【お酒】2305.松の寿 MATSUCUP アルミ缶 [09.栃木県の酒]
製造者:株式会社松井酒造店
栃木県塩谷郡塩谷町船生3683
品目:日本酒
アルコール分:15度
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合:70%
内容量:180ml
(以上、ラベルより転記)
こちら10年ぶりの松の寿。
かつて【お酒】187.松の寿 佳撰 マツカップをいただいております。
10年前はガラスのカップでしたけれど、10年の時を経て再開した松の寿はアルミ缶でした。
品質表示はこちら。
精米歩合が表示されておりますが、特定名称の表示はなし。
ということは、普通酒なのでしょう。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、かすかに着いている程度でした。
鼻を近づけると、酒臭い(ほめ言葉;以下同じ)香りをかすかに、そしてアルコール香もかすかに感じます。
うまみは濃いめ。
酒臭さがどっしりで、熟成感をかすかに感じます。
米のうまみは前には出て来ないものの、厚みがあることがわかります。
苦みや雑味は、ゼロですね!
濃いのにキレはよく、スッと引きますよ。
酸味はややひかえめ。
すっぱさは鋭くもなく、弱め。
深みをほんの少し感じますが、うまみに隠れているみたい。
ちょいスーですが、ピリはなし。
甘みははっきり!
後味ではなく、うまみと同時並列的に幅のある甘みを感じます。
でも決してべとついたりはしておりません。
濃醇ちょいスースッキリ旨甘口のおいしいお酒でした。
うまみがしっかりしていて濃いめなのに、雑味が一切ないところがすごい。
甘みもはっきりしていましたが、けっしてべとついてはおりませんでした。
それでいてキレがとてもよく、ちょいスーも相俟って後味スッキリ。
うまいね!
言葉は失礼かもしれませんが、これは“田舎の酒”って感じがいたします。
畑で採れたてのトマトやキュウリをかじりながらだったり、きのこや根菜たっぷりの味噌汁の具だったりと、そんな素朴な味の食べ物とバッチリだと思いました。
それにしても、
10年前の評価とはぜんぜんちがうな。
10年経って、オイラも丸くなっちまったというか、覇気がなくなってしまったのだろうな。
そりゃだって、いろいろあったもんな。
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