤原屋の自販機は仙台へ行くと必ず利用します。

朝日鷹の生原酒が呑めて羨ましい。
by エクスプロイダー (2019-11-30 23:36) 

リュカ

充実した旅でしたね〜〜
倹約していてエビスなのに、ちょっと笑いましたがww
知らない日本酒がいっぱいで
まじまじ見ちゃいました。
夜の御飯も本当に美味しそうだ〜〜

帰還困難区域を走行。これはやっぱり
いろいろ考えさせられますね。
結局震災後は、こっち方面にはまだ行っていなくて。
実際に行かねばって気持ちになりました。
by リュカ (2019-12-01 11:05) 

skekhtehuacso

johncomebackさん、永遠の滅びの刑罰を受けることが確定しているワタクシですが、あらかじめ生前に試しておきたいところでした。
by skekhtehuacso (2019-12-01 20:16) 

skekhtehuacso

よしころんさん、お互い、病気持ちはつらいところですね。
長野県はこれから各地を歩き回ってみようと思っております。
by skekhtehuacso (2019-12-01 20:19) 

skekhtehuacso

エクスプロイダーさん、朝日鷹は、楯岡(村山)へ行けば一升瓶やら四合瓶やらを見かけることができますよ。
by skekhtehuacso (2019-12-01 20:20) 

skekhtehuacso

リュカさん、おかげで山形欠乏症は治癒したのでした。
やっぱりときどきでいいから、おいしいものをいただかなけりゃいけませんね。

列車代行バスでの帰還困難区域の走行、あたしゃあの事故の前に仕事であの辺りを訪問したことがあったことから、変わり様にいささかの悲しさを抱きましたよ。
by skekhtehuacso (2019-12-01 20:23) 

newton

一泊二日の山形旅、お疲れ様でした。山形の料理とお酒、美味しそうでしたね。それにしてもバス区間、何とかして欲しいですね。鉄道もそうですが、暮らしを何とかして欲しいです。

by newton (2019-12-01 21:27) 

skekhtehuacso

newtonさん、山形のおいしい料理と食べ物とが私を魅了してやまないのでございます。
福島の帰還困難区域、以前ほど報道されることがなくなりましたが、いまでも危ない場所が残っていることをきちんと知らせるべきだと思います。
by skekhtehuacso (2019-12-01 21:41) 

ライス

こんばんは。
いつものように酒集めの旅、
これは楽しくていい病気ではないでしょうか!
(酒飲みに限る…)
無料のおふるまいから食事まで、
酒飲みにはたまらないメニューですね。
毎回、勉強にさせていただいてます(酔)
by ライス (2019-12-02 00:27) 

skekhtehuacso

ライスさんのように早朝から飲む芸当はワタクシにはできませんが、酒集めは飲みながらするのが一番楽しいと思いますよ。
今回の旅ではお酒も料理もおいしいものをいただいて病気は完全に治癒した次第でございました。
by skekhtehuacso (2019-12-02 21:26) 

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