〔泡盛〕27.時雨 30度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 有限会社識名酒造
沖縄県那覇市首里赤田町2-48
琉球泡盛
アルコール分:30度
原材料名:米こうじ(タイ産米)
内容量:100ml
(以上、ラベルより転記)
識名酒造さんは、沖縄の泡盛醸造家の中でも最初に瓶詰の製品を販売した蔵元さんなのだとか。
このことについて、以下のような記述を見つけました。
「 戦後は沖縄では、量り売りが主流だったが、酒造所として最初に瓶詰し、名前を付けて発売。秋の小雨の降る頃だったことから「時雨しぐれ」と名付けられた。現在でも主力商品として、昔ながらのラベルで販売。」(※1)
たしかにラベルはどことなく古風。
話のネタが切れたところで、いただいてみたいと思います。
今日もちょい水足しの水割りでいただきます。
上立ち香は、鼻を近づけると穀物のような香ばしい香りをかすかに感じます。
含むと、最初に黒麹の香ばしさが来ますね。
けっこう鋭さを感じます。
米の風味は、広がりはなく、やや鋭いかな。
甘みは弱め、でもわかります。
香ばしくてキリッと引き締まった、おいしい泡盛でした。
黒麹由来と思われる風味が香ばしいね!
それに米の風味と甘みとが続きました。
全体的に味わいがシャープで、キリッとしておりましたよ。
これは肉に合うんじゃないかな?
ということで、今日のエサはこちら。
オイラ、
どうしても今日は、
酢豚を食べたかったのよね。
でもね、酢豚って、
正攻法で作ると、これがけっこうめんどくさい料理なのですよ。
だって、
肉を揚げ焼きにして、いったんフライパンから出し、残った油を処理しなきゃいけないし。
野菜は野菜で、いったん湯通ししてやわらかくしておかなきゃいけないし。
それに肉を焼いたり野菜を湯通ししたりすると、フライパンやら鍋やら取り皿やらを複数使うことになって、洗い物が増えるし。
でもね、
フライパン一つで、
しかも揚げ焼きやら湯通しやらをすることなく、
一回の工程だけで完成させる方法があるのです。
そのためにすべきことは、
ただ一つ、
材料をすべて細切りにして炒めるだけ!
歯応えは犠牲になりますが、味は変わりませんから。
野菜。
玉ねぎを買い忘れたので、冷蔵庫に残っていたしめじを代わりに入れました。
にんじんとピーマンはもちろん細切り。
しめじは一本に裂きました。
豚ロース肉(国産)。
これも細切り。
おろししょうが、酒、こしょう(多い順)で下味を付け、片栗粉をまぶしておきました。
たれ。
みりん、酢、しょうゆ、トマトケチャップ、砂糖(多い順)に、片栗粉を混ぜたもの。
あとは、炒めるだけ。
まずは肉を炒めて、
肉の色が変わったら、野菜を投入し、
野菜がしんなりしたら、たれをかけて、
こしょうを振って、できあがり。
酢豚のようなもの!
上出来!
食感はちがえども、味は完全に酢豚です。
時雨(泡盛)ともバッチリでございました。
ごちそうさまでした。
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黒猫のダンナには、今日もいっぱい遊んでいただけました。
(友情出演)
(※1)沖縄県酒造組合連合会監修『決定版 泡盛大全』p.49(2000.12 株式会社主婦の友社)