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【お酒】1875.白真弓 飛騨の合掌の郷 どぶろく祭 にごり酒CUP [21.岐阜県の酒]

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製造者 有限会社蒲酒造場
岐阜県飛騨市古川町壱之町6-6

◎アルコール分/15度
◎原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
◎精米歩合/65%
◎内容量/180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)




今日も、飛騨古川の街中に蔵を構える蒲酒造場さんのお酒をいただきます。
これまでに、以下のものをいただきました。
1463.白真弓 飛騨やんちゃ男酒 カップ
1873.白真弓 カップ(佳撰 芳醇)
1874.白真弓 上撰 カップ(佳撰 金紋?)

今日いただくこのお酒はにごり酒ですが、精米歩合は表示されていたものの特定名称は表示されておりませんでした。
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滓の量は、6割程度でしょうか。
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にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は白色で、見た目にはとろみは感じませんでした。
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含んでも、とろみは弱めです。
滓のざらつきは少しありますね。
ただ、フレッシュな風味を少し感じます。

うまみはもちろん濃いめです。
米の風味がしっかりしています。
苦みがありますが、弱めで鋭さもそれほど感じません。
キレはもちろんよくはありません。

酸味はややはっきりだね。
すっぱさが少し強めで、鋭さを少し感じます。
スースー感も少しありますね。
ピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめでしょう。
弱めですが、その存在はわかります。


濃醇ちょい爽快でちょいすっぱちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。
米のうまみそのものに、滓のざらつきがちょっとありましたが、それがいかにも“どぶろく祭”の名称にピッタリでした。
生貯のような風味が少しあり、ちょいすっぱとともに爽やかさを添えているようでした。
またちょいスーでしたが、その効果で重さが抑えられているように感じました。
さらにそれほど甘くないことも、私としてはうれしいところでした。

なかなかいけるのではないでしょうか。

【お酒】1874.白真弓 上撰 カップ(佳撰 金紋?) [21.岐阜県の酒]

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有限会社 蒲酒造場
岐阜県飛騨市古川町壱之町6-6
(カップの印刷事項より転記)

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
180ml詰
(フタより転記)




昨日に引き続き、今日も蒲酒造場さんのお酒をいただきます。

今日いただくこのお酒には、“上撰”の小印が付されておりました。
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ですが蔵元さんが発行なさったパンフレットでは、“佳撰 金紋”と紹介されておりましたよ。
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小印ですからね、付与に公式のルールがあるわけではありませんから、どっちゃでもええねん!
おいしけりゃ、問題なしですよ。

普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はわずか着いていて、透き通っておりました。
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アルコール香は、昨日ほど立たないみたいです。
ですが一口含むと、アルコールの辛みがあることがわかります。

うまみはやや淡め、いや、ちょいクドめかな。
苦みが最初に来て、けっこう鋭いですよ。
それに熟成感のようなクドさが続きます。
米のうまみはほとんどわかりません。
キレはそれほどでもなく、苦みが残ります。

酸味はひかえめです。
すっぱさはゼロでしょう。
でもスースー感ははっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
かなり弱めですが、それでもべとつくね。


ちょいクド苦スースーペラペラでやや辛口のお酒でした。
このクドさは、果たして醸されたものなのでしょうか?
それにアルコールの辛みとスースー感が目立つね。
さらに米のうまみや酒臭さを感じなかったことから、ペラペラだとあたしゃ感じましたよ。

こういうお酒、どんな料理に合うのかな?
きっと何らかの料理に合うように味が設計されているのでしょうけれど、、素人の私にはわかりません。

【お酒】1873.白真弓 カップ(佳撰 芳醇) [21.岐阜県の酒]

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有限会社 蒲酒造場
岐阜県飛騨市古川町壱之町6-6
(カップの印刷事項より転記)

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
180ml詰
(フタより転記)




今日からは、飛騨古川の街中に蔵を置く蒲酒造場さんのお酒をいただきます。2020sum095.JPG

蒲酒造場さんのお酒は、かつて1463.白真弓 飛騨やんちゃ男酒 カップをいただいております。

蔵元さんのWebsiteによれば、「白真弓の名の由来は、万葉集の「しらまゆみ 斐太の細江のすが鳥の妹に恋れか いをねかねつる」(巻代十二)の中にある「ひだ」の枕詞に由来し、また飛騨には檀(まゆみ)の木が自生していることから白真弓と名付けられたのではないかと伝えられています。」とのこと。
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今日いただくこのお酒は普通酒で、小印は特に表示されてはおりませんでした。
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ですがパンフレットによれば、“佳撰”の中の“芳醇”なんだってさ。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒色は少し茶色がかっていて、透き通っておりました。
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燗をつけると、アルコール香が立ってまいりました。

うまみはやや濃いめでしょう。
最初に枯れた感じと香ばしさとが来ますが、これは熟成によるものでしょうか?
苦みがそれに続き、少し鋭いですね。
米のうまみはわかるものの、相対的に弱いみたいです。
キレはよく、透明感がバッチリです。

酸味はややひかえめでしょうか。
すっぱさは弱めですが、鋭さを感じます。
スースー感はとてもはっきりですが、ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりです。
ちょっとべとつくかな。


やや濃醇でちょい枯ちょい苦スースーやや甘口のお酒でした。
アルコール香はっきりで、透明感がバッチリかつスースーということは、醸造アルコールの添加量が多めなのかもしれませんね。
香ばしさや苦みといった粗さを感じたものの、それをスースーと甘みとで和らげているように感じました。

ただ、これはあくまでも私の感想ですが、米の味は弱めであったが故に、味わいにペラペラさを感じてしまいましたとさ。

《焼酎》160.南泉 25度 360ml【翌日追記あり】 [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造者 上妻酒造株式会社
鹿児島県熊毛郡南種子町中之上2480

【品目】本格焼酎
原材料 さつまいも(種子島産) 米こうじ(タイ産米)
アルコール分 25%
内容量 360ml
(以上、ラベルより転記)




種子島宇宙センターを擁する、種子島の南端・南種子町に位置する「宇宙に一番近い蔵」」(※1)という上妻(こうづま)酒造さん。

今日いただくこの“南泉(なんせん)”は、「主に南種子町のサツマイモを原料とし、まろやかで甘みがあるスタンダートな味わいが楽しめる。」(※2)とか、あるいは「風味豊かな口当たりっとふっくら丸みを帯びた味わいが特徴。」(※3)なのだとか。
なんだか、わかったような、わからないような・・・。


わからないならば、自分の舌で確かめるのみ。
さっさといただいてみたいと思います。

なお、25度で二合詰ですから、今日は半分の一合のみいただきます。
残りは今晩割り水をして冷蔵庫で寝かしておき、それを明日いただくことにいたします。
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まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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ピリピリがちょっと目立つね。
それにけっこうなスースーです。

風味は、華やかさが最初に来て、それに芋のふっくら感が続くみたいです。
甘みもちょっとあるみたいです。
苦みや重さはまったく感じません。


次は、お湯割り。
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これもピリピリ感とスースーとが出るね。
華やかさは引くみたいです。
芋のふっくら感と甘みとは、薄まるものの残っております。
お湯割りで出がちな酸味はありますが、弱めです。
苦みや重さは、最初はわからなかったものの、冷めるにつれてかすかにわかるようになりました。


この日の最後は、ロックでいただきます。
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ロックで出がちな苦みがありますね。
それとともに、ピリピリとスースーとが引き締めているようです。
華やかな風味と芋のふっくら感とは、生(き)と変わりないみたいです。
ただ、甘みは引くみたいです。


キリリと引き締まっている中に、芋の風味をほんのりと感じる芋焼酎でした。
ただ、これは私の感想ですが、風味よりもピリピリやスースー、あるいはロックの苦みのほうが目立っていたようでした。

明日は前割りをいただきますが、果たしてこの引き締まりは和らいでいるのでしょうか?
それは、明日のお楽しみ。






そのキリリと引き締まった芋焼酎に合わせた今日のエサはこちら。

肉を食べたかったので、豚ロース肉(159g)。
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半分に切り、両面にこしょうをまぶしてから、小麦粉をふりかけておきます。
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しょうが。
要するに、“豚肉のしょうが焼”を作ろうという魂胆なのでございます。
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ですがワタクシは、しょうがはすりおろしません。
細かい賽の目に刻みます。
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それを“みりん2:淡口しょうゆ1”の割合で合わせた“たれ”に浸しておきます。
(この割合は、大原千鶴さんの“黄金だれ”に倣いました。)
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フライパンで、豚肉を焼きます。
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火加減は、弱火。
肉を焦がさないことが重要なのです。
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肉に火が通ったら、たれを投入。
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ここで火を強めて、たれを煮詰めます。
肉を焦がさなかったのは、この工程で苦みが出ないようにするためでした。
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“豚肉のしょうが焼”の完成です。
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しょうがを賽の目に刻んであることで、その粒を噛むたびにしょうがの爽やかな風味が口の中にパッと広がるのですよ。
しかもおろしていないので、しょうがのスジが気にならないのでした。
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(この手法は、山形駅前にある“居酒屋伝七”さんでいただいたホタルイカの料理を参考にいたしました。)


ごちそうさまでした。






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雨宿りをしていらっしゃる黒猫のダンナ。
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雨はイヤだね。
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(友情出演)

(※1)『焼酎一個人 vol.1 今、最高においしい焼酎(BEST MOOK SERIES 47)』p.47(2017.7 KKベストセラーズ)
(※2)『鹿児島の焼酎』p.99(2003.11 斯文堂株式会社出版事業部)
(※3)『島へ。 』第18巻3号通巻99号 p.31(2018.5.15 海風舎)











翌日

昨夜半分の一合を飲み終わった際に、そこへ90mlの水を加えてやや濃いめの“前割り”を作り、冷蔵庫で冷やしておきましたよ。
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その前割りを、まずは冷たいままいただきます。
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前割りにしても、やっぱりちょいピリのちょいスーですね。
でも、甘みがしっかりしていて、それがちょいピリちょいスーを和らげてくれているようですよ。
芋の風味はふんわりで、華やかさはほんのりです。
重さはありませんが、苦みをかすかに感じます。


最後は、残りを燗にしていただきます。
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これもちょいピリちょいスーです。
苦みが少しはっきりするみたいです。
重さもちょっとだけわかります。
熱いうちは芋の風味と甘みとは引いたかと思いましたが、冷めるにつれて際立ってまいりました。


南泉は、いずれも飲み方でもピリとスーとが目立ちました。
それでも芋の風味は感じることができ、また飲み方によっては甘みをしっかりと感じることができました。

私としては、前割りにした上で、冷たいままかあるいはぬるめの燗でいただくのがおいしいのではないかと感じました。






その前割りと合わせた今日のエサはこちら。

山梨県の伊藤ペドロさんが作った“ジャンボピーマン”だってさ。
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でかっ!
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“アタシの顔より、大きいでしょ!”
って、かつて八代亜紀が晩白柚(ばんぺいゆ)を持って言ってたっけ。
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その晩白柚、じゃなくてジャンボピーマンを細切りにして、
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油で炒めたのち、出し汁に九州の甘いしょうゆ、酒、みりんで煮びたしにしてみましたよ。
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やわらかくてまいう~!
“肉厚な万願寺とうがらし”と言ったところでしょうか?
しっかり煮たのに、ピーマンの風味はちゃんと残っておりましたよ。
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そのほかに、今日は酢の物を食べたかったので、さんまざく。
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そして、出汁巻き卵(ねぎ入り)。
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ごちそうさまでした。




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ひさしぶりの晴天に、身をよじらせて悦びを表現なさった黒猫のダンナ。
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かと思ったら、無防備にも寝てしまいましたとさ。
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(友情出演)

【お酒】1872.junmai cup 純米大吟醸 [21.岐阜県の酒]

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製造者 二木酒造株式会社
岐阜県高山市上二之町40

アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合50%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




二木酒造さんのお酒は一昨日、昨日と以下のものをいただいてまいりました。
1870.玉の井 タマノイ吟醸カップ
1871.TAMANOI CUP 大吟醸

今日いただくこのお酒は、アル添なしの純米大吟醸でした。
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純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、金色というよりもむしろ黄色でした。
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上立ち香はやっぱりないですね。
でも、一口含むと、フルーティーさを弱めながらに感じますよ。

うまみはやや濃いめです。
米のうまみに厚みがあって、酒臭さ(ほめ言葉です)も少し感じます。
熟成感はないですね。
苦みはありますが、かすかです。
キレはとてもよく、スッとキレて行きますよ。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさがやや強めで、鋭さがあることがわかります。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりかな。
さらりとしているものの、幅があることがわかります。


やや濃醇でちょいすっぱすっきり旨やや甘口のおいしいお酒でした。
アル添大吟醸よりも酸味がはっきりしておりました。
でも苦みはこちらの方は弱めでキレがよいことから、軽さを感じましたよ。
さらにこちらには含み香でフルーティーさを感じることすらできました。

あたしゃこれまで、アル添ってのは軽さを出したり、香りを引き出す効果があると覚えておりました。
でもこの純米大吟醸(アル添なし)は、アル添ありの大吟醸よりも軽さや香りがありましたよ。
理屈通りにいかないね。

まあでも、理屈通りにいかないことを体感できるのも、この趣味の面白いところなのかも。

【お酒】1871.TAMANOI CUP 大吟醸 [21.岐阜県の酒]

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製造者 二木酒造株式会社
岐阜県高山市上二之町40

アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合50%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




昨日いただいた1870.玉の井 タマノイ吟醸カップに引きつづき、今日も二木酒造さんのお酒をいただきます。

今日いただくこのお酒は、精米歩合50%のアル添大吟醸でした。
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大吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、金色でした。
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上立ち香はないですね。
含んでも感じません。

うまみはやや濃いめです。
米のうまみがしっかりで、幅を少し感じます。
酒臭さ(ほめ言葉です)も少し感じます。
熟成感はないみたいです。
苦みがあって、弱めですが鋭さを感じます。
キレはよく、後味はスッキリしています。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、これも鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりでしょう。
かなりさらりとしておりますが、それでも幅を感じます。


やや濃醇でちょい苦スッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
うまみがしっかりしているのに、キレがよくて後味はスッキリしておりました。
苦みはありましたが、それが酸味と共に味わいをいい感じに引き締めているようでした。

昨日いただいた吟醸カップよりも、味わいが洗練されているように感じましたよ。
さすが大吟醸、恐れ入りました。

【お酒】1870.玉の井 タマノイ吟醸カップ [21.岐阜県の酒]

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製造者 二木酒造株式会社
岐阜県高山市上二之町40

アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合60%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




今日から3日間は、飛騨高山の街中に蔵を置く二木酒造さんのカップ酒3種をいただきます。
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今日いただくこのお酒は、アル添吟醸酒でした。
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吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、きれいな金色でした。
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上立ち香はないですね。
含んでも分かりません。

うまみはやや濃いめでしょう。
こめのうまみはじんわりと感じます。
それとともに熟成感があって、角や粗さがなくて穏やかです。
不思議と香ばしさがちょっとだけあるみたいですよ。
それに渋みがあって、弱めですが舌の付け根辺りで感じます。
キレはよいですね。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりでしょう。
べとつかず、さらっとしているものの、幅を少し感じます。


やや濃醇でちょい枯ちょい渋旨やや甘口のおいしいお酒でした。
熟成酒でしょうけれど、角や粗さがなくて穏やかな口当たりでした。
それでいてうまみがしっかりしていて飲み応えを感じました。
渋みがありましたが、けっして突出することなくバランスよくまとまっているようでした。
ただ香ばしさは、吟醸酒としては独特ではないかと思いました。

《焼酎》159.愛子 25度 200ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造元:三岳酒造株式会社
鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2625-19
販売元:mマート愛子(有)寺田商店
鹿児島県熊毛郡屋久島町小瀬田12-5

本格焼酎
原材料:さつま芋、米こうじ(タイ産米)(米こうじ好適米)
内容量:200ml詰

25度厳封直詰
(以上、包装フィルムより転記)




一昨日から昨日へかけていただいた158.三岳 25度 360mlに引きつづき、今日も三岳酒造さんの芋焼酎をいただきます。


今日いただくこの芋焼酎は、屋久島は小瀬田の集落にある“Mマート愛子寺田商店”さんのオリジナル商品なのだとか。
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なぜか不思議なことに、アルコール度数だけはキャップの部分に分けて表示されておりましたよ。
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ところで“愛子(あいこ)”とはこれいかに?
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これはMマート愛子寺田商店さんの背後にそびえる“愛子岳(あいこだけ)”に由来する名称でしょう。
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パンフレットには、その様子が掲載されておりましたよ。
(屋根の右端が曲がっているのは、パンフレットの“しわ”に起因する事故です。)
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それでは、いただいてみましょう。


まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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一口含むと、けっこうピリリと来ますね。
それにかなりのスースーですぞ。

芋の風味は、三岳よりも弱めながらにふっくらしています。
重さや雑味はゼロですが、華やかさはちょっとだけ感じます。
甘みは三岳ほどではないもののわかります。


ここで、お湯割りにしてみましたよ。
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最初に苦みが来ます。
弱めでかつ軽めの苦みですが、風味をキリッと引き締めています。
芋の風味の広がりはややうすまるかな。
それに甘みも引くみたいです。
一方で、華やかさと米の風味らしきもの(米麹由来か?)とが前に出てくるみたいです。
酸味は出ますが、弱めです。


最後は、ロックでいただきました。
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これは苦みがはっきりしてきました。
ロックではよくあることですけれどね。
芋の風味は弱めですが、米の風味らしきものはよくわかります。
ただ、生(き)で感じた甘みははっきりしています。


愛子は、三岳よりもキリッと引き締まった味わいの芋焼酎でした。
生ではアルコールの風味が、お湯割りとロックとでは軽い苦みが味わいを引き締めておりましたよ。
重さのないきれいな風味は三岳と共通していたものの、芋の風味は三岳ほど強くはありませんでした。

これはあくまでも私の予想ですが、この味わいから察するに、もしかしたら三岳よりも米麹の使用割合が多く、かつ減圧蒸留で仕上げているのではないでしょうか?





その愛子に合わせた今日の粗末なエサはこちら。

さつまいもを食べたかったので、
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煮物にしてみましたよ。
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落とし蓋をし、かつ冷たい状態から弱火で30分ほどかけてじっくりと煮たことで、焼き芋のようにねっとりと仕上がりましたよ。
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そしてもう一品は、出汁巻き卵(ねぎ入り)。
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ごちそうさまでした。
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四連休のあいだ、ずっと遊んでくれてありがとうね。
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(友情出演)

《焼酎》158.三岳 25度 360ml【翌日追記あり】 [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造元:三岳酒造株式会社
鹿児島県熊毛郡屋久島町安房2625-19

本格焼酎
原材料:さつまいも、米こうじ(タイ米)(米こうじ好適米)
アルコール分25%
内容量360ml詰
(以上、包装フィルムより転記)




今日は、屋久島産の芋焼酎“三岳(みたけ)”をいただきます。
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パンフレットによれば、“三岳”は島内にある九州最高峰の三つの山を指すのだそうです。
というか、九州最高峰って、本土ではなくて屋久島にあったのね!
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ラベルには、それらと思われる三つの山がデザインされておりましたよ。
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25度で二合詰のこの焼酎。
全量を一晩で飲んでしまっては、記事をマトモに書くことができないほど酔っぱらってしまうことでしょう。
マトモな記事なんか一度も書いたことがないくせに。
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そこで本日は半量をいただき、残りは明日別の飲み方で試してみようと思います。
その感想は、明日、この記事に追記いたします。



まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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芋の風味がものすごくやわらかいですね。
ふんわりと感じて、とても穏やかです。
しかも重さゼロ!、華やかさもありません。
苦みや雑ももまったくありません。

甘みはあって、ほんのりと感じます。
ただ、25度だけあってちょっとだけピリッと来ます。


次に、お湯割りで。
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あー、ものすごくやわらかいわ!
最初に甘みが来ます。
それに芋の風味がふんわりと続き、とても繊細です。

雑味はゼロ!
お湯割りで出がちな酸味はわかるものの、かなり弱めで突出せず、むしろ爽やかさを添えておりますよ。

お湯割りだと、とても飲みやすいですね。


この日の最後は、ロックで。
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ロックで出がちな苦みは、これまた弱めでとても穏やかです。
それがお湯割りでも感じた酸味の爽やかさとともに、いい感じに引き締めておりますよ。

一方で芋の風味はこれが一番よくわかります。
重さや華やかさはないものの、ふんわり感が一番はっきりしているようです。

ロックだと飲みやすさを維持しつつも、飲み応えが出ましたよ。
これもうまいな!


(まとめは明日書きます。)





その飲みやすい三岳に合わせた今日の粗末なエサはこちら。

オクラ。
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サッと茹でてだしに浸し、“おひたし”にいたしました。
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午前中に作っておいたので、だしがしみておいしゅうございました。
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さば缶。
今日はイオンのお客さま感謝デーだったので、奮発して一番高いやつを買ってみました。
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水気を切って、皿の上にほぐしておきます。
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これに合わせたのは、玉ねぎとピーマン、それにレモン。
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玉ねぎとピーマンとはみじん切り。
それをレモンベースのドレッシングで和えたものを、さば缶の上かけていただきます。
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あたしゃね、さば缶はレモンとの相性がバッチリだと思いますよ。
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ごちそうさまでした。




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雨はイヤだね。
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(友情出演)
















★☆★【翌日】☆★☆



昨日半量を飲み終えた時点で、残り半分(180ml)に割り水90mlを加えて“前割り”を作り、冷蔵庫で一昼夜寝かせておきました。
18度台の、やや濃いめの前割りでしょうか。
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まずは、冷たいものをいただきます。
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甘みが最初に来ますね!
とても甘いですよ!
芋の風味はふんわりですが、昨日よりも厚みがあるようです。
それに酸味の爽やかさをほのかに感じます。
苦みや雑味はなく、重さはゼロです。
華やかさはちょっとだけ出るみたいです。


前割りにすると、甘みと風味とが増すみたいでしたよ。
それでいて、雑味がなくてきれいな味わいはそのままでした。

三岳の前割り、かなりうまいじゃないか!


いよいよ大団円。
残ったものを、燗にしてみましたよ。
半分くらい飲んだところで撮影し忘れていたことに気づいて急遽撮影いたしましたことを深くお詫び申し上げます。
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これは風味が満載ですぞ!
芋の風味は、これが一番しっかりしておりますね。
厚みがあって、鼻腔で感じる風味というよりも、むしろこれは舌で感じる“味”でしょうよ!
それと共に、甘みと酸味の爽やかさとがいい感じに働いておりますよ。

これはものすごくうまいな!




《まとめ》


三岳は、濃いめの前割りが断然うまいと、あたしゃそう言い切れます!
前割りにすることで、風味や甘みに幅が出てきましたからね。

三岳には、二日間にわたって存分に楽しませていただけましたよ!


あたしゃむしろ、芋焼酎はさつま白波のようなどっしりとした重さのあるものが好みだったのです。
三岳はそれとは正反対のキレイさ、さわやかさ、飲みやすさを持ち味とする芋焼酎でしたが、それでも風味が満載でおいしい芋焼酎でした。



そんな三岳の前割りと合わせた今日の粗末なエサはこちら。

一昨日にひきつづき、今日もゴーヤ(ゴーヤー?:半身)
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出来るだけ薄く切って、
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水にサッとさらします。
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使用した調味料はこちら。
酢とみりんとは電子レンジで火入れして、酢っ気とアルコールとを飛ばしました。
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これらでゴーヤを和えて、ごま酢和え。
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一昨日は三杯酢でしたが、今日は調味料にごま油を使ったことでゴーヤの青みとの釣り合いがよくなったようでした。
それに九州のしょうゆの甘みがいい感じに和らげてくれました。
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そして〆は、冷蔵庫の残り物野菜で作った炒飯。 20836.JPG

ごちそうさまでした。
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黒猫のダンナには、今日もいっぱい遊んでいただいたのですが、
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(友情出演)

蚊に刺されてしまいましたとさ。
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《焼酎》157.久耀 15度 360ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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種子島酒造株式会社
鹿児島県西之表市西之表13589番3

本格焼酎
アルコール分 15%
容量 360ml
原材料 さつま芋 米こうじ
(以上、包装フィルムより転記)




種子島でもっとも古い蔵で、創業は1882年。」(※1)という種子島酒造さん。
1882年(明治15年)といえば、“板垣死すとも自由は死せず!”とかなんとか言っていた頃ですよ。
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今日いただくこの焼酎は、アルコール度数15度のいわゆる“前割り”でした。
“詰口年月日”が一年半前でしたが、焼酎は蒸留酒ですからきっと問題ないでしょう。
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それではいただいてみたいと思います。

まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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最初に甘みが来ますね!
幅のある甘みですよ。
芋の風味はかなり穏やかで、重さはまったくありません。
華やかさもちょっとだけかな。
苦みや雑味はまったくなく、スースー感もありません。

さっぱりしていて、穏やかで角や雑味のない、キレイな前割り焼酎でした。
それでも芋の風味は感じることができたので、けっして薄くは感じませんでした。
これはスイスイと行けてしまって危険ですぞ!


ここで、残りを燗にしてみましたよ。
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酸味が出るね!
でもそれが甘みと相俟って、味に幅が出ましたよ。
芋の風味はやっぱり穏やかで、角や雑味は出ませんでした。

濃い味の食事と合わせるには、燗のほうがいいかも。


久耀の前割り(15度)は、きれいで雑味がなくて飲みやすい芋焼酎でした。
私としては、冷やしていただいたほうが好みでした。
スイスイと行けるのに芋の風味を感じることができたところがよかったな。
燗にして酸味が出ると、スイスイとは行かないかも。






その飲みやすい久燿と合わせた今日の粗末なエサはこちら。


もりぞうさんのブログで紹介されていたゴーヤ料理がおいしそうだったので、私も挑戦してみることにいたしましたよ。
それにしても、ゴーヤ(ゴーヤー?)って、半身でも売っているのね。
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わたをとり、なるべく薄く切って、
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水にサッとさらして、
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水気を切ったのち、三杯酢とすりごまとで、“ごま酢和え”。
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青みが爽快でおいしいね!
これは野菜好きにはたまりません罠!!
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茄子。
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これに合わせたのは、九州の麦味噌。
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麦麹を、主原料である大豆の2倍使っているんだってさ。
ということは、麹の糖化酵素が働いて甘口に仕上がっているのかな?
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品質表示でも、筆頭(一番たくさん使われているもの)に表示されていたのは大麦でした。
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遠目には、米味噌とあまり変わりはありませんでしたが・・・、
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よく見ると、“黒いスジ=大麦の胚芽”が残っていることがわかりました。
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その麦味噌と茄子とを使って作ったのは、茄子の味噌炒め。
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麦の香ばしさとともに、ほんのりと甘くてまいう~!
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最後は、近所のスーパーで買ってきたカンパチの刺身。
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それらしく盛り付けてみました。
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これに合わせたのは、南九州に特有の甘いしょうゆ!
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スーパーで販売されている刺身にありがちな水っぽさを、しょうゆの甘みとうまみとがうまく補ってくれましたよ!
あたしゃやっぱり、刺身には南九州の甘口しょうゆがまちがいなく合うと思うな。
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ごちそうさまでした。
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野良猫のくせにメタボな黒猫のダンナ。
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今日もいっぱい遊んでくれましたとさ。
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(友情出演)




(※1)株式会社フード・ビジネス『薩摩焼酎・奄美黒糖焼酎』p.52(2001.5 柴田書店MOOK)