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【お酒】1665.白隠正宗 誉富士純米酒 カップ [22.静岡県の酒]

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髙嶋酒造株式会社
静岡県沼津市原354-1

原材料名 米・米麹
精米歩合60%
アルコール分 15度以上16度未満
全量静岡県産誉富士使用
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




髙嶋酒造さんのお酒は、かつて白隠正宗 辛口純米 300mlをいただいております。

え?、白隠正宗にカップ酒があるのか!」、と驚きの諸兄もいらっしゃることでしょう。
しかしこれは、東京は中野区にある味ノマチダヤにて入手したものでした。
察するに、味ノマチダヤさんが企画したオリジナル商品ではないでしょうか?


このカップ酒は、静岡県が誇る酒造好適米“誉富士”を全量使用した純米酒なんだってさ。
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品質表示の他に、“こだわり”も書いてありましたよ。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し着いている程度で、透き通っておりました。
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香りはないですね。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
最初に熟成感が来て、少し枯れていて角も少し感じます。
米のうまみはうっすらです。
渋みが少しあって、弱めですが鋭いですね。
純米なのにキレはよく、透明感すら感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさはどちらかというと弱めですが、これにも鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめ、いや、ややひかえめでしょうか。
かすかに感じる程度ですが、不思議とべとつきます。


枯れていて、ちょい渋ちょいすっぱやや辛口のお酒でした。
熟成感が最初に来て、その後に渋みと酸味とが追随するように感じました。
熟成感や渋み、そして酸味と、いずれの味の要素にも鋭さがあって、燗が冷めるにつれてそれらが目立ってくるようでした。
米のうまみはうっすらというかペラペラで、純米なのに透明感すら感じたのは、誉富士の性質によるものでしょうか?
私としては、うまみ自体に深みやコクがほしいところでした。