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【お酒】2009.不老泉 純米吟醸 生原酒 カップ [25.滋賀県の酒]

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製造者 上原酒造株式会社
滋賀県高島市新旭町太田1524

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
アルコール分 17度
原料米 山田錦
精米歩合 55%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




1862年(文久2年)創業」(※1)という上原酒造さん。
なんでも「上原酒造といえば山廃(中略)というイメージが日本酒ファンの間では定着している」(※1)とあるとおり、山廃造りにこだわっていらっしゃるのだとか。

味ノマチダヤにて入手したこのカップ酒は、“純米吟醸 生原酒”なんだってさ。
生酒はこちら原酒はこちら
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速醸酛を使用している旨の表示がありましたよ。
これも山廃酛にこだわっていらっしゃる蔵元さんだけに、あえてこうしておかないと山廃とまちがえられるおそれがあるからでしょうか?
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それでは、いただいてみたいと思います。
純米吟醸ですし、生原酒ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色でした。
それにそれほど透き通ってはいないようでした。
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上立ち香はないですね。
含んでもわかりませんでしたが、フレッシュな風味がややはっきりでした。
接着剤みたいな香りもかすかに感じます。

うまみはやや濃いめでしょう。
米のうまみに厚みはないものの、舌を包むように乗っかって来ます。
酒臭さ(ほめ言葉です)はちょっとだけあるみたいですが、熟成感はありません。
苦みや雑味はゼロですね。
キレはまあまあかな。

酸味はややはっきりです。
すっぱさは少し強めで、鋭さも少し感じます。
酸味自体の深みも少しありますね。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりでしょう。
べとつかず、かなりさらっとしているものの、存在はよくわかります。


やや爽快でやや濃醇の、ちょいすっぱちょい深旨やや甘口のおいしいお酒でした。

フレッシュな風味がありましたが、しつこさがなくてちょうどよい感じでした。
米のうまみがしっかりで、しかも雑味がゼロでした。
それを酸味が引き締めるとともに、深みを添えておりました。
甘みはすっぱさを和らげてくれているようでした。

これはうまいね!
“吟醸”すなわち「吟味して製造した清酒で、固有の香味及び色沢が良好なもの」(※2)たるにふさわしいお酒でしょう。















ところで、

今日は“土用の丑の日”なんだってね。

でも貧困独身中年男性のワタクシは、国産のうなぎには到底手が届きません。

毎年、土用の丑の日にはうなぎの代用食で我慢しているワタクシですが、今年はこれ。
いつも食べている、“さんまの蒲焼缶”でございます。
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でもね、これ一個で262円(税込)もしたのよね。
ワタクシが学生だった頃は、100円くらいで買えたのにさ。
当時は米不足で、苦労して入手したタイ米を炊飯器で炊いて、ちょっとクサいタイ米ご飯の上にさんま蒲焼缶を乗せて、うな丼のつもりでかき込んで空腹をしのいでおりましたよ。
それが令和の世の中では、高級缶詰と化してしまったのでした。
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食べ方も、いつもと同じ。
きゅうりと共に三杯酢で和えて、“さんまざく”(うざくの代用食)にいたしましたよ。
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魚の風味が、酸味が効いている不老泉とよく合いましたとさ。
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(※1)滋賀の日本酒を愛する酔醸(よいかも)会編『滋賀酒(しがざけ) 近江の酒蔵めぐり』p.94(2018.1 サンライズ出版)
(※2)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)1
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酒くさコメント 4

hana2021

酒カップは、真夏にはピッタリな爽やかさのあるデザイン!
滋賀県高島市のマキノ高原でしたかしら?メタセコイヤ並木近くの宿に宿泊したのを思い出しました。
高嶋屋の店名も、ここ高島市から来ているとの事でした。
by hana2021 (2021-07-28 22:45) 

Boss365

こんにちは。
うなぎを食べたいと思いましたが、違うものでした(涙)
さんま蒲焼缶、意外にお高いですね?
ボリュームを考えてら中国産の方が安い可能性あり?
PS.猫が手を舐める行為、手を綺麗にしている?
または、温度調節している可能性もあり!?(=^・ェ・^=)
by Boss365 (2021-07-28 23:32) 

skekhtehuacso

hana2021さん、私もマキノへ行ったことがありました。
でも私はひととおり徘徊しただけでした。
それでも琵琶湖のほとりに出たり、酒蔵を訪問したりと楽しむことができました。
by skekhtehuacso (2021-07-29 20:51) 

skekhtehuacso

Boss365さん、さんま蒲焼缶が大好きなワタクシといたしましては、この高騰はいささかつらいところでございます。
さば缶よりも高いんだもんね。
うなぎは中国産を食べる手もありましたが、やはり土用の丑の日は国産をいただきたいところでした。
猫の手舐めは、温度調節の意味もあったのですか。
猫は居心地がよい場所を探すことにかけては天才ですが、温度調節までやっていたのですね。
by skekhtehuacso (2021-07-29 20:54) 

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