【お酒】1725.本金 からくち 太一 本醸造 300ml [20.長野県の酒]
酒ぬのや本金酒造株式会社
長野県諏訪市諏訪二丁目8番21号
精米歩合 60%
アルコール分 15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
酒ぬのや本金酒造さんのお酒は、かつて普通酒の本金カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、“からくち”と銘打たれた本醸造でした。
蔵元さんのWebsiteによれば、“太一”という銘について「本金を50年以上の長きにわたり支えてくれた北原太一杜氏の名前をいただいた酒。」と紹介されておりましたよ。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほぼ透明でした。
燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがかすかと共に、アルコール香もかすかに立ってきました。
うまみは淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
米のうまみがふんわりとひろがって、厚みも少し感じます。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)もかすかに感じます。
熟成感はなく、苦みや雑味も感じません。
キレは、うまみに感してはよいですね。
酸味ははっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
それにこのお酒、かなりピリッとしておりますよ。
スースー感もはっきりしています。
甘みはややひかえめです。
弱めですが、さらっとした甘みの存在はわかります。
淡麗ピリやや辛口のお酒でした。
けっこうなピリ辛口でしたよ。
それでもうまみを淡めながらに感じることができたので、けっしてペラペラではありませんでした。
これは合わせる料理を選びそうなお酒ですぞ。
ということで、今日のエサ。
今日は、味噌で決めてみました。
まずは、九条ネギのぬた。
酢味噌には、広島の麦味噌を使いました。
甘口の味噌がまろやか。
それに麦麹の粒が香ばしいね。
次は、豚ロース肉と野菜の味噌炒め。
これには仙台味噌を使いました。
小泉武夫先生のご著書で「伊達政宗が文禄二年(一五九三年)に朝鮮の蔚山で戦ったとき、仙台味噌を軍糧として運び込み、他藩の味噌より安定して腐らず変質せず、その上美味しいというので大評判となった」(※1)とか、「江戸市中で最も好まれた味噌は「仙台味噌」で」(※2)あって「仙台からはるばる運んで来るのは面倒だと思ったのか、次には仙台から味噌の原料を送らせ、大井(今の品川区)にあった仙台藩下屋敷で仙台味噌の醸造を開始した」(※3)ほどの評判だったと紹介されていたことから興味を持ち、はじめて入手してみた次第でした。
(小泉武夫『醤油・味噌・酢はすごい』2016.11 中公新書2408)
(※1:p.109・※2:p.93・※3:p.94)
調理前に舐めてみたところ、塩気を強く感じたことから、みりんと合わせてみました。
そうしたら味わいがまろやかになったのみならず、深みをしっかりと感じることができました。
この深みは、豚肉との相性がバッチリですぞ!
それどころか、仙台味噌の深みの効果か、お酒のピリピリ感すら和らいできましたよ。
やっぱりこのお酒は、合わせる料理次第でおいしくなるみたいでした。
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年が明けてから、イヤな夢を毎日見るようになってしまいました。
内容は、過去にうけたひどい仕打ちやイヤな思い出がよみがえるやつ。
あたしゃ子供の頃に親から連日のように怒鳴られていたせいで、幼少期にはすでに精神が崩壊してキチガイ化しておりました。
それに集団行動が大の苦手で、幼稚園とか学校(大学を除く)とか会社勤めとかが大嫌いだったのでした。
その当時に経験したイヤな出来事はすでに過去のことであって、普段は忘れています。
しかしなぜか不思議なことに、夢の中だと鮮明に思い出し、その出来事の真っ最中に自分が置かれていて現在でも耐えられないほど苦しめられ続けているように思うのです。
しかもその夢を見るのがいつも明け方で、自分がうなされている声で目が覚めるという有様。
自分がキチガイであることは百も承知ですが、こう続くとなるとさすがにまいってしまいます。
そこで今日は、神頼みでもしてみようと思い、出かけてまいりましたよ。
まずは、西船橋駅から東京メトロ東西線に乗車。
門前仲町駅(東京都江東区)にて下車。
やって来たのは、富岡八幡宮。
何年か前に刃傷沙汰がありましたが、そんなことはすっかり忘れられつつありますね。
それにあやかるべく、参拝しようと決めました。
しょうゆの焦げる香りに誘われて、きりたんぽを所望。
まいう~♪
猿回しが披露されておりましたよ。
拝殿にて二礼二拍手一礼。
おみくじを引いてみましょうぞ。
ざまあみろってんだ!
“逃げ逃げ家康天下を取る”だってさ。
あたしゃ判官贔屓なもので三成のほうが好きなのですが、人生でさんざん逃げまくって来た自分もこの言葉にあやかりたいものだわ。
“旅行 南西は注意”
南西の方角への旅行を計画し始めたばかりだったのに。
こちらは深川不動尊。
超満員でしたので、参拝は遠慮いたしました。
お不動さんの参道にある骨董屋。
骨董屋を見つけると必ず何かを連れて帰ってきてしまうのがワタクシの悪いクセ。
折原商店(立ち飲み店)で精進落とし。
今年の樽酒は真澄。
しかも純米吟醸あらばしりの生酒だってさ!
さすが真澄、ものすごくまいう~♪
米のうまみがしっかりで、酸味が程よく引き締めて甘みがコクを添える。
そこへ木香(樽の香り)がふんわりと着いていて最高の仕上がりでした。
玉こんをかじりながら、樽酒をおいしくいただきました。
最後は、安い寿司屋で、
安い寿司を食べて帰ったとさ。
これで明日の朝から、心地よい目覚めを回復できるとよいのですが。
はたして、いったいどうなることやら。