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【お酒】1722.縁㐂(縁喜:えんぎ) 上撰 本醸造 志賀高原 カップ [20.長野県の酒]

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株式会社玉村本店
長野県下高井郡山ノ内町大字平穏1163

アルコール分15度
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合70%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




“志賀高原”なるお酒。
入手したのは、志賀高原の玄関口である長野電鉄湯田中駅の駅前にあったコンビニでした。

ですが蔵元である玉村本店さんの手印は“縁㐂(縁喜:えんぎ)”というそうです。
お読みいただいている皆様のネット利用環境によっては“㐂”(“七”が上に1つ、下に2つ並ぶ字)が出ないかもしれませんので、念のため。

この蔵元さんの商号と手印(てじるし:メーカーの所有する商標(メーカー・ブランド)(※1))とについて、文献では以下のように紹介されておりました。
屋号の「玉村」は、初代喜惣治が酒造りの修行をした上州玉村(現在の群馬県佐波郡玉村町)に因むもの。かつては『星の井』の銘柄で親しまれていたが、1907(明治40)年に明治天皇御用品として宮内庁(原文ママ)お買い上げとなった際、当主・喜惣治の名に因んで『縁喜』と改めた。」(※2)
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話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色はかすかに着いている程度で、透き通った感じがいたしました。
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うまみはやや淡めでしょうか。
米のうまみや酒臭さ(ほめ言葉です)はかすかに感じる程度です。
苦みがはっきりしていて、強くはないもののけっこう重いね。
熟成感もちょっとだけあって、枯れていて角を少し感じます。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はややはっきりでしょうか。
すっぱさは弱めです。
でもピリピリ感が少し目立ちますよ。
スースー感は少しだけです。

甘みもややはっきりでしょう。
強くはなくてべとつかないものの、厚みを感じます。


やや淡麗でちょい枯れ重ちょいピリやや甘口のお酒でした。
苦みの重さとピリピリ感とから荒々しさを感じますが、透明感があることからアル添が甘みと共にそれを和らげているように感じました。

以上です、編集長。

(※1)灘酒研究会編『改訂 灘の酒 用語集』p.261(1997.10 灘酒研究会)
(※2)『ようこそ日本酒の國へ』p.008(2014.5改訂 合同会社デザインファームアンドリゾート)
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あ~酒臭かった! 31

酒くさコメント 2

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
ラブホですか、ビジネスホテルかと思ってました(*´∇`*)
by johncomeback (2020-01-08 21:59) 

skekhtehuacso

johncomebackさん、わても大阪におった際に気になって調べてみましたんや。
がっかりですわ。
by skekhtehuacso (2020-01-08 22:13) 

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