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【お酒】1952.初孫 酒王 300ml [06.山形県の酒]

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製造者 東北銘醸株式会社
山形県酒田市十里塚字村東山125番地の3

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
300ml
(以上、ラベルより転記)




山形県は、歴史や文化、風土、気候などから、
日本海に面する庄内地方
秋田県と県境を構える内陸部最北部の最上(もがみ)地方
県庁所在地たる山形市を抱える村山地方
福島県や新潟県と県境を構える県南部の置賜(おきたま・おいたま)地方
の4つに分けることができます。
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今日いただくこの“初孫”は、庄内地方の酒田市に蔵を置く東北銘醸さんのお酒です。
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その東北銘醸さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
132.初孫 一徹生酛 純米酒 180ml
240.酒王 初孫 180ml
251.初孫 生酛純米本辛口 魔斬 300ml
261.初孫 マイカップ
262.初孫 生酛純米酒カップ
263.初孫 本醸造 本撰ニューカップ
305.特別本醸造 銀嶺初孫 300ml
376.初孫 吟醸 生酛造り 300ml
597.初孫 生酛純米吟醸 いなほ 300ml
926.初孫 本撰 本醸造 300ml
1486.初孫 は号仕込 本醸造 180ml
1724.初孫 魔斬 生酛純米本辛口 180ml

今日いただくこの“酒王”は、どうやら普通酒のようですね。
これは私の予想ですが、蔵元さんのWebsiteでも紹介されていないほどですから、もしかしたらかつての級別制度下における二級酒相当のお酒なのかもしれません。
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それでも地元では、初孫シリーズのうち最もお手軽にいただける商品としてきっと愛飲されていることでしょう。
特に庄内地方の海産物との相性は、バッチリなのかもしれません。


それでは、いただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
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うまみは淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
やわらかいうまみが舌の上に薄い膜を張るようにフワッと乗っかってまいります。
苦みや雑味はまったく感じません。
酒臭さや熟成感もないですね。
キレはとてもよくてスッと引きますが、アル添酒にありがちな透明感はないですね。

酸味はややひかえめです。21885.JPG
すっぱさはかなり弱めですが、鋭さは一応わかります。
ただ、酸味自体に深みを少し感じるかな。
でもちょいスーで、かつちょいピリです。

甘みはややひかえめでしょう。
ゼロではないものの、弱めです。


淡麗ちょいスーちょいピリスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
キレがよくて、ちょいスーでかなりスッキリしておりました。
しかも雑味がゼロで、とてもきれいな味わいでした。
それでいてけっしてスカスカではなく、やわらかいうまみが舌の上にふんわりと乗っかってくるようでした。
しかも酸味自体の深みも弱めながらに感じました。

これは海の物との相性がバッチリでしょう!



ということで、
そのスッキリした初孫酒王と合わせた今日のエサはこちら。


のらぼう菜。
既出でした。
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サッと茹でて、
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しょうゆ洗いし、
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水分を絞ったものがこちら。
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みりん、酒、酢を煮切り、味マルジュウ(だし醤油)とねりからしとを合わせたもの。
要するに、からし和えにしようという算段なのでした。
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しょうゆ洗いして水分を絞ったのらぼう菜を、からしだれに合わせて、
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のらぼう菜のからし和えのできあがり。
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青みがいい感じで、からしの辛みが爽やかでした。
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海のものは、いつものさば缶。
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さば缶で、さば缶の味噌煮を作ろうという魂胆なのでした。
この作り方は、斉藤辰夫さんがNHK『きょうの料理』で紹介なさっていた“さば缶とねぎのみそ煮”を参考にいたしました。

この料理には、いつもは名古屋の赤味噌を使うところ。
しかし今日は、広島の合わせ味噌を使用してみました。
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合わせた野菜は、しいたけ、しょうが、ねぎ。
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さば缶を、汁ごと鍋に開けて、
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酒、みりん、砂糖、味噌、水を加えたところへ、野菜を投入。
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フタをして、沸騰するまで弱火で煮て行きます。
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沸騰したら、煮汁をさばにかけながら煮詰めます。
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ここからは、私のオリジナル。
いったん火を止めて、冷ますのです。
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冷ましたのちに再度加熱することで、さばや野菜に味がなじむのです。
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皿に盛り、山椒をかけて、出来上がり。
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さば缶に、味噌の香ばしさがなじんでおいしゅうございました。
もちろん、スッキリした初孫との相性はバッチリでしたよ。
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ごちそうさまでした。









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黒猫のダンナにおかれましては、今日もいっぱい遊んでいただけましたとさ。
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(友情出演)
あ~酒臭かった!(42)  酒くさコメント(6) 
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あ~酒臭かった! 42

酒くさコメント 6

kontenten

山形県出身の高校時代の体育の先生に・・・
「先生、山形出身ですよね?」って訊いたら
『俺は山形じゃねえ米沢だ(-.-#)』と言われてしまいました(°0°)
後から聞いたら『最上じゃねえ、上杉だ・・・』とも
同じ県でも静岡VS浜松、大宮VS浦和みたいなモノがあるのですね。
by kontenten (2021-04-18 21:33) 

skekhtehuacso

kontentenさん、あたしゃ酒にしか興味がないですけれど、それぞれの地域では、そこで採れる食べ物に合うお酒が造られていると思います。
by skekhtehuacso (2021-04-18 22:00) 

ロコときどきキナコ

(=^・・^=)遊び相手が居るっていいよね~ピヨ('◇')ゞ
by ロコときどきキナコ (2021-04-19 10:11) 

hanamura

kontentenさん山形も静岡も、分裂し易い県です。あ!しまった。初孫は、この小瓶が美味しいですよね。それにしても、呉の味噌って、どんな味だったか思い出せないです。
by hanamura (2021-04-19 19:24) 

skekhtehuacso

ロコときどきキナコさん、唯一無二の友だちです。
エサをあげたこともないのに信用してくれるので、ありがたい存在です。
by skekhtehuacso (2021-04-20 21:01) 

skekhtehuacso

hanamuraさん、きれいな味わいの初孫は海の物に合いそうですね。
呉の味噌は、麦麹の香りが豊かなおいしい味噌でした。
by skekhtehuacso (2021-04-20 21:02) 

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