【お酒】1803.世嬉の一 純米吟醸酒 カップ [03.岩手県の酒]
世嬉の一酒造株式会社A
一関市田村町5番42号
原材料名
米(国産)
米麹(国産米)
内容量 180ml 詰
アルコール分
15.0度以上
16.0度未満
精米歩合 50%
(以上、ラベルより転記)
世嬉の一酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1789.世嬉の一 本醸造 300ml
1801.世嬉の一 純米酒 カップ
今日いただくこのお酒は、精米歩合50%なのに大吟醸を名乗らない、奥ゆかしい純米吟醸酒でした。
純米吟醸酒ですので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、濃くはないもののきれいな金色でした。
上立ち香はないですね。
含むと、花っぽさをごくかすかに感じます。
うまみはどちらかというとやや濃いめでしょうか。
純米酒と同様に最初に熟成感が来ますが、角がなくて穏やかです。
米のうまみもありますが、広がらず、かつ舌の上をピンと突いてくる感じがします。
酒臭さはほとんど感じません。
それに苦みや雑味はまったく感じません。
キレはとてもよく、スッと引いて行きます。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさは少し強めで、鋭さも少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感も感じません。
甘みはややひかえめでしょうか。
べとつかず、かなりさらっとした甘みをかすかに感じます。
ちょい濃醇でちょい枯ちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
味の基本は熟成感でしたが、角がなくて穏やかでした。
それでいて米のうまみもあったことから、けっしてペラペラではありませんでした。
さらに酸味が味を引き締めており、しかもキレがよくて後味はすっきりしておりました
なかなかおいしいのではないでしょうか。
ちょい枯なのに雑味がないところが、「吟味して製造した清酒」(※1)たる所以でしょうか?
ここで、あらかじめ取り分けておいたものを燗にしてみましたよ。
ああ、
こりゃダメだ!
スースー感が満載、かなり際立ってしまいました。
それに渋みが出てきて、強くはないものの角がありますね。
そのためか、うまみは相対的に引いたように感じました。
これは冷やしてこそおいしくいただけるお酒でしょう。
お酒ならばなんでもかんでも燗にすればよいというわけではないことを、このお酒は教えてくれているようでした。
でもね、燗に向くか向かないかは、実際にやってみないとわからないことですけれどね。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)1
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今日さ、イヤなことがあったのでした。
帰宅して郵便受の中を見たら、団地の管理事務所から手紙が入っていたのです。
中身を見たら、どうやら私が夜中に奇声をあげていてうるさいという苦情が来ているとのことでした。
たしかに思い当たることはあるのです。
新型コロナウィルス対策の名目で、連休前の2週間は勤務が隔日となっておりました。
ですが仕事の量はけっして半分になったわけではなく、一日で2日分の量をこなさなければいけなくなっていたたのです。
しかも雇用主ときたら、こっちの都合や段取りなどお構いなしで、あれやれこれやれと次から次へと命令してくる始末。
そんな状況だからミスが出て、しかもそれを私一人のせいにするような言い方で指摘しやがるの。
だから帰宅してもイヤなことが思い出されて、“おのれ!”とか“チクショウ!”とか言った言葉が自然と口から出てしまっていたのでした。
それに、かつて受けたひどい仕打ちが夢の中に思い起こされてきて、それが原因でうなされている自分の声で夜中に急に目が覚めることもあったっけ。
さらには“〇-〇○~〇!(野良猫の名前)”を自然と叫んだりすることもあったりなんかしちゃったりして。
これはもう、完全にビョーキですわ。
自分でもおかしいと思いますもん。
もしかしたら、出かけられないことでストレスが溜まってしまっているのかも。
だって、私にとって旅は、だれにも命令や指図をされることなく、自分の判断と責任とで実行できて、自分が人格的自律の存在であることを確認できる唯一の手段なのですから。
それができず、行動予測可能性のない状況下で働かされていることで、心に異常をきたしてしまったのでしょう。
あたしゃ定期的に精神科に通院しているのですが、明日、その先生にこのことを相談してみようと思います。
その後で、管理事務所へ立ち寄って、謝ってくることにいたします。
原因がどうであれ、悪いのは私ですから。
あーあ、
オイラにとってこの世の中は、生きづらいところだぜ。
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夕日を浴びる野良猫。
今日も待っていてくれてありがとう。
待っていてくれるだけで、どれだけ癒されることか。