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【お酒】1623.すえひろ カップ [17.石川県の酒]

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合名会社中島酒造店
石川県輪島市鳳至町稲荷町8

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール
アルコール分14度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




中島酒造店さんのお酒は、これまでに末廣 能登上撰 本醸造 カップをいただいております。

今日いただくこのお酒は、どうやら普通酒のようでした。
また特に小印は付されていなかったことから、佳撰クラスではないかと推察いたします。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、薄めの金色でした。
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うまみは、どちらかというとやや濃いめでしょうか。
酒臭さ(ほめ言葉です)が少しはっきりしていて、角のない熟成感も少し感じます。
苦みがちょっとあって、冷めると鋭さが少し出てくるみたいです。
キレはよく、透明感も少し感じます。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
スースーは少しはっきりしています。
かすかにピリかな。

甘みはややはっきりしています。
べとつかずさらっとしていますが、幅を感じる甘みを少し感じます。


やや濃醇でちょい深旨やや甘口のおいしいお酒でした。
これまでにいただいた各蔵元さんの“能登上撰”の味わい(穏やかな熟成感とさらっとした甘みとがあって、酸味が少なく、かつ弱めの苦みが引き締める味)と基本的には似ておりましたが、こちらのほうがキレがよくて濃醇さがややひかえめでした。
それでもね、私としてはしっかりした中に軽さを感じるておいしいお酒だと思いました。

これも能登上撰と同じく、きっと輪島で水揚げされる地魚と合うのではないでしょうか。



ということで、輪島の地魚を用意することはできないものの、今日は魚との相性を確かめるべく、さば缶(さばの水煮缶)を用意しましたよ。
だれにも迷惑をかけずに生きていくために“労働”という名の“時間と魂との切り売り”にしかたがなく従事せざるを得ない独身中年男性にとってはね、さば缶は魚そのものの味を手間をかけることなく楽しませてくれるありがたい存在なのですよ。
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あたしゃさば缶には断然、レモンの爽やかな酸味が合うと思いますよ。
カボスやすだち、それにライムなどでは爽やかさが弱くてダメなのです。
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そのレモンをベースにしてドレッシング(玉ねぎ+ピーマン+レモン汁+オリーブオイル+こしょう+マジックソルト+砂糖少々)を作り、さば缶にかけます。
(玉ねぎとピーマンとはあらかじめ水にさらしてあります)
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レモンの爽やかな酸味と玉ねぎの辛み、そしてピーマンの青みとがね、それはそれはさば缶とよく合うことよく合うこと!
その味をお酒が引き立てつつ、さっぱりと流してくれたのでした。
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ああ、
この瞬間のためだけに生きているって、つくづく思うわ。




そうそう、猫もだ。
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(友情出演)