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【お酒】1611.歩々清風 300ml [06.山形県の酒]

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合資会社杉勇蕨岡酒造場
山形県飽海郡遊佐町上蕨岡字御備田47の1

アルコール分 15度以上16度未満
原材料名 米・米麹・醸造アルコール
精米歩合 65%
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




日本海と秋田県とに面する山形県最北の町、遊佐町。
そこに蔵を置く杉勇蕨岡酒造場さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
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杉勇 カップ(普通酒)(二回目はこちら
杉勇(すぎいさみ) 純米酒 出羽の里 300ml
杉勇(すぎいさみ) 本醸造 出羽きらり 300ml
杉勇(すぎいさみ) 300ml(普通酒)
遊佐来(ゆざこい) 純米 300ml


このお酒は、山形県遊佐町にある道の駅鳥海にて入手しました。
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ラベルには“歩々清風”と書かれておりました。
しかもこれは、“金子智一(かねこともかず)”なる人物の自筆なのだとか。
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どうやら山形県遊佐町には金子智一氏の記念碑があるそうですが、察するにこのラベルの文字はその記念碑に刻まれているものと同一のものみたいですね。

この“歩々清風”の意味を解説した記述にあたることはできませんでした。
しかし、
 そして、二〇〇二年十二月二十四日、十五時一分、金子智一は逝きました。享年、八十八歳。
 戒名は「亜州院智行悠歩清風大居士」。
 智一は生前、ウォーキング運動の同志である比叡山延暦寺大僧正小林隆彰に、自分が死んだらこれを参考にして戒名を作ってくれと原案を渡していたのでした。小林は「大」の一字を付け加えただけでした。」(※1)
とあるとおり、どうやらこれは禅の言葉で、金子氏は普段からこの言葉を好んで使用していたのではないかと、私は推測いたします。


では、その金子智一なる御仁はいかなる人物か?

1914(大正3)年に遊佐町で生まれた金子氏は、その青年期に、同じく山形県出身の石原莞爾(軍人:満州事変の首謀者)の東亜連盟思想(“アジア人は協力して欧米の侵略に対抗すべし”とする考え方)に感銘を受けたそうです。
その後出版社に入社して『陸軍画報』の編集に携わったことを契機とし、陸軍宣伝班(占領地の人々に日本の考えを伝え、かつ戦況を日本へ報告する部隊)の一員としてジャワ島(インドネシア)へ派遣されたそうです。
その際、オランダの愚民政策で服従させられていたインドネシアの人々を教化して自力で独立させるべく奔走し、その活動を通じてスカルノ(のちの大統領:デヴィ夫人の旦那)やハッタ(のちの副大統領:ジャネット八田とは無関係)と親密になっていったそうです。

金子氏の活動は敗戦と同時に頓挫するのですが、その後スカルノやハッタがオランダとの独立戦争に勝利して政権を取ったことにより、金子氏の願いは実現したのでした。

そして金子氏が戦前にインドネシアで流した汗は、戦後の日本とインドネシアとの友好関係に大きく影響を与えたのだそうです。
このことは、
 そして同じく一九八八年九月十四日、スハルト大統領よりインドネシアの最高功労勲章「ナラリア勲章」を授与されました。この勲章はインドネシアの独立と復興、発展に寄与した人に贈られる最高の栄誉です。金子智一は、インドネシアの独立に寄与したことは無論のことですが、下中弥三郎とともに取り組んだ戦後賠償や留学生の受け入れ、スハルト政権と福田総理の橋渡し役、またジョグジャカルタ郊外にある世界最大の仏教遺跡ボロブドール修復のための募金活動(世界最高の二百三十万ドルも集めました)などにも地道な貢献をしておりましたので、それらを総合的に評価されたものでした。」(※2)
という文献の記述からも推察し得ます。

また戦後、金子氏は出版社に勤務したのち、日本ユースホステル協会や日本ウォーキング協会を立ち上げ、その発展に尽力したそうです。


要するに金子智一氏は遊佐町にとって郷土の偉人であり、このお酒はその記念碑の文字をラベルにいただいたということでしょうね。

ですがこのお酒には特定名称の表示がなく、どうやら普通酒のようでした。
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普通酒でもおいしければよいのです。
“歩々清風”の名の如く、一杯ごとに清々しい風をもたらしてくれるような味わいなのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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ありゃ!
こちらひさびさの、かなりのピリピリですぞ!
やや強めで、鋭さをはっきりと感じるピリピリです。
すっぱさはほとんど感じません。
スースーもわからないくらいです。

うまみはやや淡めです。
米のうまみが広がらず、舌の上をピンと突く感じがします。
軽い苦みが少しだけあるみたいです。
キレはよくスッと引きますが、透明感はないみたいです。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じません。


やや淡麗でピリ旨辛口のお酒でした。
けっこうなピリで、目が覚めるようでした。
かつ辛口でドライな口当たりでした。
それでもうまみがキリッと効いており、飲み応えを感じました。

これはね、完全に食中酒でしょうよ。
一口含むごとに食べ物の臭みや脂っぽさをサッと流してくれて、口の中が清々しくなりましたよ。
そういう意味で、たしかに歩々清風ならぬ、まさに“盃々清風”なお酒でした。

でもさ、生前の金子さんって、こんなにピリピリした性格だったのかな?


このお酒に合わせたのはこちら。

和風ポテトサラダ。
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カーリーケールのごま味噌和え。
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そして、じゃこ天。
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ごちそうさまでした。
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(※1)佐藤嘉尚『歩々清風 金子智一伝』p.235(2003.11 平凡社)
(※1)(※1)p.214
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【お酒】1604.遊佐来(ゆざこい) 純米 300ml [06.山形県の酒]

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合資会社杉勇蕨岡酒造場
山形県飽海郡遊佐町上蕨岡字御備田47の1

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合60%
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




杉勇蕨岡酒造場さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
杉勇 カップ(普通酒)(二回目はこちら
杉勇(すぎいさみ) 純米酒 出羽の里 300ml
杉勇(すぎいさみ) 本醸造 出羽きらり 300ml
杉勇(すぎいさみ) 300ml(普通酒)

今日いただくこのお酒は、“遊佐来(ゆざこい)”と銘打たれた純米酒でした。
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あたしゃこのお酒を道の駅鳥海にて入手しましたが、どうやらこのお酒は某生協(非共産系のほう)の企画商品みたいですね。


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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これはすっぱいね!
最初に酸味が来ますよ。
すっぱさが強めで、鋭さを感じます。
それになかなかのピリですね。

うまみはやや濃いめかな。
米のうまみらしきものが来て、酒臭さは少しだけ。
苦みや雑味はなく、キレはよいですね。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


やや濃醇ですっぱピリ旨辛口のお酒でした。
これかなりすっぱくて、かなりピリだぜ。
でもこれはきっと、日本海で採れた海産物と合うのでしょう。
おそらく吹浦の港で水揚げされた岩ガキとはバッチリだと思いますよ。


そんなお酒に私が合わせたのはこちら。

にんじんとパセリのサラダ。
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衣笠丼の上だけ。
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野菜や油揚げじゃ、到底太刀打ちできないお酒でございましたとさ。
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【お酒】1566.銀嶺月山 しぼりたて生原酒 槽前酒 300ml [06.山形県の酒]

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月山酒造株式会社
山形県寒河江市大字谷沢769-1

要冷蔵
アルコール分 19度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合65%
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




月山酒造さんのお酒は、これまでに銀嶺月山 ガッサンカップと、銀嶺月山 本醸造 生貯蔵酒 300ml、そして銀嶺月山 お燗瓶 180mlをいただいております。

今日いただくこのお酒はしぼりたての生原酒でしたが、特定名称は表示されておりませんでしたので普通酒扱いなのでしょう。
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必ず冷やのまま飲めと書いてありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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生酒のフレッシュさがはっきりしていますね。
上等な接着剤のような香りもかすかに感じます。
上等な接着剤ってどんなのだよ!

うまみは、やや濃いめかな?
意外にも酒臭さ(ほめ言葉です)が先に来て、米のうまみが後から漂ってくるみたいです。
苦みもちょっとだけあって、重くもなく鋭くもないものの、ちょっとしつこいかも。
キレはそれほどでもないみたいです。

酸味ははっきりしています。
すっぱさはよくわかるものの、鋭さはそれほどでもないみたいです。
ただ、かすかにピリッとくるみたいです。
スースーはないですね。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはありませんが、厚みを感じる甘みです。


やや濃醇でちょい苦すっぱやや甘口のお酒でした。
生酒の風味が豊かでしたが、活性感はありませんでした。
苦みがあり、酸味があり、甘みがあって、それぞれが突出してはいないものの、なんとなくバラバラでまとまりがないように感じました。
生原酒であることから、若さ故に落ち着いていないのかもしれません。
オマエなんか若くないのにいつまでたっても落ち着かないじゃないか。



今日は、昨日の残り物と、
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これも冷蔵庫の残り物で作った炒飯で一杯やりましたとさ。
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【お酒】1530.最上川 上撰 300ml [06.山形県の酒]

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株式会社小屋酒造
山形県最上郡大蔵村清水2591

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




あーあ、
昨日の記事で「今日は出かける」って書いたものだから、案の定、朝から雨が降りやがった。
だから今日は早起きをしたものの、雨が降っていることを確認してまた寝ましたよ。

どうせ座席指定も宿泊予約もしていませんからね、偶然にも晴れた日を見つけて出かけてやるぜ。
雨を降らせて嫌がらせをしようしても、そううまくはいかねぇんだよ!


いかんいかん。
お酒の話に変えましょう。

小屋酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
227.精撰 最上川 300ml
276.花羽陽 カップ
744.最上川 カップ
1436.花羽陽 吟醸酒 300ml
1491.肘折温泉 カップ
1494.花羽陽 ひじおりの灯 カップ
1510.肘折温泉 カップ

今日いただくこのお酒は、上撰の小印が付された普通酒でした。
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“最上川”は、もともとは小屋酒造さんの手印ではなかったみたいでした。
(小屋酒造さんの手印は“花羽陽”)
手元にあった文献によれば、“最上川”はもともとは“新庄酒造合資会社(新庄市十日町大字高壇)”という蔵元さんが用いていたそうです(武田好吉『山形の酒』“附録 山形県優良銘酒案内”(1956.1 三省堂出版部))。
またネット上の情報によれば、この新庄酒造さんはのちに最上川酒造と名乗るようになり、それが廃業して最上川の手印を小屋酒造さんが引き取ったのだとか。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、透明でした。
そういえば、これまでにいただいた小屋酒造さんのお酒ってのは、どれも透明でしたよ。
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うまみは淡めです。
やわらかさがわずかにあって、酒臭さ(←ほめ言葉です)もかすかに感じます。
苦みや雑味は感じませんが、冷めると苦みがわずかに出てくるみたいです。
キレはよく、透明感をわずかに感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさが弱めながらにあって、酸味の深みをごくかすかに感じます。
スースー感も少しありますね。
またかすかにピリッと感じますが、気にはなりません。

甘みはややはっきりかな。
べとつかないさらっとした甘みをほんのりと感じる程度です。


穏やかで軽めな、淡麗やや甘口のお酒でした。
淡めで、しかも雑味がないので飲みやすいと思います。
ただ、冷めるにつれて苦みが少しでるみたいでした。
酸味も適度に効いていてよいのではないでしょうか。

口当たりの軽さとかすかに透明感があったことから推察するに、おそらくアル添多めなのでしょう。
まあそれでも、アル添酒が好きな私としては嫌味なくいただくことができました。

最上川は、精選よりも上撰のほうがきれいでいけるみたいでした。
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【お酒】1516.出羽桜 特別純米酒 一耕(いっこう) 300ml [06.山形県の酒]

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出羽桜酒造株式会社
山形県天童市一日町一丁目4番6号

アルコール分 15度
精米歩合 55%
原材料名 米・米麹
国産米100%使用
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




出羽桜酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
出羽桜 桜花吟醸酒 本生 300ml
出羽桜 花宝 カップ
出羽桜 純米吟醸 深緑ラベル 300ml
出羽桜 花宝 300ml
純米吟醸酒 稲露(いなつゆ) 300ml
出羽桜 お燗瓶 180ml

これは私の感想ですが、出羽桜酒造さんって、世に送り出しているお酒の種類が豊富であるのみならず、その一つ一つに少量瓶(300ml瓶)を設定してくださっているように思います。
これは少量瓶を収集対象としているワタクシといたしましては、ありがたいかぎりでございますよ。

今日いただくこのお酒は、“一耕(いっこう)”と銘打たれた特別純米酒なんだってさ。
どんだけ~!(←一応触れておきました)
背負い投げ~!(←これも)
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特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたし、ラベルには楽しみ方のいの一番に“冷やして”とありましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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お酒の色は、ごくかすかに着いていることがわかる程度でした。
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香りありますね。
フルーティーさはあるものの、弱めです。
それよりも、お酒の甘い香りがフワッと漂ってまいります。

うまみはやや濃いめかな。
重さのある酒臭さ(←ほめ言葉です)がズシリと来たあとで、厚めの米のうまみが追随してくるようです。
吟醸酒でよくありがちな苦みが少しあって、強くはないもののこれも重さを感じます。
他に雑味はなく、純米ですがキレはよいみたいです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はなく、スースー感もないみたいです。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはまったくなくてさらっとしているものの、甘みに幅を感じます。


しっかりしているもののまろやかな、やや濃醇でちょい苦旨やや甘口のおいしいお酒でした。
ズシリと来る酒臭さと幅のある米のうまみとで、うまみ自体に幅を感じました。
それでいてそこはさすが特別純米酒。安酒でありがちなクセや角はまったくありませんでした。
飲みやすくはないものの、これはなかなかいけるのではないでしょうか。



ここで、燗にしてみましたよ。
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おお、これはええじゃないか!
ええじゃないかBじゃないかCじゃないか!(←井之頭五郎さん(孤独のグルメ)より)

酒臭い香り(←あくまでもほめ言葉です)がフワッと立って、フルーティーさが負けていますぞ。
それに酸味が出てきましたよ。
それが弱めながらもシャープで、かつ深みを感じる酸味です。

また、キレがより一層よくなってまいりましたよ
ただそれとともにスースー感が出て、しかもちょっとだけピリッとくるようです。


燗だとまろやかでキレのよい、旨口のおいしいお酒になりました。
燗にしたほうが、酸味やキレのよさが働くようですね。
そのためか、重さや濃さが引いて軽くなったようでした。
でもかえって、それで味わいがうまくまとまってくれたように感じました。


どちらもまろやかながらも、冷やすとズッシリで、燗だとまとまるおいしいお酒でした。
これはどちらもおいしいでしょうよ。
食べ物に合わせて冷/燗を切り替えれば、きっと面白くいただけるのではないでしょうか。

ああ、また山形へ行きたくなってきたなぁ。
はやく春が来ないかなぁ。
春が来るまで、まともに生きていられるかなぁ。
まともに生きたためしがないくせに。
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【お酒】1513.手造り大吟醸 古酒屋のひとりよがり 180ml [06.山形県の酒]

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冨士酒造株式会社
山形県鶴岡市大山三丁目32-48

要冷蔵
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
山田錦全量使用
アルコール分 16度以上17度未満
精米歩合 40%
内容量 180ml詰
(以上)




江戸時代中期より東北随一の銘醸地として発展した大山(山形県鶴岡市)。
大山で造られたお酒は新潟や松前をはじめとして各地へ広く出荷されていたのみならず、秋田など他所の蔵へ杜氏を派遣していたほどでしたから、その醸造技術の高さたるや東北のどの醸造地をも凌駕していたことでしょう。
このことについてはこちらで触れておりますので、適宜ご参照下さい。

今日においては大山で酒を造る蔵元さんは四軒に減少してしまいましたが、そのうちの一軒が今日いただく冨士酒造さんです。
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そんな冨士酒造さんのお酒はこれまでに栄光冨士の精撰カップ(普通酒)と、同じく普通酒の精撰 栄光冨士 お燗瓶とをいただいております。
今日いただくこのお酒は、山田錦を全量使用した大吟醸なのだとか。
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“要冷蔵”と表示されておりますね。
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しかしどうやら生酒ではなくて、品質保持のために要冷蔵を推奨しているみたいでした。
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たった一合詰めで1,080円もするお酒ですからね、慎重にいただいてみたいと思いますよ。
いつもはいいかげんに飲んでいるのかよ。
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大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすかに着いていることがわかる程度でした。
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ああ!
これ、すごいわ!

盃に注いだだけで、上立ち香がフワッと漂ってまいりましたよ。
フルーティーな香りがとても豊かです。
また口に含むと、フルーティーさとともに上等な接着剤のような香りが広がって、のどを通ったあともしっかりと残っておりますよ。
上等な接着剤ってどんなのだよ。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみがパッと広がって、厚みはないものの幅を感じます。
苦みや雑味はなく、キレがよいですね。

酸味はややはっきりかな。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを少し感じます。
それに、かすかにピリッとくるみたいです。

甘みはややひかえめです。
べとつかない甘みを少し感じる程度です。


芳香旨やや辛口のお酒でした。
これはこちらひさびさの“香りプンプン”のお酒でしたよ。
いつものように食事と一緒にいただいたのですが、それでも飲み終わったあともしっかりと口の中で残っておりました。

でもけっして香りだけではなくて、うまみもしっかりしておりました。
それに苦みや雑味がなくてきれいな味わいでしたよ。
それが大吟醸たる所以でしょうか。

ただね、このお酒を食事と合わせることはいささか難しいのではないでしょうか。
これはあくまでも私の感想ですが、この香りが気になってしまって、食事の味が負けてしまっておりましたよ。
どうせろくなものを食べていないんだからいいじゃないか。

そういえば、かつて中条きよしと付き合っていた頃の安西マリアって、こんな感じだったのかな。
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【お酒】1512.あら玉 純米吟醸 山形県産つや姫100%使用 300ml [06.山形県の酒]

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和田酒造合資会社
山形県西村山郡河北町谷地高17

原材料/米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合/55%
アルコール分/15度
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




山形県は河北町の中心地である谷地に蔵を置く和田酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
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あら玉 銀山温泉 300ml(普通酒)
あら玉 乾杯カップ(普通酒)≪2回目はこちら
あら玉 上撰 本醸造 300ml
あら玉 からくち本醸造 180ml
あら玉 純米吟醸 出羽燦々 300ml
あら玉 純米吟醸 カップ

今日いただくこのお酒は、食べておいしい山形のお米“つや姫”を100%使用した純米吟醸でした。
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このお酒って、“ワイングラスでおいしい日本酒アワード2018”の金賞なんだってさ。
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だったら今日は、慣れないワイングラスでいただいてみましょうかね。
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吟醸香はありますね。
フルーティーな含み香を感じますが、しつこくはなくて穏やかです。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみが厚みはないものの、ふんわりと広がります。
苦みは、最初はなかったものの、だんだんと軽めながらに出てくるみたいです。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめかな。
すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さを感じます。
また、ごくわずかにピリがあるみたいです。

甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとしているものの、甘みに厚みを感じます。


バランスがよい、旨やや甘口のおいしいお酒でした。
香りが穏やかで、食事と合わせるにはちょうどよい感じでした。
米のうまみが厚みはないものの、ふんわりと効いておりましたよ。
酸味が少しあって引き締めており、ピリすらいい感じでした。
甘みはコクを添えるにうまく働いており、しかも味わいをまろやかにまとめてくれているようでした。

とてもバランスがよい味わいでしたよ。
それこそが、吟味して製造された“吟醸”たる所以なのでしょう!



山形のお酒ですからね、ぜひとも山形の食べ物とあわせたいところです。
特に用意はしていなかったのですが、家にあったものでも山形の食べ物を作れることに気づいたのでした。
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作ったのは、納豆餅ですよ。
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納豆餅ってのは、きめが細かくてやわらかいつき立てのお餅で食べるとおいしいのです。
そこでそれを再現すべく、切り餅を水に浸したまま電子レンジにかけてみたのですが、つき立てのお餅のきめの細かさに近づけることはかないませんでした。
まあでも、これはこれでおいしいね。
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その納豆餅が、このあら玉とよくあいましたとさ。
それにオイラは、ワイングラスよりもやっぱりこっちのほうがいいや。
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【お酒】1510.肘折温泉 カップ [06.山形県の酒]

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株式会社小屋酒造
山形県最上郡大蔵村大字清水2591番地

原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




このカップ酒は、花羽陽 ひじおりの灯 カップとともに肘折温泉にあったとある土産物店にて入手した小屋酒造さんのお酒です。
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ひじおりの灯カップもそうでしたが、このカップ酒もこのラベルの他に2種類、別のデザインが施されたラベルのものがございました。
ただね、同じ中身とわかっていて何個も買うのは芸がないと思い、これだけを選んできた次第でした。

ただ、お店の方のお話では、ひじおりの灯カップの中身は上撰クラスのお酒であるのに対して、こちらに詰められているお酒は佳撰クラスなのだとか。
ということは、かつていただいた精選最上川と同じ中身でしょうか?

なお、肘折温泉ではこれらのほかに別のお店で肘折温泉カップを入手していただいておりますが、これも小屋酒造さんのお酒でした。
肘折温泉がある山形県の最上地方にある蔵元さんは小屋酒造さんだけですので、しかたがないことでしょう。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
肘折温泉カップとほぼ同じのようですね。
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ああ、やっぱり肘折温泉カップ同じだこりゃ。
かなり淡めというか薄めで、苦みが少しあって、すっきりしています。
甘みはひかえめであるものの、存在がよくわかって少しべとついた感じもします。

淡麗ちょい苦スッキリやや辛口のお酒でした。


そういえば、かつてこのブログの草創期に、このカップ酒と同じ中身と思われる精選最上川をいただいた際には“酸味を味わうお酒”とか“濃醇”とか恥ずかしげもなくぬかしておりましたが、これはけっしてそんな味わいではありませんね。
これはむしろ、淡麗というか酸味すら効いていない薄口ですよ。

自己批判の上、猛省したいと思います。
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【お酒】1506.六歌仙 五段仕込 超旨口 純米にごり酒 300ml [06.山形県の酒]

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製造元
株式会社六歌仙
山形県東根市温泉町三丁目17番7号

醸造元
六歌仙酒造協業組合
山形県村山市楯岡新町三丁目1番5号

原材料名 米(国産) 米麹(国産米)
精米歩合70%
アルコール分15度
内容量 300ml詰
(以上、ラベルより転記)




六歌仙さんのお酒は、かつて六歌仙 辛口 300mlと、六歌仙 田舎親父カップ、そして六歌仙 大吟醸 手間暇 180mlをいただいております。
今日いただくこのお酒は、“五段仕込”の純米にごり酒でした。
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五段仕込ということは、かなり甘いのではないでしょうか?

日本のお酒では、「酵母の増殖やもろみの温度管理をやりやすくするための知恵」として(※1)、麹と酛(酵母の培養液)、そして掛米とを4日間かけて3回に分けて仕込んだのちに発酵の過程に移行するという“三段仕込”が広く採用されておりますね。
その一方で、甘口のお酒を造るための技法として、発酵が終了した時点でもち米などをもう一段仕込むことで、高濃度のアルコールの中では酵母が活動できないことからアルコール発酵は起こらないものの、麹に由来する糖化酵素は生きていることから糖化は進んで甘くなるという“四段仕込”が存在するわけですよ。

これらのことを踏まえると、五段仕込ってのは四段仕込の最後の一段に追加してさらにもう一段掛けているということではないかと推測し得るわけですよ。
ということは、五段仕込によれば、でんぷん質が過剰に供給され、それが糖化酵素によって大量の糖へと変えられつつもアルコール発酵されずに残存することで、“激甘”のお酒ができるのではないでしょうか?


まあでもね、お酒の味ってのはいくら理屈で予想しても、実際には予想どおりにはいかないことが多いわけですよ。
これまでの経験でも、そういったことが少なからずございました。
では実際にいただいてみて、味を確認してみたいと思います。

にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。


滓の量は、一割にも満たない程度といったところでしょうか。
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見た目には、とろみを感じませんね。
滓の量からして、うすにごりといったところでしょうか。
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最初に酸味が来ますね。
すっぱさが少し強めで、鋭いね。
それに生酒みたいな発泡感を少し感じますよ。
ピリピリ感はありません。

うまみはやや濃いめといった感じでしょうか。
米のうまみがしっかりしていますが、しつこくはないですね。
滓のざらつきは感じません。
ただ、苦みがあって、弱めながらに鋭いですね。
キレはにごり酒にしてはよいほうではないでしょうか。

甘みはややはっきりしています。
甘みに幅を感じますが、糖類に由来するべとついた甘みではなくて、団子のような米由来と思われるやさしい甘みです。


やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱやや甘口のお酒でした。
予想に反して、激甘ではありませんでした。
でも甘み自体に米の風味を感じる、やさしくて奥ゆかしい甘みでしたよ。
これこそが、五段仕込の成果なのでしょうか?

ただ、活性酒のような発泡感があったり、すっぱさや苦みをちょっと感じたりと、味わいにやや荒々しさを感じましたね。
これは私の感想ですが、この荒々しさがなければ、穏やかで奥ゆかしい甘口のお酒として楽しめたのではないかと思いましたとさ。

(※1)秋山裕一『日本酒』p.70(1994.4 岩波新書)
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【お酒】1500.千代壽 180ml [06.山形県の酒]

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千代寿虎屋株式会社
山形県寒河江市南町二丁目1番16号

アルコール分15度
原材料名 米(山形県産)・米こうじ(山形県産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




千代寿虎屋さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
千代寿 カップ二回目はこちら
千代寿 特別純米酒 カップ
大江錦 本醸造 カップ

今日いただくこのお酒は普通酒のようですから、おそらく千代寿カップと同じ中身でしょう。
7744.JPG


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
やわらかいうまみをふんわりと感じますが、そのふんわりに厚みを感じます。
苦みや雑味はなく、熟成感もありません。
キレはよくてスッと引くものの、透明感はないみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは弱めですが、じっくりと味わうと弱めなりに鋭さがあることがわかります。
またちょっとだけスースー感があるみたいです。
ただ、少しピリッときますね。

甘みはややはっきりしています。
けっしてべとついた感じはしないものの、甘みに厚みを少し感じます。


やわらかいうまみと甘みとをちょいピリが引き締める、旨ちょいピリやや甘口のおいしいお酒でした。
ピリピリ感があるものの、食事と合わせることでそれがうまく働いてくれました。
またこのピリは、冷めると引くようでした。
スースー感が少しだけありましたが、透明感がないことから、アル添量はそれほど多くはないと推察いたしますよ。
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