【お酒】1706.雲山 純米酒 カップ [20.長野県の酒]
製造者/株式会社よしのや
長野市西之門町941
加工所/株式会社よしのや
長野市アークス11-1
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合/60%
アルコール分/15度
内容量180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)
「 長野市西之門町は、善光寺大本願の西側に広がる静かな町である。門前町の風情をとどめた白壁の蔵造りの家が点々と続く町並みの一角に、古くから「善光寺にいちばん近い蔵元」として知られるよしのやがある。」(※1)とあるとおり、善光寺の門前町に蔵を構えるよしのやさん。
そのよしのやさん、「創業は寛永年間、初代藤井藤右衛門が善光寺大本願尼公上人のお供として京都より移り、寺領西之門で酒造業を始めたことによる。」(※2)なのだとか。
あー、知らなんだ知らなんだ!
なんでも、善光寺には独自の住職がおらず、“善光寺大勧進”というお寺の貫主(男性:天台宗)と、“善光寺大本願”というお寺の上人(女性:浄土宗)との2名が共に善光寺の住職を務めているのだそうです。
お酒のおかげで、また一つおりこうになれましたよ。
善光寺大本願はどうやら善光寺の創建当時(642年)から存在するそうですから、きっとよしのやさんは、かつて善光寺大本願の上人が交代する際に京都からお供をしてやってきたのでしょうね。
そんなよしのやさんが作ったこの“雲山(うんざん)”ですが、中身は純米酒でした。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し茶色がかっておりました。
うまみはやや濃いめですね。
酒臭さ(ほめ言葉です)をふんわりと感じ、熟成感は枯れていることがよくわかるものの穏やかで角がありません。
米のうまみもこれらに続くようで、幅はないもののピンと感じます。
苦みがあって、弱めですが弱めなりに鋭さがあるみたいです。
キレはよく、スッと引きます。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さを感じます。
スースー感も少しはっきりしています。
ピリはかすかです。
甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。
やや濃醇でちょい枯ちょいすっぱちょいすースッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
うまみ自体は、酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)や熟成感、米のうまみに苦みまでもがバランスよくまとまっているようでした。
それに対して酸味はやや突出しており、すっぱさやスースー感が目立ちました。
飲みごたえがあるのにキレはよく、後味がスッキリしておりました。
なかなか面白い味わいの純米酒じゃないですか!
これは完全に食中酒で、燗向きでしょうね。
(※1)川崎史郎:文・小林敬一:写真『酒蔵で訪ねる信州』p.16(2008.5 信濃毎日新聞社)
(※2)(※1)p.17
拙ブログへコメントありがとうございます。
妻も免許証持っていますが、市内しか運転しないので
車で旅に出た時に飲めません(*´∇`*)
by johncomeback (2019-12-11 22:57)
今日退院しました!
ほんとは祝い酒〜〜〜〜ってやりたくてやりたくて
仕方ないですっ
でもまだ禁酒らしく、ノンアルで我慢しますorz...
by リュカ (2019-12-12 17:12)
johncomebackさん、私は運転よりも酒をとりました。
by skekhtehuacso (2019-12-12 21:38)
リュカさん、手術成功なさったのですね。
おめでとうございます。
それににゃんこたちと会えてよかったよかった。
by skekhtehuacso (2019-12-12 21:40)