【お酒】2287.廣戸川 300ml [07.福島県の酒]
製造者 松崎酒造株式会社
福島県岩瀬郡天栄村下松本字要谷47-1
品目 日本酒
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15度
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
手元にあった文献で、以下のように紹介されていた松崎酒造さん。
「 1892(明治25)年創業の個人経営の酒造店。天栄村を流れる釈迦堂川が、かつて「廣戸川」と呼ばれていたことが銘柄の由来とされる。」(※1)
現在は株式会社化されている松崎酒造さん。
以下の製品をいただいた際は、個人事業主(松崎酒造店)でした。
【お酒】787.廣戸川 カップ
【お酒】862.廣戸川 にごり酒 300ml
一方で、これらは株式会社化されてからいただいたものでした。
【お酒】1958.廣戸川 カップ
【お酒】2106.廣戸川 本醸造 ゆうだい21 カップ
蔵元さんのWebsiteを参照しても、株式会社化された時期はわかりませんでした。
まあでも、2016年から2021年までのあいだであることはたしかでしょう。
どうやらその間に代替わりがあったみたいで、その影響かもしれません。
商業登記記録を参照すれば正確な年月日がわかるのでしょうけれど、たかがこんな酒臭いブログを書くためにそこまでする必要はないでしょう。
今日いただくこのお酒は、
緑色のガラス瓶に文字が直接印刷された清々しいデザインの“廣戸川”。
普通酒でした。
ということは、かつていただいた
【お酒】787.廣戸川 カップ
【お酒】1958.廣戸川 カップ
と同じ中身なのでしょうか?
それを確かめるべく、いただきたいところですけれど、
前回いただいた際の味は完全に忘れてしまっております。
それ故、初心に立ち返っていただきたいと思います。
まずはひや(常温)で試してみます。
お酒の色は、ほとんどわからないくらいでした。
上立ち香は、盃に鼻を近づけるとかすかに酒臭さ(ほめ言葉;以下同じ)を感じる程度。
含むとふんわりと広がります。
うまみはやや淡めですが、やや淡めなりにしっかりしています。
酒臭さが最初に来て、米の風味は弱め。
軽い苦みを少し感じます。
熟成感もあるみたいですが、穏やかです。
キレはよいですね。
酸味はややはっきり。
すっぱさは弱いものの、酸味の深みを少し感じます。
スーかすか、ピリはなし。
甘みはややひかえめ。
かなりサラリとしているものの、一応わかります。
やや淡麗でちょい苦ちょい枯ちょい深スッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
酒臭さと酸味の深みとに、弱めの熟成感とで、飲み応えを感じました。
それでいてキレがとてもよく、スッキリしていてむしろ軽めでした。
うまいと思います。
次に、残りを燗で試してみました。
酒臭さが立つね。
酸味は、鋭さが出て、深みもしっかりしてまいりました。
苦みも立って、少し重く感じます。
それでいてキレもよく後味スッキリ。
熟成感は穏やかなまま。
甘みは完全に消えました。
燗にすると、やや淡麗でちょい苦ちょい枯ちょいすっぱ深スッキリ旨辛口のおいしいお酒になりました。
燗のほうがうまみや深みがしっかりしておりました。
それでもキレのよさは健在で、後味はスッキリ。
一方で甘みが撤退し、辛口になりました。
燗もおいしいね!
うまみの酒臭さと酸味の深みとは、あたかも山廃酛に由来するものの如くでしたよ。
特に燗が好みでした。
その廣戸川と合わせた今日のエサはこちら。
酢を使ったものを食べたかったので、
なすを用意して、
焼かなすを作って、
焼かなすのごま酢和え。
予想通りのおいしさでした。
Hotpepperの“メシ通”を読んでいたら、
これを作って食べてみたくなったので、
豚こま肉(国産)を買って来て、
こねこね~!、こねこね~!
(↑岡田ひとみさん(ねんドル)より)
フライパンで焼いて、
できあがり。
カリカリでおいしい!
これは国産豚肉に限る!外国産だとカッチカチでしょう。
ごちそうさまでした。
(※1)福島民友新聞社編『ふくしま美酒探訪』p.49(2017.8 福島民友新聞社)
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by johncomeback (2024-05-12 19:38)
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by skekhtehuacso (2024-05-12 19:47)