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【お酒】2194.千両男山 金印カップ [03.岩手県の酒]

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製造者 株式会社菱屋酒造店
岩手県宮古市鍬ヶ崎下町5-24

アルコール分 15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 65%
内容量 180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)




菱屋酒造店さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】718.千両男山 本醸造 カップ
2回目はこちら

今日いただくのは、金印(きんじるし)。
金印という小印は、かつての二級酒相当のお酒につけられることが多いように思います。
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品質表示は、本醸造上撰カップと同じ。
ここからはちがいはわかりません。
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普通酒ですから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し金色で、透き通った感じがいたしました。
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アルコール香とともに、枯れた香りを少しだけ感じます。

うまみはやや淡めでしょう。
枯れているものの、角はなくてスッキリしています。
米のうまみはうっすらかな。
渋みがあって、弱めですが鋭さを感じます。
キレはよく、スッと引いて透明感がありますね。

酸味はややひかえめ。
すっぱさはわかるものの、かなり弱めです。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはややはっきりかな。
前には出てこないものの、幅を少し感じます。


やや淡麗でちょい枯ちょい渋ちょいスースッキリやや甘口のお酒でした。

ちょい枯でちょい渋でしたが、アルコール香や透明感、ちょいスーがあってキレがよく、しつこさや重さを全く感じませんでした。

本醸造とは味の構成はほとんど同じですが、こちらのほうが淡め。
もしかしたらアル添量と加水量とが、こちらのほうが多めなのでしょうか?

これは私の感想ですが、焼魚と合うんじゃないかな。
熱いやつをほおばってこのお酒でサッと流せば、きっとうまいことでしょう。

【お酒】2192.岩手誉 翔 カップ [03.岩手県の酒]

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製造者 岩手銘醸株式会社
岩手県奥州市前沢字新町13番地

品目 日本酒
内容量 180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15度
(以上、カップの印刷事項より転記)




岩手誉翔カップは既出です。
【お酒】729.岩手誉 翔 カップ

なのに、なぜ新規のお酒として掲載したのか?

それは、原材料名から“糖類”の文字が消えていたから。
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かつての品質表示はこちら。
原材料名に糖類の文字がありますね。
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それではいただきます。
普通酒ですから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに茶色でした。
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香りは、鼻を近づけるとアルコール香かすかで、酒臭い香り(ほめ言葉です)もかすか。

うまみはやや淡め。
やや淡めながらも、米のうまみに厚みを少し感じます。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)もじんわりと感じます。
軽い渋みがちょっとありますね。
キレはよく、スッと引いて行きます。

酸味はややひかえめ。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さを感じます。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはややはっきり。
幅を感じるものの、べとつかずさらりとしています。


やや淡麗でちょい渋ちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。

あくまでも感想ですが、糖類添加の頃よりも味に角を感じました。
でもそれがいい感じに効いているようでした。
甘みは変わらないと思いますが、それを糖類添加なしで維持なさっているのはすごいね。

おいしいお酒でした。

【お酒】2189.純米吟醸酒 銀河鉄道の夜 180ml [03.岩手県の酒]

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製造者 株式会社桜顔酒造
盛岡市川目町23番18号

品目 日本酒
内容量 180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
アルコール分 15度
精米歩合 50%
(以上、ラベルより転記)




 桜顔酒造は昭和四十八年、盛岡・宮古・二戸管内の酒造業者十社が共同して設立した。当時は市内上堂の北上川畔に工場を建設したが、その後の都市化の影響もあって移転し、平成四年からここ川目町で醸造を続けている。
 当初協業組合としてスタートした桜顔酒造は平成七年、みちのくコカ・コーラボトリング㈱の一〇〇%出資企業となった。平成十年には組織も株式会社に変更し、現在に至っている。」(※1)

と書かれている桜顔酒造さん。
その後さらに資本に変動があって、現在では会津の榮川酒造と同じ資本の傘下に入ったみたいですね。


前置きはこのくらいにして、
今日のお酒は、銀河鉄道の夜。
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言わずと知れた、宮本・・・、じゃなくて、
宮沢賢治の作品ですね。
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いかんいかん。
かつてハマコーが予算委員長だった時
ミヤザワケンジ君は殺人者だ
って言って委員長を辞めたことを思い出しちゃった(もちろん“宮本”の誤り)。
共産党のみならず、あの頃は野党が今よりもはるかに強かったなぁ。

精米歩合50%なのに大吟醸を名乗らないところに、奥ゆかしさを感じちゃう?
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それではいただきます。
純米吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
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香りは、鼻を近づけるとかすかにフルーティー。
含むと口の中でふわりと広がります。

最初に酸味が来ますね。
すっぱさが少し強めで、鋭さを感じます。
スーかすか。
ピリがあるものの、かすかでしょう。

うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみに口の中でパッと広がってスッと切れます。
苦みがありますが、これもかすかでしょう。
酒臭さは熟成感はゼロ。

甘みはややはっきり。
前に出て来ないものの、幅を少し感じます。


やや淡麗でちょいすっぱ旨やや甘口のお酒でした。

味の要素のうち、酸味だけが突出しているように感じました。
スーやピリ、それに苦みもかすかに感じましたが、甘みが和らげてくれているようでした。

これは海のものに合わせるべきかな?


(※1)岩渕公二『岩手の酒蔵』p.68(1998.10 岩手日報出版部)

【お酒】2176.南部美人 特別純米 缶カップ [03.岩手県の酒]

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製造者 株式会社南部美人+B
岩手県二戸市福岡字上町13

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 55%
アルコール分 15度
内容量 180ml
(以上、缶の印刷事項より転記)




おいおいおい!
「週末土日のいずれか一日だけ」
飲むんじゃなかったのかよ!

まあまあ、
かたいこと言いなさんな。

来週末は更新できないので、
今日も来週末の分をいただくということで、
どうかご理解くださいな。
来週末は外で飲むくせに。


昨日に続き、今日も南部美人をいただきます。
これまでに、以下のものをいただいております。
【お酒】730.南部美人 上撰 カップ
【お酒】1437.南部美人 上撰 お燗瓶
【お酒】2175.南部美人 吟醸 缶カップ

今日いただくのは、
特別純米の缶カップ。
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特別純米には香りを特徴とするものもありましたので、
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、
少し黄色がかっておりました。
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上立ち香はないですね。
含むとフルーティーな風味をかすかに感じます。

うまみは濃いめ。
米のうまみとともに、酒臭さ(ほめ言葉です)が舌の上に乗っかります。
苦みもあって、強くはないものの鋭さを少し感じます。
キレはまあまあかな。

酸味はややひかえめ。
すっぱさは感じません。
でも、酸味自体に深みを少し感じます。

甘味はややはっきり。
前に出てこないものの、幅のある甘味を感じます。


濃醇ちょい苦ちょい深旨やや甘口のおいしいお酒でした。

うまみがしっかりしていて飲みごたえを感じます。
キレはそれほどでもないものの、しつこさを感じませんでした。
吟醸とは異なりやや甘口でしたが、べとついた感じはゼロでした。
ちょい苦でしたが、突出することなくバランスよくまとまっているようでした。

吟醸はスッキリとしたキレのよさが、
特別純米はしっかりしたうまみが、
それぞれ特徴ではないでしょうか?




その南部美人特別純米缶カップに合わせた今日のエサはこちら。

豆腐を食べたかったので、
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炒め煮にしてみました。
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ごちそうさまでした。
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☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

黒猫のダンナは、
草の上でひなたぼっこ中でした。
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猫の舌はザラザラ。
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(友情出演)

【お酒】2175.南部美人 吟醸 缶カップ [03.岩手県の酒]

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製造者 株式会社南部美人+B
岩手県二戸市福岡字上町13

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 60%
アルコール分 15度
内容量 180ml




ああ、そうだよ!
意志が弱いんだよ、オイラは!

断酒したときは、
一年間は我慢するつもりだったよ。

でも半年たって、
もうこれ以上我慢できないんだよ!

どうでもいいさ、いや、どうにでもなれだ!
たとえ死んだとしても、本望だぜ!

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(友情出演)





ということで、
選んだのは、“南部美人”。
これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】730.南部美人 上撰 カップ
【お酒】1437.南部美人 上撰 お燗瓶

今日いただくのは、アル添吟醸缶カップ。
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製造年月がちと古いのが気になるところ。
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というのも、このお酒は、
去年の9月に岩手県で酒集めをした際の残り。
ほとんどのお酒は廃棄してしまいましたが、アルミ缶は保存しても問題ないだろうと思い、とっておいたのでした。
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吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすか。
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上立ち香はないですね。
でも、含むとかすかにフルーティーさを感じます。
アルコール香がややはっきりです。

うまみはやや濃いめ。
米のうまみに厚みを感じます。
苦みとピリとを、ごくかすかに感じるかな。
でもキレがとてもよく、すっと引きます。

酸味はややひかえめ。
すっぱさはほとんど感じません。
でも、酸味自体の深みをちょっとだけ感じます。
それに、ちょいスーかな。

甘味はややひかえめ。
存在はわかるものの、かなり弱め。


しっかりしているもののすっとキレる、やや濃醇でスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。

米のうまみが味わいの芯になっていて、苦みや酸味、甘味が弱めかつバランスよく効いておりました。
スーもちょっとあって、キレがよく、アル添酒らしい味わいは私の望むところでした。

ああ!
うまいね!!
酒はやっぱりおいしいわ!!!




その南部美人吟醸缶カップに合わせた今日のエサはこちら。

残り物を引っ張り出して、
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切って、
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炒めて、
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卵3個で、
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オムレツ。
焦げ目をつけないように弱火で攻めましたが、ちょっとゆるかった。
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ごちそうさまでした。
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

今日は暑かったせいか、
黒猫のダンナは、
車の陰から出て来やしない。
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それでも遊んでくださるのが、
ダンナの懐の深さなのでした。
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(友情出演)

今年の桜は、
この週末が見納めだな。
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【お酒】1840.菊の司 純米酒 吟ぎんが仕込 カップ [03.岩手県の酒]

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製造者 菊の司酒造株式会社
岩手県盛岡市紺屋町4番20号

アルコール分15度
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合60%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




盛岡市の中心地に蔵を構える菊の司酒造さん。
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そのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
90.菊の司 粋然 カップ
378.七福神 粋然 カップ
405.七福神 純米酒 カップ
1023.七福神 大吟醸 てづくり 300ml

今日いただくこのお酒は、“吟ぎんが”なる酒造好適米を使用した純米酒なんだってさ。
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吟ぎんがは、「岩手県立農業試験場県南分場(現在の岩手県農業研究センター農産部銘柄米開発研究室)において1991年「山形酒49号(後の出羽燦々)」を母とし,「秋田酒49号」を父として人工交配をした雑種後代から選抜された品種で,1999年岩手県において奨励品種として採用された。」(※1)という酒造好適米でした。
母(出羽燦々)は花(めしべ)のことで、それに父(秋田酒49号)の花粉を受粉させて育成したということでしょうね。

岩手県では、他の東北各県と同様に酒造好適米として“美山錦”を奨励品種にしていたのだそうです。
しかし美山錦は「岩手県の栽培条件では心白発現率が悪く,収量も不安定」(※2)であって、また「県内酒造業界からも県産のオリジナル品種の開発が強く要請されていた。」(※1)そうです。

その要請を受けて育成された吟ぎんがは、「美山錦よりも千粒重が大きく,心白の発現率もより良い。中性の晩で耐冷性が強い。」(※2)のだとか。


では、その吟ぎんがは、酒造りに向いているのでしょうか?
これについては、以下のような記述がありました。

「吟ぎんが」は,70%精米の吸水が「美山錦」よりも早く,蒸米吸水率も高い(表5)。また,粗タンパク質含量,精米時の無効精米率+砕米率の値も「美山錦」より低く(表5),醸造特性は「美山錦」にやや優る。」(※3)
タンパク質が少なければ雑味が出にくく、無効精米率+砕米率が低ければ歩留まりがよいということでしょうか?

肝腎の味については、以下の記述がありました。
「吟ぎんが」を原料に使った清酒は、全国の清酒に比べて味が濃いという共通した特徴があること、アル添吟醸酒は、純米吟醸酒よりも味が軽快であることを味覚センサで表すことができた。また、「吟ぎんが」使用酒の酒質の差は、旨さ、甘さ、軽快さに対応する3つのセンサを用いることによりグラフ上に表すことができた。今回、有効性が確認された「軽快さ」、「味の濃さ」、「旨さ」、「甘さ」に反応するセンサを使って、「吟ぎんが」を原料とする清酒の特徴を消費者に示し、商品のピーアールに役立てたい。」(※4)
要するに、吟ぎんがを使ったお酒は、味が濃くてうまみや甘さがしっかりしているものの、アル添だと軽快さが際立つということでしょうか?


一方で、今日いただくこのお酒はアル添なしの純米酒です。
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ということは、アル添時の特徴である軽快さはともかく、“味の濃さ”、“旨さ”、“甘さ”を特徴とするお酒に仕上がっているということでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。

純米酒ですのでいつもならばぬる燗でいただくとことですが、蔵元さんの販売サイトでは冷やして飲むことを勧めていらっしゃいましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色はほんのり金色で、透き通ってはいないみたいでした。
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上立ち香はないですね。
一口含むと、フレッシュな風味が口の中に広がります。

うまみはやや濃いめでしょう。
熟成感があって、枯れておりますが穏やかで角がありません。
米のうまみも両立していて、厚みを少し感じます。
苦みはかすかに感じます。
キレはよく、スッと引いて行きますよ。

酸味ははっきりです。
すっぱさが少し強めで鋭さもあるものの、荒さは感じません。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめでしょう。
かなり弱めですが、その存在とともに幅があることがわかります。


やや濃醇で爽快枯れすっぱスッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
熟成感と米のうまみとが両立しているのみならず、フレッシュな風味もいい感じにこれらと相俟っておりました。
その味わいを、酸味とわずかな苦みとが引き締めているようでした。
それでいてキレがよく、しかも辛口でキリッと引き締まっておりました。
ただ、辛口でも甘みはけっしてゼロではなく、わずかながらに存在してコクを添えているように感じました。

これはうまいね。
味の要素が見事なほどにバランスよくまとまっているように感じました。
吟ぎんがで造られたこの純米酒は、たしかに“味の濃さ”、“旨さ”、“甘さ”がそれぞれ強弱はあったもののうまく現れた味わいに仕上がっているように思いましたとさ。





★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

今朝からずっと、私の頭の中は“にら玉”に占領され続けていたのでした。
いつもは酒のことばかり考えているくせに。
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おいしゅうございました。
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(※1)小田中浩哉・扇良明・高橋亨・中野央子・佐藤喬・高橋正樹・照井儀明・神山芳典・櫻井廣『水稲新品種「吟ぎんが」の特性』p.7(東北農業研究 第52号 p7-8 1999.12 東北農業試験研究協議会)
(※2)副島顕子『酒米ハンドブック 改訂版』p.26(2017.7 文一総合出版)
(※3)(※1)p.8
(※4)中山繁喜・櫻井廣『「吟ぎんが」吟醸酒の酒質測定』p.161(岩手県工業技術センター研究報告 第9号 2002.8 岩手県工業技術センター)

【お酒】1839.浜千鳥 本醸造 カップ [03.岩手県の酒]

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製造者 株式会社浜千鳥
岩手県釜石市小川町3-8-7

原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 60%
アルコール分 15度
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




浜千鳥さんのお酒は、このブログの草創期に普通酒の38.浜千鳥 上撰 カップをいただいております。

およそ7年ぶりの浜千鳥は、本醸造のカップ酒でした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し茶色がかっていて、透き通っておりました。
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うまみはやや淡めでしょう。
最初に熟成感が来て、枯れていて荒さも少し感じます。
米のうまみと酒臭さとはかすかに感じる程度です。
苦みがあって、弱めですが鋭いことがわかります。
キレはよく、透明感がありますね。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
スースー感はすこしはっきりですが、ピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめでしょうか。
かなり弱めですが、その存在はわかります。


やや淡麗で枯ちょい苦ちょいスーやや辛口のお酒でした。
味わいに荒さを少し感じるものの、キレがよくて後味はスッキリしておりました。

きっとこの枯れ具合やスースー感が、魚の脂や臭みをサッと流してくれるのでしょうね。

【お酒】1830.南部關(なんぶぜき) 特別純米酒 300ml [03.岩手県の酒]

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合資会社川村酒造店
岩手県花巻市石鳥谷町好地12-132

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合 60%
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




川村酒造店さんのお酒は、かつて662.酉与右衛門(よえもん) 純米酒をいただいております。

今日いただくこのお酒は、“南部關(南部関:なんぶせき)”という手印の特別純米酒でした。
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特別純米酒には香りを特徴とするものもございましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。
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上立ち香はないですね。
含んでもわかりません。

うまみはやや淡めです。
米のうまみは存在はわかるものの、厚みがなくて弱めです。
酒臭さもあるみたいですが、これも幅がありません。
苦みも弱めです。
キレはとてもよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさに鋭さがあることはわかりますが、かなり弱めです。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


やや淡麗でちょい薄辛口のお酒でした。
うまみや酸味の存在はわかるものの、かなり弱めでした。
というか、味の要素はひととおり揃っているものの、全体的に薄い感じがしました。



ここで、燗にしてみましたよ。
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酸味が出てきましたね。
すっぱさの鋭さだけではなくて、酸味自体の深みも少し感じますよ。
それに酒臭さ(ほめ言葉です)や米のうまみに幅を少し感じるようになりました。
熟成感も弱めながらにわかるようになって、角がなくて穏やかです。
甘みも弱めではあるもののわかります。
それでいて、キレのよさは維持されております。


燗にすると、ちょい深ちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒になりました。
燗のほうが、味の要素の一つひとつをはっきりととらえることができるみたいでした。
それ故に、濃くはないものの、冷やしたときのような薄さは感じませんでした。
しかもキレのよさはそのままで、後味はスッキリしておりました。

これはまちがいなく燗のほうがおいしいでしょうよ!
しかも冷めると薄さが出てきたので、熱いうちにいただくべきだと思いました。
燗だと食事と合う、おいしいお酒でした。




その燗がうまい南部關に合わせた今日のエサはこちら。


うざくならぬ、うなぎをさんま蒲焼缶で代用したさんまざく。
今日は蛇腹切りが些か雑でした。
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週末恒例の、冷蔵庫の残り物の煮物。
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そして、買ってきた成田山の奈良漬。
これはおいしかった!
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ごちそうさまでした。
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黒猫のダンナには、今日もいっぱい遊んでいただけましたとさ。
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(友情出演)

【お酒】1828.堀の井 カップ(2回目) [03.岩手県の酒]

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高橋酒造場 高橋良司
岩手県紫波郡紫波町片寄字堀米36

アルコール分/15度
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
内容量 180ml
(以上、フタに貼られたラベルより転記)




今日は、およそ4年半ぶりに堀の井カップをいただきます。

でも、この堀の井カップは、前回とは別カウントとさせていただきます。
なぜならば、このお酒の蔵元さんは個人事業主(自然人商人)のようですが、前回いただいた際とはご当主の名前が変わっていたからです。
代替わりなさったのかな?
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品質表示に変更があれば新規のお酒として扱うのがこのブログの公式(?)ルールですので、別カウントとさせていただきました。

なお、高橋酒造場さんのお酒は、このほかに1802.堀の井 本醸造 生貯蔵酒 300mlをいただいております。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し茶色がかっていて、透き通っておりました。
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燗をつけると、アルコールの香りがわずかに立ってまいりました。

うまみはやや淡めです。
最初に熟成感が来て、荒さをちょっと感じます。
米のうまみは弱めですがわかります。
熟成感に由来すると思われる苦みがありますが、弱めです。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さがわかります。
スースー感は少しはっきりです。
ピリピリ感はありません。

甘みは、これもややはっきりです。
幅は感じず、べとつきもないものの、よくわかります。


やや淡麗でちょい枯れちょいスースッキリやや甘口のおいしいお酒でした。
枯れていて、荒さも感じるものの、しつこくはありませんでした。
甘みがいい感じにそれを和らげていたのかもしれません。
それでいてけっしてペラペラではなく、米のうまみを弱めながらに感じました。
香りと透明感、それにちょいスーであったことから察するにアル添多めなのかもしれませんが、それ故かキレがよくてスッキリしておりました。

これは食中酒、しかも燗にしてこそのお酒でしょう。
やや荒めの熟成感とスースー感とがあったことから好みの分かれるところでしょうけれど、MeとしてはWelcome でした(ちょっとルーっぽかったかな?)。

【お酒】1814.廣喜 純米酒 カップ(わんこきょうだい) [03.岩手県の酒]

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廣田酒造店 廣田英俊
岩手県紫波郡紫波町宮手字泉屋敷2-4

原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合/70%
アルコール分/14度
内容量 180ml
(以上、フタに貼られたラベルより転記)




廣田酒造店さんのお酒は、かつて普通酒の廣喜 カップをいただいております。

今日いただくこのお酒は、純米酒のカップ酒でした。
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“わんこきょうだい”。
どうやら岩手県公認のゆるキャラのようですね。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は深めの茶色でしたが、透き通っておりました。
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燗をつけると、枯れたような香りがほんのりと立ちました。

うまみは濃いめです。
熟成感が満載で、かなり枯れております。
米のうまみと酒臭さとは、かすかに感じる程度です。
苦みがあって、少し強めで鋭さを感じます。
キレはよいですね。

酸味はひかえめ。
すっぱさはほとんど感じません。
スースー感は少しはっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめでしょう。
弱めですが、幅を少し感じます。


濃醇枯ちょい苦ちょいスーやや辛口のお酒でした。
かなりの枯れ具合で、苦みもあって、味に角を少し感じました。
それでもちょいスー≒キレのよさが効いていて、飲みにくさを和らげてくれているようでした。
ただ、うまみに厚みが少ないかな。







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やっと届いたぜ!
マスクはまだですけれど。
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薄く広くばらまくよりも、本当に必要としている人に迅速かつ手厚く分配したほうが役に立つと、あたしゃそう思うんだけれどな。

あたしゃこのお金、しばらくの間は使わずにとっておこうと思いますよ。
だって、どうせ来年あたりには、「おまえらあの時10万円もらったんだから、この程度の増税は我慢しろ!」って言われる日が必ず来るわけですから。

私にとっては、コロナ禍での収入減はいまのところありませんが、増税による可処分所得の減少は確実にやってくるわけですからね。
そのときに、生活の足しにしようと思っております。
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