【お酒】1730.名取駒 特別純米酒 300ml [04.宮城県の酒]
株式会社相傳商店
宮城県岩沼市中央三丁目1ノ24
アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合60%
300ml詰
(以上、ラベルより転記)
東北本線に常磐線が合流する岩沼駅(宮城県岩沼市)。
そこから程近い場所に蔵を構えるのが、相傳商店さんです。
相傳商店さんのお酒は、これまでに名取駒の本醸造酒カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、精米歩合60%の特別純米酒でした。
特別純米酒には香りを特徴とするものもあるようですので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。
上立ち香はないですね。
でも含むと、お酒の甘い香りが口の中に広がります。
フルーティーさもかすかにあるかな。
うまみはやや濃いめでしょうね。
米のうまみがピンと舌の上に乗っかって、厚みも少し感じます。
苦みがあるみたいですが、弱めで鋭さは感じません。
雑味や熟成感はありません。
キレもそこそこよいみたいです。
酸味ははっきりです。
すっぱさは少し強めで、鋭さも少しあるみたいです。
でも、酸味自体に深みを少し感じますよ。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。
甘みはややひかえめでしょう。
弱めでさらっとしているものの、幅があることがわかります。
やや濃醇でちょい深旨やや辛口のおいしいお酒でした。
米のうまみしっかりで、酸味の深みも少し感じて飲み応えがありました。
この酸味の深みは、あたかも山廃酛使用酒のそれに似ているみたいでしたよ。
それでいて雑味がなく、弱めの苦みすら味をいい感じに引き締めてくれておりました。
これ、うまいね!
カップ酒(本醸造酒)よりもこっちのほうがはるかにおいしいよ。
というか、この酸味の深みを感じることができる味わいは、私の好みでした。
でもさ、この味わいから推察するに、きっと燗のほうがいけるでしょうよ。
ということで、残りを燗にしてみましたよ。
燗をつけると、お酒の甘い香りが立ちますね。
米のうまみがより鋭くなりましたよ。
それに、酸味の深みがより深くなってまいりました。
香ばしさもわずかに出るみたいですよ。
ちょい濃醇でスッキリ深旨やや辛口のおいしいお酒になりました。
燗のほうが深みが増すとともに、うまみが鋭くなってキレがよくなりました。
この酸味の深みはいいね!
このお酒は、まちがいなく燗でいただくべきでしょうよ!
今日のエサ。
菜の花がもう出ておりました。
からし和えにしてみましたよ。
冷蔵庫に残っていたキャベツとしいたけとを、ごま油と中華だし、にんにくのみじん切りを使って卵とともに炒めてみました。
ごちそうさまでした。