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【お酒】1746.醉心 上撰カップ [34.広島県の酒]

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株式会社醉心山根本店
広島県三原市東町1-5-58

アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
[内容量]180ml
(以上、ラベルより転記)




醉心山根本店さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
272.上撰醉心カップ
462.醉心 純米吟醸 醉心稲穂 180ml
486.醉心 純吟カップ
1110.醉心 サケカップ 軟水仕込み
1713.醉心 かきに合う酒 純米酒 180ml
1720.醉心 辛口 カップ

今日いただくこのお酒は上撰の小印が付いた普通酒ですから、かつていただいた272.上撰醉心カップと同じ中身でしょう。
ですがラベルの色が変わっていたことから(灰色→象牙色)、当方独自のルールにより別カウントとさせていただきます。
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“横山大観愛飲の酒”とありますね。
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でもね、横山大観愛飲の酒は、茨城県にもあるのです。
ですからね、あたしゃ醉心だけが“横山大観愛飲の酒”かどうかは眉唾だと思いますよ。

察するに、横山大観は日本中の蔵元さんに絵を贈ったりお酒をおいしいと褒め称えたりしていい気にさせておいて、その見返りとして蔵元さんが好意で送ってくれるタダ酒の恩恵に浴していたのではないでしょうか?
うまいことやりやがって。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はかすかに着いていることがわかる程度で、透き通った感じもありました。
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うまみはやや淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
酒臭さ(ほめ言葉です)をほんのりと感じるとともに、やわらかさもかすかに感じます。
苦みが少しあって、弱めですが鋭さを感じます。
キレはよく、透明感が少しあるみたいです。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
ですがスースー感が少しあって、しかもちょいピリです。

甘みはややはっきりしています。
くどさはないものの、べとつきをかすかに感じます。


やや淡麗でちょい苦ちょいスーちょいピリやや甘口のお酒でした。
淡めなりに飲み応えがありましたが、キレがよくて後味はすっきりしておりました。
透明感があったことから察するに、アル添の効果でしょうか?
ちょい苦でちょいピリでしたが、しつこさは感じませんでした。
食中酒としてはいけるのではないでしょうか。


私にとって“醉心”は、八重洲地下街にある“てんや”を訪問したときに燗酒を注文すると出てくることで馴染みのあるお酒です。
でも、てんやでいただいた際に、今日感じたような苦みやピリピリを感じたことはありませんでした。
おそらく同じ普通酒でしょうけれど、てんやのほうは上撰ではないのでしょうか?
それとも、てんやのほうはお燗瓶で供されますが、今日のこれはカップ酒ですから空気に触れている面積が多いことが影響して、劣化した風味として苦みやピリピリが出るのでしょうか?

どうなんでしょうね。
これ以上考えていると眠れなくなっちゃいそうですので、この辺で止めておこうと思います。