【お酒】2081.英勲 氷零貯蔵 本醸造 300ml [26.京都府の酒]
製造者:齊藤酒造株式会社
京都市伏見区横大路三栖山白屋敷町105番地
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分:14%
精米歩合:65%
内容量:300ml
保存方法:直射日光、高温、多湿を酒て保存
(以上、ラベルより転記)
「齊藤酒造の歴史は、元禄時代に初代井筒屋伊兵衛が伏見で始めた呉服商から。明治28年、九代目齊藤宗太郎によって酒造業に転じ」(※1)たという齋藤酒造さん。
“英勲(えいくん)”の手印は、「大正天皇の即位を記念して」(※1)つけられたものなのだとか。
今日いただくこのお酒は、
“氷零貯蔵”の本醸造でした。
精米歩合は65%。
お米は、“京の輝き”を使用しているんだってさ。
京の輝きは、もともとは掛米(麹カビを付けずに使用する米)用として育成された酒米なんだって。
「清酒生産量第2位の京都には、独自の酒米祝があるが,掛米には飯用一般米の日本晴や祭り晴を使用していたため,京都ブランドの掛米向き品種を目的に育成された。農研機構と京都府殿共同育成品種。」(※2)
話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
本醸造ですが、冷やして飲めと書いてありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色透明でした。
香りはないですね。
うまみはやや濃いめ。
米のうまみに厚みをしっかりと感じます。
酒臭さはなく、熟成感もありません。
軽い渋みをちょっと感じます。
キレはまあまあかな。
酸味はややひかえめ。
すっぱさは弱めですが、乳酸らしき風味をちょっとだけ感じます。
ただ、ちょいスーでちょいピリです。
甘みはややはっきり。
前には出て来ないものの、じんわりと感じます。
やや濃醇でちょい渋ちょいスーちょいピリ旨やや甘口のおいしお酒でした。
米のうまみそのもので、しっかりしておりました。
甘みはわかりましたが、しつこさがまったくありませんでした。
ちょい渋ちょいスーちょいピリでしたが、それらがいい感じに引き締めておりました。
これ、うまいね!
食事に合う。
その英勲と合わせた今日のエサはこちら。
にんじんときゅうり。
浅漬け。
大根とさば缶。
さば缶大根(しょうが多め)。
味がしみておいしゅうございました。
ごちそうさまでした。
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ひなたぼっこなさっていらっしゃった黒猫のダンナでしたが。
それでも遊んでくださるのが、ダンナの懐の深さなのでした。
(友情出演)
(※1)らくたび文庫No.046『京都の地酒蔵』p.17(2011.11 株式会社コトコト)
(※2)副島顕子『酒米ハンドブック 改訂版』p.23(2017.7 文一総合出版)
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