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【お酒】1652.かたふね 本醸造 カップ [15.新潟県の酒]

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合資会社竹田酒造店
新潟県上越市大潟区上小船津浜171

原材料名 米(国内産)・米こうじ(国内産米)・醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分16度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




新潟県は上越地方(南西部)に蔵を置く竹田酒造店さん。
酒銘の“かたふね”については、以下のような記述がありました。
1867年に創業。87年に現在地に蔵を移転。現在も看板銘柄となっている「かたふね」は、創業当時から醸造している酒。砂丘に点在する「潟」と蔵のある住所のもとになっている「上小舟津」(漁船の船着場)から取った「舟」に由来し、砂丘でろ過された雨水が良質の地下水となり、これを酒に使用しているというのが、名前に込められた意味だ。」(※1)


話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみがじんわりと効いています。
酒臭さ(ほめ言葉です)は、温かいうちはわからなかったものの、冷めるにつれて出てくるみたいです。
渋みがあって、弱めではあるものの鋭いですね。
キレはよいみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めですが、これにも鋭さがありますよ。
スースー感はかすかですが、ちょいピリです。

甘みはややはっきりしています。
クドさはく、べとついた感じもないものの、幅を感じます。


ちょい渋ちょいすっぱ旨やや甘口のお酒でした。
濃くはないものの、米のうまみが効いておりました。
しかし渋みが目立ち、酸味の鋭さも気になって、それらが雑味として感じてしまいました。
甘みが少しはっきりしていたところは、上越地方のお酒らしさでしょうか?

(※1)『にいがた日本酒手帖』p.106(2014.11 株式会社ニューズ・ライン)