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【お酒】1645.成政 カップ [16.富山県の酒]

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成政酒造株式会社
富山県南砺市舘418

原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分/15度未満
200ml
(以上、ラベルより転記)




医王山の湧き水“槍の先の水”」(※1)
成政が使う“槍の先の水”は、戦国時代の国主・佐々成政が槍で土を突いた折に湧き出たといわれるもので、これにちなみ銘柄にも「成政」の名を冠している。」(※1)
という、成政酒造さん。
かつて@カップ女子 純米吟醸酒 青をいただいております。

今日いただくこの“成政”は、どうやら普通酒のようでした。
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なお、カップの裏にはこんなラベルが貼られておりました。
この写真は後日のために敷いておく伏線です。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、濃くはないものの金色でした。
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うまみはやや濃いめかな。
酒臭さ(←ほめ言葉です)とともに熟成感を少し感じます。
熟成感は強くはないものの、枯れた感じが少しあるみたいです。
苦みはかすかです。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はややひかえめかなと思いましたが、冷めると少しはっきりしてきました。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭くて、それが冷めるにつれて目立ってくるようです。
スースー感ははっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりかと思いましたが、これは冷めるにつれてひかえめになりました。
べとつかないものの、最初は幅を感じました。
それが冷めるにつれて引いていくようでした。


やや濃醇でちょい枯ちょいスー旨やや辛口のお酒でした。
枯れた感じがありましたが、角やしつこさを感じませんでした。
それにキレがよいので、しっかりしているのに軽さを感じました。
透明感やスースー感があったことから察するに、これはどうやらアル添が効いているみたいですね。
それに、あたたかいうちは甘みがあるかなとも思ったのですが、冷めるにつれて甘みが引くとともに酸味が目立ってまいりました。

面白いお酒でしたとさ。

(※1)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.63(2002.3 橋本確文堂)