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【お酒】1799.桂月 超辛口 特別純米酒 60 300ml [39.高知県の酒]

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◎製造者 土佐酒造株式会社
高知県土佐郡土佐町田井418

◎アルコール分/15%
◎原材料名/米(日本産)、米麹(日本産米)
◎精米歩合/60%
◎内容量/300ml
(以上、ラベルより転記)




明治10年創業。酒と旅を愛した文筆家・大町桂月にちなみ、昭和26年に「桂月」が誕生する。」(※1)という“桂月”。
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なんでも「桂月は明治~大正期の詩人で随筆家、評論家。酒と旅をこよなく愛し、美麗な紀行文で知られた。南アルプス・農鳥岳で詠んだ「酒のみて高嶺の上に吐く息は ちりて下界の雨となるらん」の歌は、その豪快な視点に惹かれるファンが多い。」(※2)のだとか。


今日いただくこの桂月は、“超辛口”の特別純米酒なのだとか。
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しかもこの桂月、魚料理との相性が良いのだそうです。
それに冷やして飲めと書いてありましたよ。
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冷やして飲めとありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
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上立ち香はないですね。
含んでも、香りは感じません。

うまみは淡めです。
米のうまみが広がらず、舌の上を鋭く“ピン”と突いてくるようです。
酒臭さ(ほめ言葉です)もかすかに感じます。
苦みや雑味はまったく感じません。
キレはよく、スッと引いて行きますよ。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさが強くはないものの、鋭さをはっきりと感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

“超辛口”と銘打たれているだけあって、甘みはやっぱりひかえめです。
ほとんど感じないくらいですよ。


淡麗ちょいすっぱスッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
たしかに辛口で、しかも淡麗であったことから、ややドライでキリッと引き締まっておりました。
それでいて米のうまみを淡めなりにしっかりと感じることができ、さらに酸味が効いていたことから、飲み応えを感じました。

これは上等な食中酒でしょう。
魚料理との相性がよいと書かれておりましたが、私としては、銀座や日本橋でいただけるような上等な握り寿司との相性がバッチリなんじゃないかと思いました。
寿司を一つつまんでこのお酒をキュッと含めば、魚の味を引き立ててくれるのみならず、寿司を飲み込んだあとで口の中をさっぱりとさせてくれそうですよ。

ああ、
そういえば、上等な握り寿司、もう何年も食べていなかったな。



ということで、このお酒に合わせた粗末なエサはこちら。
性懲りもなく、今日もさば缶なのでした。
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合わせた野菜は、長ネギ、しょうが、しいたけ。
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さば缶は汁ごと鍋に投入。
野菜と共に、味噌(宮こうじ)、酒、みりん、砂糖も投入し、煮汁をさばにかけながら煮ていきます。
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山椒粉を振って、さば缶の味噌煮の完成です。
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“きょうの料理”で紹介されていたレシピでは赤味噌を使っておりましたが、白味噌でもまろやかでおいしく頂くことができました。
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そのさば缶の味噌煮が、桂月とよく合うことよく合うこと!
桂月は、あっちゅう間でございましたとさ。
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ごちそうさまでした。
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人間界はコロナ禍で大変な状況ですが、猫の世界は今日も平和そのもののようでした。
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(友情出演)


(※1)『吉田類の土佐酒note』p.50(2012.3 高知新聞総合印刷)
(※2)『吉田類の土佐酒more』p.74(2013.10 高知新聞総合印刷)