【お酒】1861.初鶯 ウグイスカップ 本醸造 [20.長野県の酒]
製造者 木内醸造株式会社
長野県佐久市大沢985
(フタより転記)
アルコール分14.0度以上15.0度未満
精米歩合65%
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
(ラベルより転記)
「 初鶯とは新年の季語であり、本来は人為的に飼育して新年に鳴かせる鶯のことを指す。徳川時代中期頃から、こうした鶯が盛んに飼われるようになった。」(※1)という“初鶯”。
JR小海線中込駅の駅前には蔵元である木内酒造さんの直営店がありましたが、なんでもここ「「木内醸造(株)中込支店」は、大正6年から終戦まで酒蔵があった場所。」(※2)だったのだとか。
そんな木内醸造さんのウグイスカップですが、精米歩合の表示があるのに、特定名称は表示されていないのかな?
と思ったら、ラベルの隅に小さな字で“本醸造”と書かれておりましたよ。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、わずかにわかる程度でした。
うまみはやや淡めでしょう。
最初に苦みが来ますね。やや強めで鋭いですね。
米のうまみは、淡めなりに幅がありますよ。
酒臭さはなく、熟成感もありません。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
スースー感はありますが弱めです。
ピリピリ感はありません。
甘みはややひかえめでしょう。
でも弱めながらにその存在はわかります。
やや淡麗でちょい苦やや辛口のお酒でした。
淡めながらに米のうまみを感じました。
でも苦みが少し目立ちました。
これは合わせる食べ物を選ぶ味でしょう。
揚げ物など、ジャンクっぽい食べ物のほうがいいんじゃないかな。
(※1)川崎史郎・小林敬一『酒蔵で訪ねる信州』p.98(2008.5 信濃毎日新聞社)
(※2)『ようこそ日本酒の國へ』p.054(2014.5改訂 合同会社デザインファームアンドリゾート)