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【お酒】1866.雲上 山の光 カップ [21.岐阜県の酒]

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製造者 株式会社平田酒造場
岐阜県高山市上二之町43番地

内容量180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)醸造アルコール
アルコール分 15%
(以上、裏に貼られたラベルより転記)




今日は、高山の街中に蔵を置く平田酒造場さんのお酒をいただきます。
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銘柄は、“雲上 山の光”。
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“雲上”は小印のようですが、めずらしいね。
どうやら佳撰クラス(かつての級別制度下における二級酒相当)のようでした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はかすかに黄色がかっていて、透き通っておりました。
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うまみはやや濃いめでしょう。
熟成感が最初に来ますが、角や粗さがなくて穏やかです。
米のうまみもじんわりと感じます。
酒臭さ(ほめ言葉です)もそれに続くみたいです。
苦みがありますが、かすかで鋭さはそれほど感じません。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はややはっきりでしょうか。
すっぱさは少し強めで、少し鋭く、それでいて深みをわずかながらに感じます。
スースー感はすこしはっきりですが、ピリピリ感はありません。

甘みはちょいはっきりかな。
べとつかず、幅もそれほど感じないものの、その存在はよくわかります。


やや濃醇でちょい枯ちょいすっぱちょいスースッキリ旨口のおいしいお酒でした。
ちょっと枯れているものの、角や粗さはまったく感じませんでした。
でもうまみがしっかりで、けっしてペラペラではありませんでした。
酸味は適度で、いい感じに効いているようでした。
それでいてキレがよく、後味はスッキリしておりました。

これはうまいね。
しっかりした造りに、アル添がいい感じに効いているように思いましたよ。
“雲上”、いいんじゃないの!