【お酒】1630.若鶴 辛口 玄 カップ [16.富山県の酒]
若鶴酒造株式会社
富山県砺波市三郎丸208
180ml
アルコール分14.0度以上15.0度未満
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
(以上、フタより転記)
若鶴酒造さんのお酒は、このブログの草創期に若鶴 純米吟醸カップをいただいております。
この若鶴純米吟醸カップは、東急東横店の地下にある酒コーナーで見つけたものでした。
当時は、仕事で出かけた先や休日に都内や近所を歩き回った際に見つけたお酒を紹介していくつもりでした。
ところが、今となっては“酒集め”と称して泊りがけで地方へ出かけて散財しまくる始末。
酒は身を滅ぼすと言いますが、まさにその通りですわ。
今日いただくこの“辛口 玄”は、普通酒でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、薄い金色でした。
うまみは濃くはないですね。
最初に熟成感が来ますが、角がなくて穏やかです。
米のうまみや酒臭さはほとんどわからないくらいですよ。
苦みがあって、弱めですが、冷めるにつれて鋭さが出てくるみたいです。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はややひかえめでしょうか。
すっぱさは弱めですが、これも冷めるにつれて鋭さが出てきます。
それにちょっとピリッと感じます。
甘みはやっぱりひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。
ちょい苦ちょいすっぱちょいぴりスッキリ辛口のお酒でした。
熟成感があったことから淡麗とは言い難いものの、角やしつこさはありませんでした。
それにキレがよくて辛口で、米のうまみや酒臭さを感じなかったことから、ドライというか薄さを感じてしまいました。
そこへすっぱさと苦みとが弱めながらに働いて、さらに味を引き締めているようでした。
まさに辛口。
お酒の味そのものよりも、合わせる料理のために設計された味わいのように感じました。
これはきっと、富山の海で採れる魚と合うのではないでしょうか。
蔵元さんが蔵を置く砺波市には、海はありませんけれどね。