SSブログ

【お酒】1681.千鳥正宗 銀冠 カップ [28.兵庫県の酒]

10001.JPG
岡村酒造場(岡村隆夫)
兵庫県三田市木器340

原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




先月に、秋の乗り放題パスを使って出かけた際に入手したお酒です。

造っているのは、兵庫県三田市の木器(こうづき)に蔵を置く岡村酒造場さんです。
10002.JPG
2019aki087.JPG
2019aki088.JPG
2019aki094.JPG


“銀冠”の小印が付けられた普通酒でした。
他に金冠もあったことから、おそらくかつての級別制度下における二級酒クラスのお酒でしょう。
10003.JPG10004.JPG

上の写真からもわかるとおり、ラベルの破損が著しいこのお酒。

私が蔵元さんの直営店を訪問した際、店頭ではこの銀冠カップがちょうど切れていたのです。
しかし表にあった自動販売機では取扱があるとのことで、そこでこれを入手したのでした。

ですが、冷やして販売されていたことで結露が生じてラベルの強度が低下しており、さらに自販機から取り出す際にラベルが引っかかってしまって斯様な惨事に至ってしまったのでした。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はかすかに着いていることがわかる程度で、透き通っておりました。
10005.JPG


燗をつけると、お酒の甘い香りがかすかに漂ってまいりました。

うまみは淡めです。
酒臭さ(ほめ言葉です)をほんのりと感じる程度です。
熟成感もかすかに感じます。
苦みは弱めですが、弱めなりに重さを感じます。
キレはとてもよく、透明感を少し感じます。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
一方で、スースー感ははっきりしています。
それにけっこうピリッときますね。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


淡麗ちょい苦スーピリ辛口のお酒でした。
透きとおった色と味わいの透明感、それにスースー感やピリピリ感から察するに、これはアル添量が多めのお酒ではないかと思いました。
それでも、淡めなりに酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)や熟成感を感じたことから、味の基本はしっかりしていて飲み応えを感じました。

これは完全に食中酒でしょうよ。
というか、これはあくまでも私の感想ですが、これだけを飲んでもおいしいとは言えないかと思いますよ。
それでも、濃い味や脂っぽい料理とは合うのではないかと感じました。

ということで、今日合わせたのはこちら。
キャベツとしいたけ、豚バラ肉を、郡上みそで炒めてみましたよ。
10006.JPG

これは合う!
豚の脂や味噌の風味を、お酒がサッと流してくれましたよ。
10007.JPG