【お酒】1753.夜の帝王 特別純米酒 300ml [34.広島県の酒]
藤井酒造株式会社
広島県竹原市本町3-4-14
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
使用米 八反錦
精米歩合 65%
アルコール分 15度
内容量 300ml
杜氏 藤井雅夫
(以上、ラベルより転記)
竹原の古い街並みが残る場所に蔵を構える藤井酒造さん。
今日はその藤井酒造さんが造る“夜の帝王”なる特別純米酒をいただきます。
手元にある文献を当たってみたのですが、名前の由来はわかりませんでした。
酒米は、広島が誇る八反錦を使用しているそうです。
特別純米酒には香りを特徴とするものもございましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。
上立ち香はないですね。
一口含むと、酒臭い(ほめ言葉です)風味が口の中に広がって鼻へと抜けて行きますよ。
うまみは濃くはないものの、けっこうしっかりしています。
最初に酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)が来て、重さも少し感じます。
米のうまみも少しあって、厚みを感じます。
熟成感もかすかにあるみたいです。
でも苦みや雑味はありませんね。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めで、鋭くはないものの深みをちょっと感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。
甘みはひかえめです。
かなり弱めです。
どっしりスッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
酒臭さ(くどいようですが、ほめ言葉です)や米のうまみ、熟成感、それに酸味の深みのそれぞれが突出することなく少しずつ効いているようでした。
また雑味がなく、しかも透明感が少しあってキレがよく、後味はスッキリしておりました。
ここで、燗にしてみましたよ。
酸味が際立ちますね。
鋭さは出ることなく、深みが増すようです。
それでいてキレのよさは維持されております。
しかも甘みが引くとともに、熟成感が立って枯れた感じが映えてまいりました。
燗にすると、ちょいどっしりでちょい深ちょい枯超スッキリ旨辛口のおいしいお酒になりました。
酸味の深みがいい感じに際立ってまいりましたよ。
それに枯れた感じもはっきりしてまいりました。
それでいてアル添酒みたいなキレのよさを感じました。
これは燗がいいよ!
食事とよく合うおいしいお酒でございました。
その夜の帝王に合わせた粗末なエサはこちら。
これでもかとの菜の花。
からし和えにいたしました。
いんげんとしいたけとの卵炒め。
炊き込みご飯で〆ましたとさ。
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今日も遊んでいただきました。
(友情出演)
かなり前に夜の帝王、飲んだことがあります。
確かに、どっしり辛口、という印象でした。
これ、龍勢と同じ蔵なんですね。
既出かもしれませんけど、龍勢もうまいですよね。
by yoshida (2020-02-16 16:44)
yoshida様、お飲みになられましたか!
当方、龍勢はまだ未経験でございます。
いつか少量瓶に出会いたいところです。
by skekhtehuacso (2020-02-16 19:55)