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〔泡盛〕26.泡波 30度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]

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製造元 波照間酒造所 波照間忠夫
沖縄県八重山郡竹富町字波照間156番地

琉球泡盛
原材料 米こうじ(タイ産米)
内容量 100ml
アルコール分 30%
(以上、ラベルより転記)





今日は、波照間島で波照間さんが造った泡盛をいただきます。
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波照間島と蔵元である波照間酒造所さんにとついては、文献で以下のように紹介されておりました。
 波照間島は、石垣島から南西に42km離れた所にある日本最南端の島です。島の人口は約600人、周辺をサンゴ礁の海に囲まれ、島一面にはさとうきび畑が広がり、日本で唯一南十字星が見られる島としても有名です。
 そんな日本最南端の地で酒造りを営むのが、波照間酒造所です。島民が共同事業として操業を始めた1953(昭和28年)当初は、5~6カ所の酒造所がありましたが、現在ではこの波照間酒造所だけが唯一残り、現在2代目の波照間哲夫氏夫婦と息子さんの忠夫氏の3人で島の泡盛を守り続けています。」(※1)

今日いただくこの“泡波(あわなみ)”ですが、なんでも「物資の乏しかった創業当初は、原料に粟を用いて酒造りをしていたことから、主力商品「泡波」は名付けられた。」(※2)のだとか。
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そんな日本最南端の島で造られたこの泡波。
特筆すべきことは、そのお値段!

わずか100ml詰のミニチュアボトルですが、
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お値段はなんと、1,100円!
泡盛の100mlミニチュアボトルはだいたい200円台なのですが、これはその4~5倍でしたよ。
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1,100円あれば、焼酎ならば四合瓶を、清酒ならば三増2リットル紙パックを買えてお釣りが来ちゃいますよね。

なおこのお値段ですが、私が買ったお店だけが高値で暴利を貪っていたわけではけっしてございません。
那覇の国際通り沿いに店を構える酒店ではどこでも、この商品はこれに近いお値段で販売されておりましたよ。

なんでもこの泡盛、希少価値が高いのだとか。
このことについて、文献では以下のように紹介されておりました。
 元来、島民が飲むために島で造られている酒である。しかも、伝統の製法を守りながら、波照間氏独自の工夫を加えつつ手造りで生産できる量には限りがあり、味が評判を呼び、皮肉にも島民でさえ入手し難い酒になってしまった。酒造所での直接販売は一切行っておらず、波照間島内の商店でも仕入れた時点で売り先が決まっている状態で、観光客が買うのは大変難しい。「むやみに買い漁るのではなく、小さな島の限りある酒として大切に味わって欲しい」というのが、波照間島民の願いであろう。」(※3)


そんな希少な泡盛である泡波を、大切に味わってみようと思います。
今日も、ちょい水足しの水割りでいただきます。
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鼻を近づけると、高木のような香りをかすかに感じます。
含むとそれがほんのりと穏やかに広がります。

米の風味はやや厚めで、かつ鋭さを感じます。
黒麹の香ばしさも然り。
苦みが少しだけあって、弱めですがこれも鋭い。
甘みはややひかえめで、前に出てこない感じです。


風味豊かでキリッと引き締まった、おいしい泡盛でした。

風味・香ばしさ・苦みにそれぞれ鋭さを感じたせいか、口当たりがキリッと引き締まっているようでした。
でも風味豊かで、飲み応えがありました。
香りはありましたが、穏やかでしつこさを感じませんでした。

たしかにうまいね。
食事と合う。
南国の酒は、きっと海の物との相性バッチリでしょう。






その泡波と合わせた今日のエサはこちら。


先週末に引きつづき、
今日もペンネ。
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帆立貝柱缶(割肉)。
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なーんだスカスカじゃん!
500円もしたのに。
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このほかに、しめじとしいたけ、
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そしてキャベツ。
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オリーブオイルでにんにくときのことを炒めて、
貝柱缶、酒、バター、ペンネのゆで汁でソースを作り、
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茹でたペンネを投入して、
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最後にキャベツを入れてこしょうをふって、
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貝柱缶とキャベツのペンネのできあがり。
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予想通りのおいしさでした。
泡波ともバッチリでした。
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ごちそうさまでした。
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午前中は草の中のベッドでお眠むだった黒猫のダンナ。
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午後になって雨が降ってきましたが、
それでも遊んでいただけるのが、ダンナの懐の深さなのでした。
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(友情出演)



(※1)日本酒類研究会編著『知識ゼロからの泡盛入門』p.174(2008.6 幻冬舎)
(※2)沖縄県酒造組合連合会監修『決定版 泡盛大全』p.84(2000.12 株式会社主婦の友社)
(※3)田崎聡『泡盛王国』p.104(2006.8 有限会社食の王国社)
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あ~酒臭かった! 34

酒くさコメント 4

newton

ペンネのペペロンチーノ、美味しそうですね。ワインを飲みたいところですが、泡盛も合いそうですね。
by newton (2022-04-30 16:55) 

skekhtehuacso

newtonさん、ペペロンチーノと呼ぶには憚られる拙い料理でございました。
ワイン、いいですね!
でも飲むとハマってしまいそうですし、それに清酒や焼酎・泡盛と比べて格段にお高いですから、自粛いたしております。
by skekhtehuacso (2022-04-30 18:58) 

Rinko

「泡波=幻の酒」が頭にインプットされてます。
それにしても、そんなに高価だとは!
by Rinko (2022-05-02 08:01) 

skekhtehuacso

Rinkoさん、幻の酒という割には、比較的頻繁にみかけましたよ。
でもこのお値段では、試したくても結果として幻になってしまいそうですね。
by skekhtehuacso (2022-05-02 20:59) 

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