【お酒】1862.井筒長 さわやか信州 カップ [20.長野県の酒]
製造者 黒澤酒造株式会社
長野県南佐久郡佐久穂町穂積1400
内容量180ml
アルコール分/15度
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール
(以上、ラベルより転記)
黒澤酒造さんのお酒は、かつて白樺の里 本醸造 生貯蔵酒 紙カップをいただいております。
今日いただくのは“井筒長(いづつちょう)”。
なんでも「敷地内に掘り当てた酒造りに最適な井戸水が、黒澤家に酒造りの歴史を開かせた。明治時代には「〇ト(まると)正宗」、大正時代には「井筒正宗」の銘柄を造りだし、昭和に入り「井筒長」が誕生。(中略)井筒とは、井戸の囲みのことを指し、黒澤家の家紋もまた井桁である。良水に恵まれた井戸に縁のある家系なのである。」(※1)とのこと。
ラベルには、長野県の県木白樺と、県花りんどう、
あー知らなんだ知らなんだ!
長野県の県鳥って、雷鳥だったんだ!
富山県ならばピンとくるけれど、そういえばアルペンルートの半分は長野県でしたね。
話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色はわずかに茶色がかっていて、かつ透き通っておりました。
うまみはやや淡めでしょう。
最初に熟成感が来ます。けっこう枯れていて、粗さと苦みとを感じます。
米のうまみはうっすらながらに舌を突く感じがします。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はひかえめでしょう。
すっぱさはゼロですね。
スースー感が少しはっきりですが、ピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりかな。
かなり穏やかでべとつかないものの、厚みを感じます。
やや淡麗で枯苦ちょいスーやや甘口のお酒でした。
アル添多めなのか、ちょいスーで透明感がありましたが、米のうまみも淡めながらに感じたことからけっしてスカスカではありませんでした。
でも、けっこう枯れていて粗さがありましたし、熟成感に由来すると思われる苦みもあって、それらが目立ちました。
どんな料理に合うのかな?
(※1)川崎史郎・小林敬一『酒蔵で訪ねる信州』p.100-101(2008.5 信濃毎日新聞社)
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