〔泡盛〕9.残波 14度 200ml カップ [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 有限会社比嘉酒造
沖縄県読谷村字長浜1061番地
品目 泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
内容量 200ml
アルコール分 14度
(以上、カップの印刷事項より転記)
「アメリカ民政府時代の昭和23年に酒造免許を取得、」(※1)したという比嘉酒造さん。
なんでも、「創業当時は、米軍払い下げのお玉(食器のお玉)を大量に購入し、それを潰して手作りの蒸留器を作ると行った(原文ママ)苦労を重ねて泡盛造りを軌道に乗せた」(※2)のだとか。
今日いただくこの残波カップは、14度のいわゆる前割り。
容量は200mlでした。
その残波の味わいについては、以下のように紹介されておりました。
「比嘉酒造の看板酒「残波(ざんぱ)」発売から20年。発売当初の「水のようだ」という若者の意見に、水のごとく受け入れられる酒と二代目は確信したという。クセのないまろやかな味わいと爽やかな香りが、人気を勝ち得ている。」(※1)
どうやらさっぱりした泡盛のようですが、果たしてその風味はこのカップ酒から感じとることができるのでしょうか。
泡盛ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
色は、無色透明でした。
一口含むと、最初に甘みをほんのりと感じます。
米の風味は強くはないものの、キリッと引き締まっております。
黒麹の香ばしさは、じっくりと味わうとわかるくらいです。
クセや雑味はゼロ!
スースー感はないものの、かすかにピリッとくるかな。
キリッと引き締まっているものの甘みが効いている、おいしい前割り泡盛カップでした。
たしかにクセのない味わいでした。
でもけっして薄くはなく、甘みや米の風味を感じることができました。
しかもキリッと引き締まっておりました。
これうまいね!
この味わいで14度の200mlだったら、御の字でしょう!
(※1)沖縄県酒造組合連合会監修『決定版 泡盛大全』p.55(2000.12 株式会社主婦の友社)
(※2)田崎聡『泡盛王国』p.32(2006.8 有限会社食の王国社)
水の様だと申せば【上善如水】を思い出してしまいますが・・・
いえいえ、加齢と共に言葉にストップがかからなくなりました(w)
さて、泡盛と申せば・・・アルコール度数の高いモノを
思い出してしまいますが、前割と云うモノがあるとは・・・(゚ω゚)
今回も勉強になりましたm(_ _)m
仕込んだ水で割ると最高だって聞いた事がありますが、これですね!
by kontenten (2021-12-28 09:19)
kontentenさん、蔵元さんで割って出荷している以上、その割水は仕込み水と考えて間違いないと思います。
上善如水は、水みたいだと言われることがありますね。
かつてテレビで、女の子が上善如水を飲んで「水みたいでおいしい!」って言っていたことがありました。
しかし性格がひねくれているワタクシはそれを聞いて、「だったら水を飲んでりゃいいじゃないか!」って心の底から思ったことがありました。
by skekhtehuacso (2021-12-28 20:50)